2012年6月2日(土)〜 12月23日(日)

戻る
2012年12月23日(日)
  今年最後の3連休。マッチャンは忘年会3連荘でアウトと いていたので、中日に単独行となった。9時過ぎに1190号で出撃。2時前に梶賀着。車中で仮眠を取る。朝食のパンを食べていると、船長登場。事務所でK−Bros.・M君たちと談笑後乗船。沖向きの磯は、そこそこ波が高い。最後まで船に残っていると「どこ行く?」と船長。「 "オベラの奥" 行ってみるわ」ということで上礁。

  波気もそこそこで良い感じ。しかし魚は喰ってこない。何をやっても喰わない。弁当船で「替わるか?」と船長が言ってくれたが、「そのうち地合が来るやろ」とことわり、打ち返し続けたが何の反応も無く久々のPB(パーフェクトボウズ)となった。

  この日は、全体に喰いが悪かったようで、"カガリ" "見張り" でポツポツの他は、ほぼ全滅 "オベラの高場" に上がっていたK−Bros.もPBだったそうで、同病で慰めあう。「こんな日もあるさ」と梶賀を後にした。


2012年12月1日(土)
  今年も残すところ早1ヶ月。月日の経つのは早いもんですなー。と昨年も書いたような気がする。12月に入ると水温も下がり、本格的 "グレ" 釣シーズンに突入。ぼちぼち50cmオーバーの釣果も耳に入ってくる。今週もマッチャンと同行。梶賀に向かう。着いてびっくり3連休だった先週より客は倍増。何とか車を停めて事務所へ。S−ダンナ、KI君たちと談笑後、乗船。"カガリ" に一通り下ろした後、マッチャンは "オベラの奥" に上礁。「何処行く?」と船長に聞かれ、あたりを見回すと "オベラの高場" が空いていたので上礁。満潮が8時半ということで、低場は波を被っていて竿出し不可。高場から狙うが魚の気配が無い。横の "三角" には他渡船の客が乗っているが、そちらも動きが無い。早々に見切りをつけて、弁当船での磯替えを決断。竿を畳んで待つこと暫し、弁当船に乗り込む。マッチャンに弁当を渡しがてら「どない?」と聞くと「小さいですわ」とのこと。「"ナカドマル" 空いてるし、行くか?」と船長。うなずき返して、"ナカドマル" に上礁。

  まずは船着から竿を出してみる。撒餌を入れると餌釣がわんさか見え、刺餌が5秒と持たない。遠投を試みたが、何処に投げても同じ。船着を諦めて、"マルイシ" 向かいに移動。フカセ釣をしてみたが例によって "アカジャコ" の猛襲。ズボに切り替える。餌盗りに邪魔されながらも "コッパグレ" が喰ってきてサイズアップに期待。しかし、"アジ" "カワハギ" のお土産がやっとで、盛り上がり無く本日終了。

  この日は水温が下がったためか全体に不調。ま、こんな日もあるわな。


2012年11月24日(土)
  勤労感謝の日を含む3連休。初日に釣行を予定していたが、あいにくの天気。マッチャンからも電話が掛かってきて、「明日(23日)は雨ですね。明後日行かはります?」「そやね」ということで、土曜釣行決定。前日、午後から雨が上がったので、奥様とプチ紅葉狩り。茨木市郊外に穴場を見つけてラッキー。

  深夜、2時にマッチャンを拾って梶賀に向かう。ここ最近、釣果情報に "グレ" の50cmオーバーが釣れ始めたと記されていて、車中はもう釣ったかのような盛り上がり。モリモトで餌を受け取り、賀田の街中に差し掛かったとき、前方に3匹の鹿。スピードを落とし道路を横断し終わったのを待ってアクセルを踏んだとたんに1匹がUターン。急ブレーキで何とか轢かずにすんだが、奴等は何をするかわからない。皆さんもお気をつけて。

  3連休の中日ということで、混んでいると予想をしていたが、駐車場には4台だけ。先着していたS−ダンナに「意外と少ないな」と話しかける。船長が到着して事務所で談笑。「客少ないな」というと「給料前やし、紅葉も見にいかんならんしな。やっぱり景気が悪いんが一番やけどな」少々ぼやきぎみ。

  思ったより波が残っている中出港。"カガリの東" にマッチャンと上礁。表は波が駆け上がり、船着と裏での竿出しとなる。裏を取って竿をセット。"オベラ" 向きに仕掛を投入。数投目に "コッパグレ"。しかしサラシに押されて仕掛けが安定しない。テラスの角に移動し、ズボに切り替える。撒餌が効くまで餌盗りも無し。暫く撒餌を続けていると、いきなりガツン。元気に竿を曲げてくれたのは、"グレ" チャン35cm。ボウズ脱出の1匹に思わず頬擦り。それからは、入喰い状態。残念ながら "グレ" ではなく "コッパアイゴ"。20〜25cmの "アイゴ" が竿を曲げる。中にはスレ掛かりが数匹。よほどの群れが入っているようだ。合間に "ブダイ" "コブダイ" の大型が掛かって、あわてる場面も。バラシも2回あった。他には "オジサン" "カワハギ" "ベラ”。最後に35cmほどの "アイゴ" が竿をまげて本日終了。

  表で釣っていたマッチャンは「"サンノジ" と "カワハギ" だけです。波で釣になりませんわ」と嘆いていた。ダンナは "西" に上がったがやはり釣にならず "ドンビ" に磯替えして小さいながら "グレ" を少々と言う釣果。一人ニコニコしていたのは、"オベラの奥" に上がったF氏。50cmの "ヒラメ" を釣ってご満悦。次週は "オベラの奥" に行ってしまいそうなマッチャンなのでした。


2012年11月10日(土)
  10月半ばころから梶賀では "ヤイトガツオ(標準和名:スマ)" が回遊しているようで、頻繁に釣果の情報が掲載されている。尾鷲方面では、"ホクロ" と呼ばれているそうで、"ソウダガツオ" と良く似ているが別種。腹に黒点があるのが特徴。噂では、"マグロ" に匹敵する美味だとのこと。"ソウダガツオ" は狙って釣れるわけではないが、水温が高い時期には喰ってくる。しかし "ヤイト" となると、確率は極端に下がり、筆者もこれまで釣ったことが無い。マッチャンと同行したこの日も、ひ「まだ、"ヤイト" 釣れてるで」、ま「あれは、美味いっすよ」と言う話題からスタート。マッチャンは喰ったことがあるそうな。このチャンスにぜひとも釣ろうと気合が入る。

  4時半に梶賀着。程なくS−ダンナも姿を見せる。少し立ち話をしたがさすがに寒く、事務所が開くまで車で待機。この日の常連メンバーは、K−弟氏・ニッシー&ナッチャン。10人ほどが乗船した。"カガリ" "オベラの波被り" に降ろし終えて「何処行く?」と船長。実は密かに "波被り" を狙っていたが仕方ない。「"高場"」と指名して上礁。ダンナはその右横 "三角" に降りた。マッチャンは "奥" を希望。軽い仕掛をセットしゆっくり指餌を沈めていく。3投目、竿先を引っ手繰るアタリ。竿を立てるまでに手前に突っ込まれ後手に回る。魚は根掛かりしたように動かない。根に張り付いたようだ。暫く綱引きした後、強引に煽ると動き出しグインとひとのし。竿先が跳ね上がり、重量感が無くなった。「バラシてしもた」と大ショック。チモトできれいに切られており、"尾長" の可能性大。気を取り直して打ち返す。海中に小魚がわんさか見えるが、時折、ピョンピョン跳ね回り、後ろからフィッシュイーターがバシャバシャ追い回すという光景が繰り返される。ボーっと見ていると竿引きのアタリ。左右に走り回る青物の引き。"ヤイト" への期待が高まる。徐々にスピードが落ち、寄ってくる。タモに納まった魚体の腹を確認すると。「あった」黒点がポツポツ。本日のミッション完了。隣磯のダンナも良型 "グレ" "テンス" "サンノジ" と竿を曲げている。しかし、潮の動きが悪くなりぱったりあたりが止まってしまった。餌だけは盗られるのだがアタリが出ない。ホンダワラで "イガミ" を狙ってみたが、これも不発。ダンナも沈黙の時間帯。青物も小魚を追いかけなくなってしまった。

  昼を過ぎて、付餌が残ってくるようになり、青物のチェイスが再び見られるようになった。チャーーンス!気合を入れて打ち返すと、グインと竿先が引っ張られた。青物の引き。姿を見せたのは本日2本目の "ヤイト"。暫くして、またアタリ。"ヤイト" かと思ってやり取りしていたが、引きが違う。左右に走らず下へと潜る。重量感もあるがスピードは無い。次第に浮いてくるが、魚体は茶色っぽい。「何や?」タモに納まったのは50cm弱の "チヌ"。その後も時間一杯粘ってみたが不発に終わった。

  港に戻ってダンナの釣果を見ると、良型 "グレ" に "ヤイト" など大漁。マッチャンは「"オベラの奥" は終わってますわ」と言いながら "イガミ" 2匹。その他めぼしい釣果はニッシーの "イシガキ" 45cm。何処もそれなりに釣れていた。

  帰宅してすぐに "ヤイト" を捌く。刺身とタタキにしてみたが、日頃「生臭い」と "カツオ" のタタキをあまり食べない奥様もパクパク。タタキは油の甘さが冴えて絶品!釣師の特権を十二分に味わった。

2012年10月27日(土)
  久々のマッチャンからの電話。言わずと知れた釣りのお誘い。「明日行かはります?」「ほいほい」で同行決定。誠丸に2人で予約を入れ、仮眠。0時に起きだし、1190号でマッチャン宅に向かう。3週間ぶりのとあって積もる話をしながら梶賀へ。山中の道には獣が一杯。狸・鹿の他に一見では判別しがたいものも出現。車に体当たりしてくる鹿もいて肝を冷やした。何とか無事に梶賀着。

  このところ波が高い日が多く、久々の凪に客が多い。先週故あって休みだったS−ダンナもご出勤。K−Brosやニッシー&ナッチャンとお馴染みが多い。ダンナにホンダワラをわけてもらい乗船。この日は、ほとんどの人が底物竿を抱えている。最初にお声がかかり "コナベ" にマッチャンと2人で上礁。マッチャンが沖向き、筆者は "オクドマル" 向きに釣座を取った。竿を出すとすぐにウキが沈んだが、釣れてきたのは、このところお馴染みの "コッパグレ" 相変わらず食欲旺盛でほとんど入れ喰い状態。マッチャンも同様で顔を見合わせ苦笑い。1時間ほどで諦め、ホンダワラを取り出す。この釣はボッチャンと投げ込んだら後は置き竿にして待つだけ。ぼーっとウキを見ているとウキが少し沈んだ。早合わせは禁物と見守っていると暫くしてスーっと入っていった。アワセを入れると重いが引きは強くは無い。40cmの "イガミ" (これしか喰ってきませんが)だった。

  弁当船が来て、ダンナから弁当を手渡してもらいがてら、情報交換。だ「どう?」、ひ「今 "イガミ" きたで。そっちは?」、だ「あかん。"コッパ" だらけや」とのこと。早速弁当を開けて箸をつけたところで、置き竿のウキがユルユル沈んだ。あわてて弁当を脇において竿を取り、合わせを入れる。先ほどより強い引きで上がってきたのは、45cm。これを見て、「大きいですね」とマッチャン。「"ホンダワラ" 要る?」と聞くと「ください」。1房手渡した。暫くして、マッチャンの竿が曲がっている。40cmほどの "イガミ" を釣って「ホンダワラで初めて釣りました。あんなもんで釣れるんですね」と一言。その後、急にウネリが高くなり、"イガミ" 釣の雰囲気ではなくなった。ボイル餌には相変わらずの "コッパ" "コッパ"。波飛沫を2回被ったところで、戦意喪失。竿を畳んでお迎え船がくるまでマッチャンの釣を眺めて過ごした。

  この日、急にウネリが出たため波に弱い磯は早上がりになっていた。ダンナも着替えを終えてお出迎え。談笑後「また来週」と帰っていった。 "イガミ" のハラワタを出してもらって、「ほなまた」と梶賀を後にした。

2012年10月20日(土)
  先週は台風で、渡船はどこも出船できず。今週も引き続き台風の通過があり、土曜日までに波が落ちるかどうかジリジリしながら見守っていた。木曜日に通過し、何とか出船できそうな予報になり誠丸に電話「波の具合どう?」「大分落ちたな。湾内やったら今日でも出られたし」「ほな、明日行くし」ということで予約完了。仮眠を取って1時に1190号で梶賀へGO!

  4時過ぎに梶賀着。仮眠所で横になる。1時間ほどで寝たところで、表が騒がしくなり起きだす。ダンナの車は無く、珍しくお休みの様子。船長・K−弟氏と談笑後、仕度をして乗船。この日の客は3人。港を出たあたりは静かだったが、徐々にウネリが高くなり "カガリ" に近づくと「ちょっと無理やね」とK弟氏。それでも "東" の高場と裏は何とか竿を出せると見て、弟氏が上礁。"オオナベ" にもう一人を降ろして、「どうする?」と船長。「波高いし "オベラの奥" は」ということで向かってみると他渡船に抑えられていた。「んじゃ "ナカドマル" 」と言うと、船はUターン。"ナカドマル" に上礁。

  船着に釣座を取って1投目。いきなりウキが引き込まれそこそこの引き。"グレ" かと思って慎重に浮かせたが "イスズミ" 35cmで、残念!撒餌を続けているとサラシの下に黒い影。"コッパグレ" の集団が餌に飛びついている。仕掛を入れると案の定、20〜25cm の "コッパグレ" の入喰い。遠投してもやはりこのサイズだった。1時間ほど船着で粘ったが拉致が空かないので、"丸石" 向かいに移動。しかし、状況は変わらず "コッパ" の入食い。さらに "アカジャコ" 大集合で、万事休す。その後は船着と裏を行ったりきたりしていたが、潮が下げたので、裏の低く場に降りてズボ釣を試してみる。"コッパ" の合間に、"カワハギ" "アカハタ" が来てくれて、少し幸せ。で終了。

  "東" に弟氏は "尾長グレ" を浮かせたところでバラシ。さらに"メジロ" もタモ入れ寸前でバラして、たいそう悔しがっていた。毎年秋はボウズ続きと相場が決まっているので、「ま、こんなもんでしょ」と梶賀を後にした。

2012年10月6日(土)
  大黒磯解禁最終週は、台風が3つもウロウロしたおかげでどの渡船も出船せずでOUT!今週からは、半夜も終わり朝釣のみに戻る。前日、天気予報を確認し誠丸に予約を入れる。せ「波高いで」、ひ「明日は1.5mの予報やし落ちるんちゃうん?」、せ「落ちたらええのう」、ひ「ま、明日行くし」ということで電話を切った。直後マッチャンから電話。「お久しぶりです。明日行かはります?」に「誠丸に電話済やし。1時に迎えに行くわ」で同行決定。

  2ヶ月ぶりの顔合わせに、話が弾むが次第に眠くなりコックリコックリ。上北山村で運転を交代。今度はマッチャンお休みタイム。4時過ぎに無事梶賀着。

  S-ダンナやK-ファミリー。久しぶりのMW君親子を乗せて誠丸出港。思っていたよりウネリが高い。沖向きを諦め湾内に直行。"竜宮" にS-ダンナとK-ファミリーを降ろし、"オボレ" にNW親子ともう一組を降ろすと、残ったのはマッチャンと筆者。「"オベラの奥" 見てみよか」と船長。湾外へ向かう。"カガリ" は波がかなり上まで洗っている。残念ながら "オベラの奥" は他渡船に取られており、またまたUターン。梶賀側の磯を偵察に向かう。"船見の壁" の前で停止。「マッチャン行くか?」と船長。あまり乗り気ではない様子だったがマッチャン上礁。筆者は "ドンビ" の裏の "立石" に上礁。

  ここでは、良い思いをしたことが無いので、あまり期待をせずに実釣開始。案の定 "コッパグレ" と "キタマクラ" が入喰い。たまに "ウミタナゴ" が掛かってくるが、棚を変えても遠投しても20から25cmの "コッパグレ"。ダンナに電話を入れてみると「こっち("竜宮")もあかんよ」とのこと。弁当船で磯替えも考えたが、ウネリが納まらないので行くところが無い。ダンナは "平石" に磯替えの模様。その後もサイズアップを期待して竿を振り続けたが徒労に終わりタイムアップ。

  マッチャンも同じような釣果で、"オボレ" でMW息子君が "チヌ" 2匹を釣っていたのが上物では目だった釣果。底物はK−親父さんが "イシダイ" を釣って、一人気をはいていた。マッチャンは翌週・翌々週は仕事で釣行不可とのことで、この日の貧果に元気なく「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。

2012年9月22日(土)
  先週の3連休、土曜が仕事だったので日曜出撃を予定していたが、大型台風の余波で大荒れ。マッチャンは土曜日に朝から出撃。通しでやろうとしたが、船長に「あかん」と言われて2時上がりになったそうな。それでも、"アズキマス" 50cmと44cm 2匹を仕留めていた。さて、金曜日の夕方、翌日の天気予報を見てみると「曇りのち雨」となっている。「うーん。朝釣か」と思っていると、マッチャンから電話。「日曜日仕事なんで、今日休み取って行って来ました」ですと。「"チヌ" と "アズキマス" 釣れました」ですと。なぜかこのところマッチャンは "アズキマス" 衝いている。

  翌朝、天気予報を見ると雨の降り出しは夜中にずれ込んでいた。誠丸に「今から出るし」と電話を入れ、1190号で出撃。外環で2件の交通事故を目撃。ハンドルを持つ手に力が入る。9時過ぎ、吉野を過ぎ、川上村の手前でネミ捕りが行われていた。数台の最後尾につけて車を走らせていたのだが、1台前の車が、道路脇に誘導され、続けて筆者にも寄せろとおまわりさん。「スピードは出てないし」ととりあえずハンドルを切ると。誘導したおまわりさん「どっち?」と同僚に怒鳴っている。「こっち。シートベルト」と同僚の声が聞こえ、「すいません。間違えました」と放免された。やってるのを見るだけで気がめいるネズ捕り。間違えて誘導された日にはホントむかつく。

  その後は、順調に梶賀着。思いのほか車が多い。「涼しなったし、我慢してた人が来だしたんやろ」と船長。S−ダンナが上っている "オベラの奥" に上礁。ダンナに「どうでっかー」と声を掛けながらクーラーを覗く。"サンバソウ" "イラ" "コッパグレ" でほぼ一杯。「大きいのんが、こんのよ」とお嘆きのダンナ。お土産を増やそうと最初からズボ釣で竿を出したが、小さな "ガシラ" と "イトフエフキ" を釣ったところでダンナはタイムアップ。お迎え船が来てサヨーナラ。その後も "イトフエフキ" がポツポツあたって退屈はしない。2時を過ぎたところで待望のガツン。「おお!」と思わせる引きに、"フエフキ" 系を期待したが、姿を見せたのは "グレ" 40cm。久々に "グレ" らしい "グレ" だった。"アカジャコ" が邪魔をし始めたが、合間に "メイチダイ" 15cm(写真を取ってリリース)や "フエダイ" 15cm(抜き上げ時に鉤外れ)と大きさはともかく嬉しいお魚が姿を見せてくれる。終盤 "ヘダイ" 35cm、"カワハギ" "ガシラ" を追加して、5時半に終了。

  満足とはいかないがまあまあ楽しめた1日だった。

2012年9月8日(土)
  朝夕がめっきり涼しくなってきたこの頃。とはいえ晴れた日の日中は、まだまだ磯釣は地獄。「さて今週末は?」と天気予報を見ると1日中「弱雨」ずっと雨は辛いなととりあえずパスを決断。マッチャンからの電話も無し。当日朝、近頃年のせいか5時頃目が覚めてしまい、PCで天気予報をチェック。尾鷲地方は「早朝雨で昼から曇り」に変わっていた。気温も30度を切ってつり日和。「奥様は用事で出かける言うてたからええやろ」と急いで支度をして「行って来るわ」と言い残して1190号エンジンスタート。誠丸に電話を入れ「今から出るし」と予約を入れた。

  11時に梶賀着。雲間から時折太陽が顔を出し、予想していたより暑い。S-ダンナの車を含めて3台先着車があった。事務所に奥さんが先に来て「朝はすごい雨やったんよ」とのこと。船長が遅れて登場。「ダンナは?」と聞くと「"マルイシ" あがっとるよ」とのこと。まだまだ水温の高いこの時期、「海の中は夏やで」と船長。この日の半夜は1人だけ。先週に引き続き "オベラの奥" に渡礁。とりあえず様子見にウキ釣仕掛をセット。チョイ投げで探っていく。数投目にアタリがあり "ベラ" が掛かったが、その "ベラ" を追いかけるコロッケサイズの "アオリイカ" を2匹発見。ルアーロッドにエギをセットして狙ってみる。が不発!。これを機にズボ釣にチェンジ。

  初めてすぐに掛かってきたのはやはり "ベラ" 続いて "アカジャコ" "カワハギ" と小物が続く。2時を過ぎてこの日最初のガツンとくるアタリ "グレ" でも "サンノジ" でもない引きに「何やろ?」と思っていると、海面に浮いたのは "コロダイ" 40cm。嬉しい〜。1時間後の3時、またまた "コロダイ" 45cm。根に潜られたバラシを挟んで、4時にまたまた強烈なアタリ。合わせたとたんに沖に向かって走る。ドラグが滑って30mほど糸が引き出された。何とか止まって、リールを巻く、また走られるを繰り返しながら寄せてきた。浮いてきたのはやはり "コロダイ" 今日1番の大物。慎重にタモ入れして「オッシャ!!」と一叫び。55cmだった。先日のHI氏の74cmには遠く及ばないが、"コロダイ" の自己記録更新で満足。しかし釣師とは欲深い生き物で、更なる大物を目指して竿を振り続ける。で、掛かっていたのは凄い大物。メーター超えの "ウツボ"。5時を回ってまたまたガツンと来たが、すぐに根に入られてしまいまたまたバラシ。最後に "アカハタ" 35cmが来て品日終了。合間にも、"ボラ" "イトフエフキ" "ナンヨウカイワリ”などが来て、退屈しない1日だった。

  迎えの船に乗り込み、船長に○サイン。事務所に戻って「何釣ってん?」と船長。クーラーバッカンをご開帳。ギャラリーはいないが船長と奥さんは喜んでくれた。写真を撮ってもらって「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。この日、ダンナも "丸石" で55cmの "コロダイ" を釣っており、底物では "イシダイ" 69.5cmと、超大物が釣れていたりと、大物デーだったようだ。

2012年9月1日(土)
  盆休みは例年通り奥様の実家がある福岡に里帰り。お墓参りを終えた16日マッチャンから電話。マ「HI氏が74cmの "コロダイ" 釣らはりましたわ」、ヒ「そらすごいな。何処で?」、マ「 "オベラの奥" の三角の所ですわ」とのこと。転勤先の福岡から帰省して梶賀に繰り出したらしい。その後、HI氏が電話に出て、ヒ「すごいやん」、H「いやー、たまたまですわ。船長が遠投しろ言うんでそうしてたら掛かりました。云々」、ヒ「おめでとうさん」と電話を切った。里帰りの1回のチャンスを物にするとはたいしたものである。

  さて9月に入り後半戦に突入。曇りの予報に1日の釣行を決意。マッチャンからの電話は無く、単独釣行となった。半夜で予約を要れ、6時に1190号出撃。11時前に梶賀に着いた。駐車場にはS-ダンナとKI君の車だけ。その横に駐車。船長と奥さんが来て、しばし談笑。ヒ「HI氏凄いの釣ってたやん」、船「おー、HI氏は何か持っとるな。素直に言うこと聞いて遠投したら釣れた言うとったで」、ヒ「ふむふむ」。

  出船時刻となって出港。ダンナは最初 "カガリの東" に上がったが、"イスズミ" の猛攻に、弁当船で湾内の "オボレ" に磯替えしたそうな。"カガリ" も捨てがたいが、まだ水温が高いので "オベラの奥" を選択。上礁して、まずは、フカセ釣からスタート。3投目に "ベラ"、その後、"イトフエフキ" が来たところで、ズボ釣に変更。最初に竿を曲げたのは、35cmほどの "イラ"。魚っ気という意味では期待が持てそう?餌盗りは "ベラ" "カワハギ" "キタマクラ" といったところ。時折ガツンと良いアタリがあるが、顔を見せるのはおちょぼ口の "サンノジ"。ドヨーンとした引きは "ウツボ"。ハリスをギタギタにして、最後は噛み切って帰っていった。"ギンユゴイ" "イトフエフキ" "ボラ" "サンノジ" 2号、3号と何やかんや竿は曲がるのだがキープする魚種が来ないまま終了。

  後半戦の初戦としては、まあこんなものか。船長が「あかんか?」と聞くので「いろいろ釣れて竿は良う曲ったで。ほなまた」と言い残して梶賀を後にした。

2012年7月28日(土)
  暑くなるのは判っていた。しかし、先週の "フエダイ" に文字通り味を占めて、頭の中が釣で一杯。「釣りバカは死ななきゃ直らない」と誠丸に予約電話を入れた。マッチャンは先週「来週は多分仕事です」と言っていた通り連絡無し。朝6時に1190号を起こして、梶賀へGO!太陽が昇るにつれ、気温はグングン上昇。フィッシングモリモトで予約の餌を受け取り、ついでに餌盗り対策として "イワイソメ" も購入。11時舞に梶賀着。事務所で涼んでいると、11時の見回りで早上がりしてきた底物師。「あー暑い暑い。やってられんで」とこれから磯上がりする筆者をびびらせる雄叫び。船長に日陰になる "オベラの奥" をリクエスト。

  半夜釣の客は2人。まずは "オベラの高場" に1人降ろし、"奥" に向かう。程よい波加減の "奥" に上礁。暑いと言えば暑いが、適度な風があるので我慢できないほどではない。さっそくズボ釣り仕掛をセットする。撒餌が効いてくるまでは付餌に反応無し。最初に喰ってきたのは "ベラ" だった。続けてガツンとアタリは良かったが毎度お馴染み "サンノジ"。"イトクエフキ" や "コッパグレ" もたまに混じるが次第に餌盗が増えてきて "キタマクラ" "カワハギ" "アカジャコ" 以外のアタリが無くなってしまった。"イワイソメ" も試してみたが、餌持ちは "ボイルオキアミ" と大してかわらない。5時を回って、餌盗りの猛攻も一段落。付餌が通るようになってきた。しかし、喰ってくるのは相変わらず "サンノジ" "コッパ" "ベラ" といった連中。6時を回って大型魚が喰ってきた。少し変な引きだが慎重に対応。海中にギラリと光る魚体。って "ボラ" やん。これで心が折れて、店仕舞い。

  この日は何処も今一。帰り支度をしているとマッチャンから電話「どうでした?」「あかんかったわ」と言うと幾分ホットした様子。「明日来るの?」と聞くと「明日も仕事です」とのこと。「そろそろ、夏休みかな」と船長に告げて梶賀を後にした。

2012年7月21日(土)
  梅雨も明け、いよいよ夏全開。「釣りは行きたいけど、暑いしどうしよ」と躊躇する季節。「さて、今週の土曜日の天気予報は?」と見てみると「曇り 気温25度」と絶好の釣り日和。金曜日、帰宅するとすぐにマッチャンから電話。「明日どうされます?そろそろ夏休みですか?」と聞くので「明日は、涼しなるし行くで」ということで釣行決定。誠丸には半夜で予約を入れた。先週マッチャンは月曜日(海の日)に釣行して、"メイチダイ" を大釣りしたそうな。うーん、羨ましい。朝6時に出撃し、マッチャンを拾って梶賀へGO!。道中、S−ダンナに電話を入れてみる。「何処上がってんの?」と聞くと「"マルイシ" やけど "アジゴ" が凄くて釣りにならん。弁当船で磯替えするわ」とのこと「ほな "オベラの奥" 行って、場所取っといて」とお願いした。それを聞いていたマッチャン「今日は "オベラの奥" ですか?」「今年まだ "メイチ" 釣ってないし」と "メイチ" 狙いを宣言した。

  11時に梶賀着。仕度をしているとショボショボ霧のような雨が降り出した。気温はこの時期としては異常に低い 22度。レインウエアを着るかどうかを迷ったが、ロッドケースにポンチョが入っているので、そのまま船に乗り込んだ。「ダンナの後に入るわ」と船長に告げる。マッチャンは船長が進める "マンジュウ" に決定。

  ダンナの待つ "オベラの奥" に上礁。ダンナのクーラーを覗くと、小さいながらも "メイチ" やそこそこの "アイゴ" "カンパチ" などが入っている。「コッパでもええし "グレ" 釣ってよ」とダンナ。ズボ釣り仕掛をセットし高場から竿を出す。ダンナの撒餌が効いているので 1投目からアタリ。強烈な引だが竿を叩く。"サンノジ"。続けてお望み通りの "コッパグレ" "サンチャン" 2号。全てダンナお持ち帰りでクーラーにイン。1時になり、お迎え船でダンナはバイバイ。低場の釣り座に移動。相変わらず霧雨がショボショボ。徐々に滲みてきたのでポンチョを着込んだ。相変わらず "サンノジ" "コッパグレ" が時折釣れ、合間に "ベラ" "カワハギ" も喰ってくる。"アイゴ" "ウツボ" と来て、小さいながら今年初物の "メイチダイ" が顔を見せてくれた。いやーご無沙汰でした。暫くして、竿先を引き込む強烈なアタリ。前方に向かって突っ込んでいく。竿尻を下腹に当てて耐えていたが、数回リールを巻いたところで、さらに走られチモト切れのバラシ。何だったんでしょ?。この日2匹目の "メイチ" が釣れ思わずガッツポーズ。次に竿先を引き込むアタリ。"グレ" でも "サンノジ" でもない引きに「なんでしょ?」とやり取り。浮いてきたのはこれまで見たことの無い魚体。"鯛" に似た体型だが薄い茶色で鰭が全て黄色。40cmほどの良型。先ほどバラシた魚も良く似た引きだった。取り合えず証拠写真を撮ってキープ。4時を回った頃から魚の反応が鈍くなり、付餌も盗られたり盗られなかったりでそのまま終了。

  お迎え船に乗り込み、マッチャンの上がっていた "マンジュウ" まで来たときなにやらあわてている。乗り込んできたマッチャン、船長に「スカリ流してしまいました。50cmほどの "グレ" が入ってるんです」と訴えている。流された方向は浅いため「ペラ打ったら大変や」と最初は渋っていたが 50cmと聞いて、ゆっくり注意しながら接近。何とかギャフで引っ掛けて回収に成功。事務所で釣果のご開帳。マッチャンの "グレ" は 51cmとオメデトウサイズ。本人曰く「痩せてるせいか全く引かんかったですわ」とのこと。その他 "ブダイ" に "アカハタ" と美味しそうな魚を釣っていた。さて筆者のお魚。「おっ!"タマミ" やん」と船長。"タマミ" と言えば "ハマフエフキ" だと思っていたが、これもそう呼ぶらしい。「これは美味いで」のお言葉に気を良くして「ほんじゃまた」と帰途に着いた。

  翌日、"タマミ" は刺身、"メイチ" は小さいので塩焼きで賞味。どちらも目茶美味。後日、図鑑やネットで調べてみると、この "タマミ" の標準和名は "フエダイ" で超高級魚とのこと。3kgを超える大物の身は、霜降りといわれ、"クロマグロ" のトロに勝るとも劣らない美味さだと書かれていた。九州では "シブダイ" と呼び、どこぞで釣れたという情報に釣り客が殺到するほどの人気魚らしい。市場に出回ることは稀で、釣って食べるしかないという釣師の特権的魚だそうな。あなたも梶賀に来て "フエダイ" 釣ってみませんか!

2012年7月15日(日)
  海の日という訳のわからない休日を含む 3連休。金曜日に会社の歓送会が入っていて、酒量をセーブして土曜釣行を予定していたが、20時を回ってもマッチャンからのお誘い電話が無かったので本気呑みにチェンジ。日曜釣行に決定。翌日、昼過ぎにマッチャンから電話「今、仕事で現場なんですけど、どうです?」とてっきり釣りに行っていると思っている様子。ひ「いや、昨日送別会やったんで、明日、行こうと思てんねん」ま「行けるようやったら電話します」ということで電話が切れた。翌日は、ゴロゴロしたり奥様と買い物に出かけたりして過ごし、夕方マッチャンからの電話を待ったが一向に掛かってこない。天気予報は「曇りのち昼から弱雨」となっていた。誠丸に電話を入れ「朝釣の方がええやろか?」と聞くと「半夜の方が釣れる思うけど」とのことで半夜に決定。

  朝5時に起床。6時に1190号を起こして梶賀へGO!。連休の中日とあって、日頃走ったことが無いであろう軽自動車が峠道をノロノロ。所々で数珠繋状態。それでも11時前に梶賀着。予報は曇りだったが、お日様ギンギン。

  事務所で奥さんと「暑い、暑い」とぼやきあい天気予報にイチャモンをつけているところへ船長登場。半夜はどうも1人らしい。乗船して「どうする?」と船長。「"オベラの奥" は?」「KI 君らが通し釣りで入っとるんよ。見に行くか?」と言うことで出船。海上は南の風が強く、"カガリ" には波が駆け上がっている。"オベラの奥" もウネリが入っていて、かなり釣り辛そう。船長が「どうや?」と声を掛けると手を振って「あきまへん」と KI 君。横の磯で竿を出そうかとも思っていたが止めたほうがよさそうなので、Uターン。「"ドンビの中" 行くか?今入ってる3人は昼までやし、昨日もバラシてるで」とのことで決定。"ドンビの真中" に上礁。朝釣りの3人に「どうですか?」と聞くと「朝方、底物に "イシガキ" の小さいのんが来ただけや」とのこと。奥側の低場に釣り座を取る。案の定、餌盗りは多く、付餌は持たない。少し重めの仕掛けで落とし込むと馴染むまでは付餌は残っているようで "ウミタナゴ" "キタマクラ" "カワハギ" が喰ってくる。3人組が撤収した後、磯際でウキが沈み、35cmの "グレ" ゲット。ボウズは免れた。同じパターンで流すが続かない。磯際、遠投といろいろ試してみたが、結果が出ない。4時を回ったところで、ズボ釣りを試みる。ハエ根が竿1本ほど出ているので、バラシ覚悟のミッションである。付餌が棚まで落ちると、アタリが竿先に伝わってくる。"サンノジ" が 3匹喰ってきて、魚の引きは存分に味わった。6時前になり、そろそろ諦めムードが漂ってきたそのとき、ガツンとアタリ。「また"サンノジ" やろ」と思いやり取りするが、引きが本命っぽい。2度の締め込みに耐えて、あと少しというところで3度目の締め込み。手前の根に向かって強烈に走られ竿先が跳ね上った。久々の大バラシに暫く声も出ない。気を取り直して仕掛をセットし直し打ち返すが、その後は反応無く、終了。

  結局、雨どころか曇りもせずにずーっとピーカン。風があったので何とか凌げた。次週こそ "メイチ" 釣っちゃるねん!。

2012年7月7日(土)
  七夕釣行となったこの日。前々日までは、「曇りで波が 2.5→3m」という予報だった。「この天気だと朝釣かな」と思っていた。ところが前日の夕方確認すると、「雨後曇りで波が3→2.5m」に変わって半夜パターンになっていた。誠丸に予約電話を入れ、半夜に決定。その後マッチャンから電話が掛かってきたので、朝7時に迎えに行くこととなった。朝5時前に起床。6時前1190号で羽曳野に向かう。マッチャンを拾って梶賀へGO!。道中、結構激しい雨が降り続き「梶賀、曇り言うてたけど、止むんやろか?」と2人でぼやきながら11時前に梶賀到着。梶賀は雨が上がっていた。予報のせいか朝釣の車は3台。半夜は我々だけだった。

  事務所に顔を出すと奥さんが「さっきまで凄い雨やったんよ」とのこと。船長と相談した結果、マッチャンは "オベラの奥"、筆者は "ナカドマル"に上礁。まずは、フカセ仕掛けをセットし、船着から竿を出す。3投ほどで撒餌に餌盗りが大集合。仕掛けが馴染むとウキが走り "マメアジ" が喰ってきた。その後も、"シマアジ" 交じりで "アジ"が 入食い。そのうち "アカジャコ" も寄ってきたのでギブアップ。裏の "丸石" 向かいに移動。朝釣で 1時に上がったダンナから「朝のうち波は高いはドシャ振りやわでえらい目におうたわ」とぼやきの電話が入った。ズボ釣仕掛けをセットしワンドの中を探ってみる。最初にアタッてきたのは "ベラ"。続けて "イトフエフキ" "カワハギ" が竿を曲げてくれた。撒餌が効いてくると例によって "アカジャコ" の乱舞。低場に下りて、あっちこっちに仕掛けを入れていると "コッパグレ" が顔を見せてくれた。ガツンとアタリがあり、まあまあの引きで茶色の魚影が浮いてくる。思わず「"メイチ" か?」と期待したが 35cmほどの "タカノハダイ" にガックリ。3時を回ると雲が切れてきて、まさかのピーカン。汗だくで釣りをするはめになってしまった。"トウフ岩" の釣座もチェックしてみようと移動。"ガシラ" や "ソイ" が喰ってくるかと思ったが、"ベラ" の入喰いに早々に退散。船着に戻って、引き続きズボ釣。ここは、ハエ根が出ていてズボは不向きではあるが喰ってはくる。相変わらず餌盗りの "アジ" がいるが、ズボで一気に沈めるとガツンとアタリ。ちょっと良さげな引きで期待したが、姿を見せたのは 35cmほどの "イスズミ" が続けて2匹。海中になにやら茶色の生物がユラユラ。よく見ると胴長 20cmほどの "アオリイカ"。"アジ" を狙いに来ているようなので、急いでエギを取り出しルアー竿にセット。サイトフィッシングを試みたが全く見向きもされず終了。5時前に、感触の良かった "丸石" 向かいのワンドに再度移動。餌盗りが寄ってこないよう、撒餌をせずにズボ仕掛けを入れ込んでいく。すると、コツッと前アタリがあり、直後ガツンとアタリ。合わせるとグングンと重量感のある引き。ワンドの中を走り回るのをいなして浮かせると、良型。サラシに苦労しながらタモに納めたのは 45cmの "グレ" だった。その後、30cmが来たがこれはリリース。

  この日、マッチャンは 30cm半ばの "グレ" や "アカハタ" などを釣っていたが、1発正体不明の大型魚に大バラシを食らったそうで、悔しがることしきり。"シノダバエ" で通し釣の4人組みは "ヘダイ" や "グレ" をそこそこ釣っていた。納得サイズが釣れたので気分良く「ほな、また」と梶賀を後にした。

2012年6月30日(土)
  釣行予定の土曜日。木曜日までは1日中曇りという予報だった。前日朝確認すると、「曇りのち昼から雨」に変わっていた。「えーー!」半夜の予定だったがいかがなものか。誠丸に電話。ひ「明日、朝釣の方がええやろね」、せ「昼から下り坂や言うてるしな」、ひ「ほな、朝行きますわ」で予約した。暫くしてマッチャンから電話。ま「明日、行かはりますよね?」、ひ「さっき船長と話したけど、朝釣の方がええ言うてたで」、ま「そうですか、半夜の方が楽なんですけどね」とブツブツ言っていたが、朝釣に決定。12時半に羽曳野にお迎えということで、11時半に1190号出撃。12時半にマッチャンを拾って、梶賀に向かう。道中、鹿が飛び出してきて危うく接触するところだったが急ハンドルで何とか回避。3時半に梶賀着。事務所横の駐車場は満車だったので仮眠所横に駐車する。暫くして、ダンナが到着。挨拶を交わしていると船長登場。仕度をして事務所で久ぶりのワカチャンを交えて談笑。「沖磯は "タカベ" で釣りにならんのよ」と船長。

  定刻になり各渡船が一斉に出港。よほど沖磯の餌盗り地獄はひどいようで、どの渡船も "大黒" に向かわない。最初に声が掛かって "カガリの東" にマッチャンと上礁。沖向きは波が這い上がり際を出せる状態ではない。船着きにマッチャン。筆者は裏のテラスに降りて竿を出すことにした。まず、フカセの仕掛けをセットして、"オベラ" 向きに仕掛けを投入。ウキを沈めてアタリを待つと竿先が引き込まれた。引きは強烈で楽しんだが、浮いてきたのは "イスズミ" 35cm。残念。暫くすると餌盗りが大集合。餌盗りに強いズボ釣に切り替える。テラスの奥を壁際に沿って落としていくが反応無し。付け餌もたまに無くなるだけで、ほぼ齧られもせずに戻ってくる。壁際のポイントを諦め、もとの "オベラ" 向かいでズボ釣。ドン深なので竿2本まで仕掛けを落としていくと、ガツン。やり取りしているところへダンナを乗せた弁当船。「何や」とダンナ。コンコン竿を叩くので「"サンコ"やな」と答えると「なんやー」とマッチャンに弁当を渡して去っていった。45cmほどの "サンノジ"。沖向きに竿を出していたマッチャン「"サバ" が回ってますわ」と 45cmほどの立派な "ゴマサバ" をごぼう抜き。"サバ" に飽きたマッチャンが船着にきて、並んで竿を出す。すると、なにやらとんでもない引きの魚を掛けたマッチャン。走り回ってやり取りしていたが、敢え無くバラシ。「止まりませんわ」と一言。その後、"オジサン" "コッパグレ" などが遊んでくれたが、今一欲求不満のままタイムアップ。

  船長のお勧めポイントに上がっていたダンナは "アイゴ"、そこそこの "グレ" などを釣って楽しめたご様子。"カガリの南" に上がっていたワカチャンは、"ゴマサバ" 15匹をご開帳。「"サバ" ばっかや」とお嘆きだった。港に戻ったころから雨がポツポツ降り出した。その後どんどん強くなり、吉野を越えたあたりから土砂降りとなった。天気予報が珍しく?的中。

2012年6月23日(土)
  今週は、半夜での釣行。マッチャン宅に朝7時、お迎えにあがる。土曜とはいえ、7時を過ぎると交通量が多く、所々でノロノロ運転。吉野を過ぎたあたりからはスイスイ走り出し、11時前に梶賀に到着。事務所で奥さんと話していると船長登場。「ダンナどこ上がってんの?」と聞くと「"オベラの奥"。"チヌ" 釣った言うとったで」とのこと「そんじゃ、後に入るわ」ということで磯決定。マッチャンは "カガリの東" を希望した。

  "オベラ" に着くとダンナが「早よ釣ってや」と温かく迎えてくれた。「朝のうち、"チヌ" とか来て良かったけど、今はさっぱりや」とありがたいコメント。とりあえずフカセ仕掛けをセットし "箱島" 向かいに釣座を取る。数投してみたが餌もとられず、魚の反応が無い。ダンナが竿を畳んだので、ズボ釣に切り替える。2投目にコンというアタリに合わせると 25cmほどの "コッパグレ"。ダンナのお土産に追加。直後、お迎え船が来てダンナとはバイバイ。ポツポツではあるがアタリはある。リリースサイズの "コッパグレ" に混じって "アカハタ" 2匹。大きい方の 25cmをキープ。"サンノジ" 45cmは、よく引いて楽しませてくれた。正体不明のバラシが2回。いずれも鉤外れで、喰いが渋いようだ。"ウツボ" らしき引きのバラシも2回。やっとまともな "グレ" 38cmが釣れてボウズ脱出。本命の "メイチ" は不発に終わった。

  帰りの船中、マッチャンが「また、"メイチ" 釣っちゃいました」とニコニコ顔。40cmオーバーの "グレ" を2匹に "カツオ" も釣っていて、さすがの一言。この日、他の磯でも "グレ" は数釣れていたが、35cm前後が多かった。捌くのが大変な船長に「ほんじゃまた」と声を掛けて梶賀を後にした。

2012年6月15日(金)
  先週の別れ際、「来週は金曜日休みやし。(本当に会社が休み)抜け駆けするかもよ」とマッチャンに告げると「偶然ですね。私も金曜日に振り替え休日取ってるんです」「おやま!」ということで平日釣行がほぼ決定。例によって、天気予報のチェックをしていると台風4号の発生に伴って、週末の天気は下り坂。何とか金曜の朝釣まではもちそうなので、前日マッチャンにTEL。ヒ「明日どうする?」、マ「行きますけど。半夜は無理でしょね」、ヒ「そやろね。船長に聞いてみるわ」ということで、今度は誠丸に電話。ヒ「明日、朝釣でお願いします。半夜は無理やろな」、セ「半夜はアカン。ダンナも来るようなこと言うてるで」とのこと。平日に3人揃うなどとはなんと言う偶然。というか、釣り馬鹿3人組と言われても仕方の無い事態ではある。

  11時に1190号で出撃。12時にマッチャン宅で合流し梶賀へGO!3時に梶賀着。ダンナの車はまだ来ていない。車中で30分ほど仮眠を取る。目覚めて見回すとダンナのくるまが目に入る。挨拶を交わして事務所へ。船長は「明日からまた荒れるのウ」とお嘆き。4時半に出港。沖磯に向かうがかなりウネリが入っている。2組降ろして "オベラ" に向かう。奥にマッチャンとダンナが上礁。1人残って、ヒ「"カガリの東" の裏、行けるやろか?」、セ「おっしゃ」で "カガリの東" の裏に上礁。表の様子を見てみたが、波が駆け上がってとても竿を出せる状態ではない。大人しく裏でフカセ釣。裏の船着から "カナトコ" 向きに竿を出す。潮は沖に向かって流れて良い感じ。撒餌パラパラ、スルスルでウキをゆっくり沈めていくと、ナント 1投目から竿引きのアタリ。かなりの引きで竿は弓なり。しかし、上がってきた魚体は白っぽい。「がー、"イスズミ" や」でガックリ。タモに収めて即リリース。暫くして 35cmほどの "グレ" が釣れて、ボウズが消滅。続けて 30cm弱がきて、これはダンナ用にキープ。ここまでは調子良く、鼻歌交じりだったが、急に当て潮に変わり沈黙の海に。"オクドマル" 向きに釣座を替えてズボ釣を試みる。撒餌に餌盗が湧き上がってくる。黄色の魚影が多く、"カゴカキダイ" や "カワハキ" の姿が確認できた。仕掛けを入れると、釣れて来るのはやはり "カワハギ"。3匹キープしたところへ弁当船。弁当配りを手伝いながら船長と相談。ひ「朝一調子良かってんけど、潮変わってからあかんわ」、せ「どうする?替わるか?」、ひ「うーん。替わるわ」と店じまいして船に乗り込む。「これからまだウネリ入ってくるし、"オボレ" でも行くか。結構大きいの釣れてるで」と船長。"オボレ" に上礁。その "オボレ"。"コッパグレ" の嵐で撃沈。

  帰りの船で、マッチャンが「ヒジヤンが替わった後で、"カガリの東" に磯替えして、"メイチ" 釣りました」ですと。最後まで "オベラの奥" で頑張ったダンナはいろいろ連れたがサイズは今一だった様子。釣った魚はダンナに寄付。うーん、やはり磯替えが失敗だったようで。反省!

2012年6月10日(日)
  9 日の土曜日の天気予報は「雨のち曇り 波 3m → 2m うねりあり」。「うーん。どないしょ」と悩んでいたが、恐らく湾内になるだろうと予測し取り止めにした。日曜には多少は波も落ちそうなので、出撃しようかと思っているところへ、マッチャンから電話。「明日はどうされるんですか?」「コレコレシカジカで日曜に行こうかと思てるんやけど」「じゃ、また明日電話します」ということで日曜釣行が決定。翌日、誠丸に朝釣で予約を入れ、11 時に出撃。12 時に羽曳野でマッチャンを拾って梶賀へ GO!。

  3時に梶賀着。先着車は 5 台。KI 君の車も停まっている。事務所が開くまで仮眠。船長到着後、いつものように事務所で談笑。4 時 15 分船に乗り込む。出港前に「どうする?」と船長。マッチャンが "オベラの奥" を希望し、筆者も「 "カガリ" 周り」と回答。「そしたら後ろに乗っといて」と船長。船尾の座席に座って待つ。

  出港した誠丸は、"大黒" エリアを目指す。"ダンゾ" "ソコブ" に降ろし終わるとマッチャンと 2人だけ。マッチャンを "オベラの奥" に降ろして、「さあ、どこ行く?」と船長。「"カガリの東" の裏でも」と向かってみたが、すでに他渡船に取られていた。あてが外れてガックリ。"マカドマル" にも人影があり。「"ドンビ" 行って見るか」と言う船長の問いに力なく「うん」。"ドンビ" の真ん中に上礁。「波に気いつけてや」といって誠丸は去っていった。正面以外はサラシでガチャガチャ。"ヒラスズキ" の期待大である。ルアーロッドを取り出してセットする。右、左にキャストしてみたが無反応。奥まで遠征してみたが、波が駆け上がってくるため後方からのキャスト。回収するとき磯に引っかかってルアーを 2 個ロスト "ヒラ" をあきらめてフカセにチェンジ。撒餌を撒くと、小魚が喰い上あがって来る。1 投目からアタリ。ヒラヒラ上がってきたのは "アジゴ" ?かと思いきや 15cm ほどの "シマアジ" 。5 匹釣ったところで、"コッパグレ" に変わり、その後は "コッパ" の入食い。沖も際も棚も関係なし。サイズも 20cm を超えずで、ギブアップ。弁当船で磯替を決意。太陽が照りつけ暑い中、弁当船を待つ。

  やっときた弁当船に乗り込み「"コッパ" ばっかりや」と船長に告げる。弁当配りを手伝って、沖磯からぐるっと見て回る。どこも餌盗りに悩まされているようだ。マッチャンも「朝、35cm くらいが 2 匹きただけ」とのこと。船長に「"エビレ" か "丸石の奥" か思い切って "オボレ" いくかどうする?」と問われ「お任せや」と言うと「暫く誰も行ってへんし "丸石" 行こか」ということで "丸石の裏" に上礁。ここは、午前中は日陰なので涼しく快適。ではあるのだが、魚の気配はまるでなし。"キタマクラ" らしき餌盗りに付け餌は齧られるが全くアタリは無い。"チヌ" でも喰わないかと深棚も探ってみたがノーバイトで終了。

  この日、一人気をはいていたのは KI 君 "ソコブ" で 28 〜 48cmを 15 匹と乱獲。"ダンゾ" の人は全くだめだとのことで、不思議。マッチャンも「朝一の 2 匹だけで後はサッパリでした」とのこと。「そんじゃまた」と船長に挨拶して梶賀を後にした。

2012年6月2日(土)
  今年もはや 6 月。ぼちぼち梅雨入りの話題が出始めている今日この頃。今週は半夜で行こうと思っていたが、前日の天気予報では「曇り夜半に雨、波 1.5 → 2.5m うねりを伴う」となっていた。誠丸に電話を入れて「明日、朝からの方がええやろか?」と聞くと「そのほうが無難やね」とのこと。朝釣で予約を入れる。暫くしてマッチャンから電話。「明日行かはります?」といつもの問いに「船長と話して、朝からやけど」と 2人で朝釣ということになった。出船が 4 時半と早くなったので 11 時前に 1190 号出撃。12 時には羽曳野でマッチャンを拾って、梶賀を目指す。上北山で運転をマッチャンに交代し、助手席でウツラウツラしていると急ブレーキ。「何?」「 "ウサギ" が飛び出してきて」。また、ウツラウツラで急ハンドル「どうしたん?」「"鹿" が飛び出しまして」とこの日は獣がウロウロしていたようだ。3 時に無事梶賀着。しばし車中で仮眠をとる。朝食のパンを齧り、支度を終えて事務所に顔を出すと、いきなり「ヒジヤーン」と声を掛けられ後ろから羽交い絞めにされた。「誰や!」と振り向くと "嵐を呼ぶ男" マッサン。これは今日も思いやられる。

  4 時半出港。沖磯に向かう。"ダンゾ" の次で呼ばれ、ダンナ他 1 名と 3人で "ソコブ" に上礁。マッチャンは "オベラの奥" でノンビリやりたいと船長に直訴したそうな。表に 1 名行ったので、奥の船着はダンナと 2人。とりあえず "奥のワンド" でズボ釣を試す。暫くやってみたが、 "ミナミハタンポ" の猛攻に、5 匹釣ったところでヤンペ。"ハタンポ" はダンナがお持ち帰り。塩焼きにすると意外と旨いそうな。フカセにチェンジして、表のダンゾ向かいに移動。ウネリで時折波柱が上がり先端近くには行けないため高場からの竿出しになる。竿 2〜3 本沖を探ってみるが、餌盗りが邪魔をするので磯際のサラシの中を探ってみるとアタリ。引きは強いがカンカンと竿を叩く。タモが届かないので無理やり抜きあげたのは "アイゴ" 35cm。ダンナのクーラーに「お土産」といって入れる。次いで 40cm ほどの "サンノジ" がきたが抜き上げの途中でハリスが切れてオートリリース。これでは良型の取り込みは無理ということで船着に戻る。暫くダンナと並んで竿を出していると弁当船。マイクで「替わるかー?」と船長。ダンナが「聞いてきたるわ」と弁当を受け取るついでに情報収集。「磯空いてる言うてるわ」とのこと。そんじゃ替わろうかと、店仕舞。「頑張ってや」と言い残して誠丸に乗り込んだ。

   "大黒" 沖を通過するとウネリが大きいため "沖大黒" は空いている「"沖大" 乗るか?」と船長。思わず首を振って拒否したが、少し後ろ髪を引かれる思いで "沖大" を通り過ぎた。マッサンの上がっている "カガリの東" を通り過ぎ "ナカドマル" に上礁。船着で竿を出す。餌盗りがハッスルしているようで付餌がすぐに盗られてしまう。 "ナカドマル" 向かいも試してみるが、例によって "アカジャコ" の乱舞。ズボ釣仕掛けにチェンジしてみたが "アカジャコ" の入喰いにギブアップ。船着に戻ってズボ釣を試みる。船着きは丁度竿1本くらいのハエ根が出ており、竿から真下を釣るズボ釣にはちと辛い。ハエ根が手前で切れているところへ仕掛けを入れていく。やはり "アカジャコ" が付け餌を齧ってくるが、裏ほど密集してはおらず時折 "オジサン" "アイゴ" "ベラ" などが掛かってくる。潮が引いてきたので船着き横の低場から竿を出す。竿先がいきなり引き込まれるアタリがあったが、グワンとのされて竿先が跳ね上がった。秒殺。暫く続けてみたがアタリがなくなったのでトーフ岩に移動。ここは、"ガシラ" と "ソイ" の巣なので、大型の "ソイ" に期待する。1 投目から "ガシラ" がヒット。2 投目、ゴンと乗ったとたんに手前の根に走られ張り付かれてバラシ。恐らく大型の "ソイ" だと思われる。その後、ポツポツ "ガシラ" 3 匹を追加して、船着き横の低場に戻る。暫く休めていたポイントに仕掛けを入れていると、グワン ブチッとまたもや瞬殺。ハリスを根擦れで切られていた。何だったんでしょ?。結果として "ナカドマルの船着き" はハエ根スレスレのためズボ釣には不向きということが判明した。

  この日 "オベラの奥" で釣っていたマッチャンは、"グレ" が 49cm を頭に 3 匹。他に "アカハタ" "アイゴ" "カワハギ" と爆釣。ニコニコ顔で写真に納まっていた。魚の引きは味わったし。2 回もバラシたら文句も言えない。2人とも満腹で梶賀を後にした。


戻る