Last update April 19, 2019

ストック表現をモノにする

ドラマや映画の英語表現を活用するメリットとは?

自分の「表現ストック」を構築できる

「英語と私」のところでも書いていますが、ラジオ英会話で基本的なリスニング力を身につけ、ベーシックな英語の決まり文句を覚えるということが、私の英会話への道でした。

つまり、「決まり文句」や「英語ではこう表現するんだ」という表現をたくさんインプットすることで、それが「自分の表現ストック」になるのです。

「表現ストック」というのは、言ってみれば、私たちが英語で話すときや文章を作るときの「決まり文句」、「言い方」、「言い回し」、「慣用句」などのデータベースと考えてもいいでしょう。実際にパソコンなどでデータベースを作るというのではなく(作ってもいいのですが、覚えなければ使えませんね)、頭のなかにそういう倉庫を作っておくというわけです。

そういうストックを作っておくことで、そこから適切なものを取り出して、そのまま使ったり、少し加工して使うことで、一から英作文をする必要もなくなってきます。それをつないでいくことで「会話」が進むわけです。そして、そのうちにストックも蓄積していけば、だんだんと長い文章をつむげるようにもなってきます。当然のことながら、そのストックが充実していればいるほど、充実した会話や文章作成ができます。だから、「表現ストック」を作ることはとても大事なのです。

しかし、ただ目で読んで確認するだけとか、聞き流すだけでは、まあ何もやらないよりは多少は頭に残りますが、その表現を自分のものにすることはできません。いざ使える場面に遭遇しても、その表現を自分の表現として脳から呼び出し、使うことができないのです。自分の口で何度も発音してみるからこそ、実際に「話す」準備ができるわけです。

使えそうな表現に出会ったときは、それを口にして、いざというときに口をついて出てくるくらいに練習しておくこと。健康や体力を作り、維持するには日ごろの適度な運動が大切ですが、自分の英会話力を作り、維持することもトレーニングなのです。





なぜ映画やドラマなのか?

では、なぜ映画やドラマの英語表現なのか?というと、以下のような理由があげられます。

1. 実際に使われる口語表現を中心にしている

言うまでもなく、書籍などとは異なり、実際に会話のなかで使う表現をベースにしているからです。とはいえ、それぞれのシナリオライターたちが登場人物の「セリフ」についてもこだわりを見せていると思われるため、凝った表現や奇をてらった表現も出てくるとは思われます。それでも、ベースは実際の話し言葉であることには変わりありません。それが「特殊」な言い方であるかどうかは、話の流れでわかってきますし、それはそれで、表現例の参考になります。

2. 現地に行かずして生きた表現が学べる

これも言うまでもなく、上のような表現が現地に行かずして自分の部屋で習得できるのです。あたり前のように考えているかもしれませんが、本来なら現地の、その場面に自分がいなければ出会えない英語の表現なのです。それを、虚構とはいえ、疑似的なシーンを切り取って、じっくりと観察できるわけです。考えてみれば、これはすごいことですよね。

3. 楽しみながら勉強できる

毎日机について、テキストや問題集を5ページ学習するという方法と、毎日1時間英語のドラマや映画を観るという方法と、どちらが楽しく継続できるかというと言うまでもありませんね。ただし、ぼーっと観るだけではなく、英語の表現にフォーカスして視聴することがポイントです。気になった表現などをメモしておき、後で調べるなどの習慣をつければより効果的です。

ということで、この「ドラマや映画」を教材にして、あなたの英語表現ストックを増やしてみましょう!