Última actualización: 24 de abril 2022



スペイン語の物語 (1)

子供向けの物語をスペイン語で視聴する

いきなり映画やドラマのスペイン語を使って学習するのはちょっとハードルが高すぎることもあります。やはり、大人のスペイン語ですから、ある程度の知識やスキルがないとついていけないため、途中であきらめて挫折してしまうことにもなりかねません。

そんなときは迷わず、思いきって子供向けのコンテンツから始めるのもいいでしょう。

スペイン語圏の物語でなくても、子供のころからよく知っている童話であれば内容はすでにわかっていますから、スペイン語の基本的なリスニングを鍛えるのには持ってこいですね。

でも、子供向けだからといってナメてはいけません。子供向けであろうが、1つの物語を形成するにはそれなりの語彙や表現も必要になります。ナレーションもゆっくりわかりやすく話してくれますが、多くの音が密集した部分ではそれぞれの音を頭の中で処理しなければなりません。思ったほど簡単でないこともあります。

まず基本的語彙を確立する

物語を何度も聴くことによって、基本的な名詞や動詞などの語彙を増やしていきます。初心者の方はとくに、単語をどれだけ聴きとれるかに集中してください。

スペイン語の動詞は、英語と異なり、人称名詞ごとの活用がありますので、最初はむずかしいかもしれません。そんなときは、まず名詞や形容詞を聴きとるようします。そして、次に動詞を聴きとるようにしましょう。必要に応じて、自分の単語帳を作っていくのもいいでしょう。

聴き取れない箇所をマーク

物語に出てくる単語がほぼすべて理解できるようになると、聴きとり度もかなり向上しますが、それでも聴き取れない箇所が出てくるかもしれません。1つの音の洪水(あるいは塊)状態になっていて、それぞれの音を切り離せないのが原因ですが、どうしても聴き取れない箇所はそこにとらわれるのではなく、いちおうそのまま置いておいて、別の物語に進むという「見切り」も大切です。

もっと実力がついた時点でもう一度聴いてみて聴きとれる場合もありますし、どうしてもわからないものはわからない場合もあります。自分のまわりにネイティブ(あるいはそれに近い人)がいれば、聞いてみるのもいいですが、それができないからといってそこに執着する必要もありません。その部分を話している人のクセや録音状態もありますので、そこはいったん放置しておいて、いろんなコンテンツにふれて、耳を慣らしていくことのほうが大切です。

また、このコーナーでは、それぞれのリンク先ページにごく基本的な単語帳をつけていますが、一部でしかありませんので、後は自分で聴きとって、自分の単語帳を完成させてください。