2003年6月13日(金)

 会社をずる休みし釣行を決行。早朝、ここ2年通い詰めている三重県 梶賀の渡船誠丸に乗船。 この時期、半夜釣をすることが多いが、「午後から降るから」と誠丸の勧めで朝からの釣りに切り替える。

 さて、乗船。船は、5月から9月まで「解禁」になる磯大黒方面を目指し波を蹴立てて進む。うぉーっ!釣りだ!釣りだ! 船長の下船指示で、降り立った磯はソコブ。降り立ったらソコはソコブなんちゃってね。この方面では、大型の実績の有る磯だ。

 さっそくイソイソとイソ釣り。磯上がりから2時間ほどは、正面向きのポイントで竿を出してみる。しかし、うねりが高く、ツライ。あげくの果てに、愛用の玉網を波にさらわれバイバイ。とほほ…。ああ、10年間お疲れ様でした。

 ということで、正面をあきらめ、船付に場所移動。ここでは磯際狙いに徹することにして、うきをはずし、 道糸・ハリスともに4号、針上25cmに中通し錘2号というズボ釣りで探り始める。( 仕掛けは、ここをクリック)

 さあ、釣るぞ!と意気込み、竿を出す。船付左側は、ワンドになっている。その一番奥を探っていると、突然、3尋の棚でゴゴンという当りがあった。お、これは、もしかして!と、やりとりの末、抜き上げたのは35cm程の口太グレ。おおっ、イケルぞ。ということで、その後も、そのポイントを探り続ける。すると、9時頃いきなりゴゴン!ギュー!という締め込み。これはデカイ!しかし、何と言っても、磯際でのやり取り。4号を信じて糸は絶対だせない。レバーを握り締め竿でためていると、浮いてきたのは、なんと、50cmはありそうなグレだった。

 しかし、何と言うことだ!玉網がない!どうしよう!周りには誰もいない。仕方なく、弱るだけ弱らせて、波にのせて岩に引きずり上げ、やっと取り込むことができた。手尺で計ってみると、50cmありそうだ。思わずガッツポーズ。(誰もいないのが残念だ。誰か、見てくれ、オレのすごさを!)へへーっい!

 その後も順調な運び。48cmと38cmを追加、「もう一発」と張り切っていると、11時頃になって、「うねりが高くなってきた」という場所替えのお迎え船。うん、まあ、いいか。大物も釣れて満足したので港へ帰ることにした。船長に測ってもらうと「53.5cmあるよ。長く通いつめて良かったね」といってくれた(ヒジヤン、カンゲキ!)すかさず、記念写真もとってもらい、気持ちよく帰路に。途中、釣り餌店の「つり吉」に立ち寄り、魚拓をとってもらう。実は、磯際のズボ釣りを薦めてくれたのも当店の吉野さん。釣果をとても喜んでくれた。

 下北山温泉「きなりの湯」でのんびり湯につかりスッキリしながら、「うちの奥様、このグレ見て何て言うかな」と思いながら帰宅。「わー!すごい、これホームページ創って載せようっ!!」と奥様おおはしゃぎ。さっそく、デジカメで写真を撮影しパソコンに向かったとさ。

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