2013年1月2日(水)〜6月29日(土)

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2013年6月29日(土)
  木曜日の夕方、携帯に着信。誰かと思えば懐かしのマッチャン。「明日、一旦大阪に帰るんで、土曜日ご一緒させてください」とのこと。もちろん大歓迎で、土曜日一緒に釣行することとなった。当日6時に1190号スタート。7時にマッチャンと久しぶりのご対面。梶賀に向けてGO!

  11時前に梶賀着。仮眠所横に駐車。先着していたTT氏にお久しぶりのご挨拶。荷物を事務所まで運んでいると船長登場。まっちゃんは、「おや、東京の人どうしたんですか?」とからかわれていた。出船前「どこ行く?」と船長。「ダンナどこ上がってるの?」と聞くと「"オベラの奥"」「そんじゃ、その後に2人で入るわ」ということで決定。TT氏は "カガリの西" に上礁。"オベラの奥" ではダンナがお出迎え。「どうでっか?」に「ぽつぽつ」との答え。クーラーを覗くと、また "メイチダイ" が入っている。これはおちおちしていられないと急いで竿をセットし、高場から竿を出す。マッチャンはとりあえずフカセ釣りでスタート。コツンとアタリがあり、"カワハギ" GETT!ダンナのお土産に提供。ダンナが撤収船上の人となり、空いた低場に移動。マッチャンも高場に替わってズボ釣り開始。しばらくアタリの無い時間帯があり、あれれ?と思っているとマッチャンに強烈なアタリ。沖に向かって走り、ドラグが滑って道糸が引き出されていく。「ハリスが細いんで」とマッチャン。何とか体勢を立て直して浮かせたのは50cm近い "サンノジ"。直後、筆者にも同サイズがヒット。"コッパグレ" "ベラ" などがのアタリの合間に "サンノジ" が竿を引っ手繰る展開。マッチャンはなんと "ウツボ" を7本連発。「なんでこいつばっかりやねん」とぼやきたおしている。コツコツとアタリがあり合わせを入れると、丁度良い按配の引き。「"メイチ" か?」。浮いてきた魚体は黄色に茶縞。「おっしゃ "メイチ" や」と小躍りしたが、海面に現れたのは "タカノハダイ〜" チャンチャン♪しばらくして、また強烈なアタリ。「どうせ "サンノジ" やろ」と強引にやり取り。高場からマッチャンが「ええ型の "コロダイ" ですわ」とおっしゃる。「ホンマかいな」と海面に目を凝らすと「ほんまや」と慎重にタモ入れ。48cmだった。バラシ地獄脱出成功か?その後、魚の喰いが悪くなり、付餌が残りだし、そのままこれといった釣果無く終了。

  事務所に戻って話を聞くと、TT氏はバラシ3発やらかしたそうな。それでも手堅く40cmの "グレ" を手にしていた。マッチャンは、"アカハタ" "ガシラ" の大型といった釣果。いささか不満足だったようだが、次回は11月になるということで、船長に別れを告げていた。"オベラの奥" はこれからが本番。今年は、少々暑くてもがんばろう!



2013年6月22日(土)
  台風4号のおかげで、今週はお休みかなと思っていると、突然消滅。熱帯低気圧になり、天候の回復も早まりそうとの予報。金曜の夕方携帯電話に着信。マッチャンは東京だし誰?と着信画面を確認するとS-ダンナ。「明日、どうするん?半夜行けへんやろか?」とダンナ。予報で波は2.5m→1.5mとなっている。「船出ると思うけど。船長に電話してみるわ」と告げ、誠丸に電話。「これから、低気圧が通るし、明日朝電話くれる?」とのこと。取って返してダンナにそれを伝えた。お互い翌朝電話を掛けてみるということで打ち合わせ完了。翌朝5時に起きだし、顔を洗って、誠丸に電話。「おはようさん。"オベラの奥" 行けるで」と船長。「ほんじゃ行きますワ」と仕度をして、1190号スタート。道の駅「鬼の国」で蕎麦&めはり寿司の定食を食べて、11時前に梶賀着。S-ダンナはすでに着いていて、海の様子を観察していた。挨拶もそこそこにどの磯に上がるかを検討。2人共 "オベラの奥" で一致した。仕度をして、乗船。「2人で "オベラの奥" 行きたいねん」と言うと「オッシャ」と船長。先に沖磯に渡してから、Uターン。"奥" に上礁。

  ダンナは本命場所で竿を出し、筆者は1つ手前の出っ張りを試してみることにした。竿・タモ・バッカンを持ってエッチラオッチラ、ポイントまで移動。浅い棚から探っていく。餌は盗られるが、棚を変えてみてもアタリが出ない。撒餌に "カワハギ" が浮いてきたので、ウキ下50cmで狙ってみる。狙い通り1投目から浮きが沈み "カワハギ" ゲッチュー。棚を戻して流していると道糸が走って、竿先にアタリ。左右に走りまわるので "ボラ" かと思ってやり取り。浮いた魚はナント60cmほどの "ヒラスズキ"。完全にグロッキーで、海面で横になっている。何処でタモを入れようかと目を話した隙に、最後の一あがきのヒラを打たれて、鉤外れでバラシ。唖然・呆然。暫く粘っていたが、アタリは無くなった。チラッとダンナを見ると、「こっちにおいでおいで」と手を振っている。ほんじゃと場所移動。ダンナのクーラーを覗いてみると "メイチ" が入っている。高場に釣り座を取って、戦闘再開。"コッパグレ" "カワハギ" "メバル" などが喰ってきて飽きない。場所交代で低場に移動。3回大型魚が喰ってきたが、ことごとく鉤外れでバラシてしまった。「また、バラシたんかい」とダンナも呆れ顔。ダンナのお土産釣りで本日終了。

  「鉤外ればっかや」と船長に告げると、「鉤小さいのとちゃうか?」、ヒ:「7号やで」、セ:「もっと大きいほうがええで」とのこと。次週は鉤の号数を上げてリベンジを誓い梶賀を後にした。



2013年6月15日(土)
  マッチャンは東へと去り、また一人釣行に戻っての1週目。朝釣りか半夜かで迷ったが、"ヒラスズキ" を狙いたくて朝釣りで予約を入れた。前日21時前に1190号出撃。1時過ぎに梶賀着、仮眠所で一眠り。外が騒がしくなり、起きて外に出るとS-ダンナが「おはようさん」。事務所でK兄貴たちと談笑の後、港に降り、乗船。「何処行く?」と船長。「"ヒラスズキ" 狙いたいし、"カガリ" の何処か」と言うと「おっしゃ、先に沖磯行くし後ろ乗ってて」とのこと。沖磯に渡し終えて "カガリ" に取って返す。"東" に上礁。ダンナは "オベラの奥" に向かった。

  即、ルアーロッドを取り出しルアーをセット。沖向きは台風3号のウネリが残っていてフカセ釣りは無理だが、"シーバス" には絶好のサラシが出ている。"東" からキャストするがチェイスしてこない。"中" "南" と遠征して歩き "南" と "西" の間を探ると、足元まで撒いていたところで黒い魚体がルアーに飛びついた。残念ながらフッキングならず。ルアーを代えて帰りがけもキャストを繰り返したが、2度とバイトしてこなかった。

  ルアーを諦め、フカセ釣りの仕掛をセット。マンジュウ岩は波が時折洗っているので、その左横から竿を出す。潮は右向きに流れており良い潮なのだが、魚からの反応は無い。船着きに移動。撒餌を入れると餌盗りがわんさか。このところお馴染みの "コガネスズメダイ"。フカセでは太刀打ちできず、ズボ釣りに切り替える。深棚まで落とすが釣果は "ベラ" のみ釣果。奥のワンドに移動。ここは相変わらず "アイゴ" の入食い。磯際スレスレを狙っても "コッパ" と "ベラ" がポツポツ。諦めて裏のテラスにまたまた移動。移って最初のうちは "イスズミ" や "コッパグレ" が喰ってきたが徐々に "アイゴ" が掛かってきて最後は入喰いに。「ここも駄目か」とまたもや移動。表に戻ったが、相変わらずアタリなし。撒餌が効き始めるとアタリが出始め・・・。"アイゴ" だった。"カガリ" 周りは "アイゴ" に包囲された模様。ボウズで終了。

  撤収船に乗り込むと、ダンナが開口一番「"オベラの奥" 正解!」と鼻息が荒い。事務所に戻って見てみると "ヒラスズキ" "メイチダイ" などよだれの出る釣果。「参りました」と告げて梶賀を後にした。



2013年6月8日(土)
  先週の釣行の別れ際、マッチャンは「金曜日に東京で会議があるんで、釣りは無理やろな」と言っていた。金曜日、帰宅途中に電話。「今、東京駅です。これから帰りますんで半夜でお願いします」とマッチャン。全く見上げた根性である。朝7時に迎えに行く約束をして、この日は早めに就寝。6時前に1190号で出撃。マッチャンを拾って梶賀へGO!東京への長期出張が決まったそうで、今釣行が出張前の最後になるとのこと。残念では有るが致し方ない。

  梶賀に着いて、船長にも報告。「寂しいけど、しゃあないな」と船長。マッチャンの選んだ磯は "オベラの奥"。筆者は "カガリ" を希望した。先に沖磯に着けるから、戻って "オベラの奥" へ。マッチャンを降ろして "東" に上礁。ウネリが高く正面での竿出しは出来ない。船着きから釣り始める。撒餌を入れると黄色の魚が大集結。"コガネスズメダイ" のようで、フカセでは餌がもたない。今年は "コガネスズメダイ" と "アイゴ" が異常発生しており餌盗地獄となっている。奥のワンドに移動。先週のマッチャンの話では「"アイゴ" が沸いていてどうしようも無い」とのことだった。撒餌が効き始めると、聞いていたとおり "アイゴ" が喰ってくる。そこで、ワンド奥の壁際ギリギリに仕掛を入れてみるとガツンと何かが喰って来た。姿を見せたのは25cmほどの "ガシラ"。同じポイントを攻めていると "コッパグレ" "ベラ" などが喰ってくる。試しにワンドの中央に仕掛を入れると、やはり "アイゴ" の入食い。型が今一なので、裏のテラスに釣り座を移した。左側の過度を狙っていると "イスズミ" "サンノジ" の中型が竿を曲げる。"グレ" も喰っては来るが皆小型。合間に鉤を伸ばされたバラシと根ズレのバラシ。腕が攣りそうなほど竿はよく曲がったがボウズのまま終了。

  撤収船を待つ間、ルアーをセットし、夕マズメの "ヒラスズキ" を狙ってみたがノーバイトだった。

  撤収船で迎えてくれたマッチャン。「小さいけど "メイチ" 出ましたよ!」とニコニコ顔。事務所に戻ってクーラーを覗くと "アカハタ" 4匹にちゃっかり "グレ" 35cmも釣っていた。この日は "グレ" は不調で35cmまでがポツポツと言う釣果。マッチャンは暫しのお別れに、名残惜しげに梶賀を後にした。

2013年6月1日(土)
  カウントダウンの進むマッチャン。金曜日夕方に電話。「明日、通しでやりたいんです。どうします?」とのこと「じゃ、別々で」と一旦話を終えた。しかし朝釣をするつもりでいたので、5時間ほど暇つぶしをすれば良いかということで、「一緒に行こうか」と電話を掛けなおした。11時に1190号で出撃。マッチャンを拾って梶賀にGO!

  4時前に梶賀着。ダンナと談笑していると船長登場。K弟氏を交えて談笑。4人を乗せて出港。「思ったよりウネリが取れてないのう」と船長。底物のK弟氏を "カガリの西" マッチャンを "カガリの東" に降ろし、"オベラの奥" に向かう。"オベラの奥" はさすがにおだやか。渡礁し戦闘開始。まずは、フカセ釣り。何―んも反応なし。暫く打ち返したが、諦めてズボ釣りにチェンジ。撒餌に餌盗りが寄ってきて海中はにぎやか。"ネンブツダイ" "カワハギ" などがウヨウヨ。餌は仕掛を入れると即盗られ、たまに "ネンブツダイ" "カワハギ" "ベラ" が竿を少し曲げてくれる。この状況にどうにも釣れそうな気がしない。船長に怒られるのを覚悟で磯替えを決意。弁当船に乗り込むと案の定「我慢せんと。地合は遅いで」と船長。「餌盗りばっかや」と「どこも餌盗りおるで」とぼやきながらも替わりの磯を探してくれる。"竜宮" に上礁。先端に釣り座を取ってフカセ釣り。撒餌を撒くと御多分にもれず餌盗りが集まってくる。ウキに反応はあるのだが合わせてものって来ない。悪戦苦闘の後にやっと釣ることが出来たのは、オチョボ口の "コガネスズメダイ" だった。"スズメダイ" と "ベラ" の餌盗りに悩まされながら、やっとまともな引きを味わえたのは "アイゴ" 30cmだけ。タイムアップとなってしまった。

  マッチャンは引き続き午後の部に突入。ダンナは何やかや小物をいろいろ釣っていた。"アイゴ" をお土産に進呈し、ダンナに「さいなら」。仮眠室で一眠り。2時間ほど寝てスッキリ。だがまだ3時間は待たなければならない。そこで、これまで走る機会が無かった "早田(はいだ)" "九鬼" の海岸線をドライブすることにした。1190号に乗り込みスタート。山道をクネクネ走って "早田" "九鬼" を見て回る。どちらものどかな港町だった。期待していたほど海辺を見渡せる道ではなく、景色は今一だった。梶賀に戻って暫く待つとマッチャンを乗せた誠丸が帰ってきた。

  「どうやった?」と聞くと、「朝、("カガリの東") "ヒラスズキ" 8回当たって2枚取れました。その後 "オベラの奥" に磯替えして、夕方に今年初物の "メイチダイ" が釣れて "タマミ" とか "アカハタ" なんかがパタパタ来ましたわ」と型は少々小さかったがご満足のご様子。通し釣りはさすがに疲れたとみえて帰りの車中で高鼾。筆者は昼寝のおかげで元気元気。あっ、ボウズだっけ。

2013年5月25日(土)
  お天気全く心配無しの今週末。土曜日は午後が上げ潮の地合なので、半夜釣行を計画していた。金曜日の夕刻、ボチボチ掛かってくるだろうと待っていると携帯が鳴り出す。「明日、行かはります?半夜ですよね」とマッチャン。「OK、2人で予約入れとくわ」ということで同行決定。誠丸に予約を入れて、翌日に備えて早寝。5時に起きだし、シャワーを浴びて6時に1190号スタート。7時にマッチャンと合流して梶賀へGO!。「今週は "オベラの奥" を試してみたいんです」とマッチャンは張り切っている。11時には梶賀に到着。奥さんとご挨拶。暫くすると船長が見回りから帰ってきたので談笑。乗船したところで「どうする?」と船長。「マッチャン "オベラの奥" 行く言うてるし。僕は "カガリ" の何処かが空いてたら」と言うと「オッシャ、先に沖から着けるし」とのこと。出港した誠丸は沖磯にまっしぐら。"カガリ" を眺めていると他渡船が "南" に客を乗せていた。沖磯に一通りのせて、Uターン。マッチャンご要望の "オベラの奥" に着けた後、「K親子が底物やっとるけど、入れ替わりで "カガリの西" 行こか」と船長。「OK」と船首に移動。"西" に上礁。K親子にご挨拶。「どうです?」と聞くと「全くだめ」とのこと。高場から竿を出す。撒餌を入れると茶色の餌盗りがチラホラ。ウキが沈んで、最初に釣れたのは "カワハギ" だった。1時になって、朝釣のK親子は撤収船でバイバイ。暫くして、アタリがあり "グレ" 30cmが喰ってきて一安心。その後、時折 "サンノジ" を交えて30〜35cmの "グレ" を5匹追加。5時前これまでと比べると強い引きで楽しませてくれたのは、本日の最長寸38cm。その後、夕マズメの "ヒラスズキ" を狙ってルアーを投げてみたがノーバイトでタイムアップ。

  「"奥" はまだ早かったですわ」とマッチャン。"カンダイ" 55cmと "コッパグレ" の釣果に少々ご不満。沖磯は中型 "グレ" が数匹釣れており最大48cmが出ていた。他に "真鯛" "イサキ" とこの時期らしく賑やか。転勤までカウントダウンが始まり少々あせり気味のマッチャン。次週乞うご期待。

2013年5月18日(土)
  週の始め、土日は雨と天気予報。週末に近づくに従って、曇り時々雨となり、前日の予報は終日曇り。「オッシャ。釣行OKや」と誠丸に電話を入れる。昼からは下げ潮になるので朝釣で予約。それから数分後、マッチャンから電話。マ:「明日、行かはります?」、ヒ:「誠丸に予約入れたで」、マ:「実は、7月から来年の3月まで東京に長期出張しなアカンかもしれません」、ヒ:「エーー!」詳しくは道中聞くことにして、とりあえず釣仕度。12時にマッチャン宅へ1190号でお迎え。長期出張の話を聞くとほとんど決まりの話。6月一杯楽しみましょ。

  3時半に梶賀着。遅れてダンナの車が到着。事務所でも "マッチャン問題" が話題となった。出船前、船長が「何処行く?」と聞いてきたので「"カガリ"」と告げると「ほな、後ろに乗っといて」と言われ、船尾に移動。

  ウネリが残っている中、沖磯に向かう。"ダンゾ" にKI君ら3人を降ろし、次に "ソコブ"。"ソコブの奥" にダンナを降ろした後で「マッチャン前出て」と船長。あわてて2人で移動しながら「"カガリ" ちゃうん」とブツブツ。"ダンゾの地" に上礁。上礁後も「何で "ダンゾ" やねん」と2人でブツクサ。気を取り直して仕度する。マッチャン船着き、筆者は奥に釣り座を取った。釣始めは餌盗りだらけ。"キタマクラ" の猛攻に辟易。何処に仕掛を入れてもハリスをカジカジされる。マッチャンは早くもズボ釣に変更し根魚を釣っている。釣座をワンド奥に移動してみたが、反応無し。本の釣座に戻る。ここまで釣れないと、「"サンノジ" で良いからウキを沈めて!」と海にお願いしてしまう。すると不思議なことに、ウキが掻き消えた。今日はじめての強烈な引き。コンコン竿を叩くので判ってはいたが、上がってきたのは案の定 "サンノジ" 45cm。「次は、"グレ" をお願い」と祈ってみたが、海の神様はそう甘くは無く、ボウズのままタイムアップ。マッチャンは、"アカハタ" "ガシラ" の赤い魚ばかりをコレクション。「一発、どうにも止まらんバラシがありましたワ。"イシダイ" やと思います。」とのこと。

  この日の朝釣では、良い釣果は見られなかった。ダンナも不発の様子。梶賀釣行のカウントダウンが始まっているマッチャンはそれまでに記録物をしとめたいと少々あせり気味。次週こそはと、鼻息が荒い。どうなる?マッチャン。

2013年5月12日(日)
  土曜日の釣行を予定していたが、予報が徐々に前倒しになり大荒れとのこと。仕方なく日曜日に出撃することにした。前日、天気予報を確認すると波2m→1.5mでうねり無しということで、誠丸に予約電話「久しぶりやね」といきなり先制パンチ。「チョッと四国行ってたし・・・」「半夜やね。潮から言うたら(午後は上げ潮)」「それでお願いします」で予約完了。翌日5時に目が覚め、6時前に1190号スタート。日曜日の早朝は思っていたより車が少なく外環はガラガラ。快調に距離を稼いで10時に梶賀に着いてしまった。

  事務所横の駐車場は満杯。仮眠所横に駐車する。早く着きすぎて海をボーっと眺めていると「ヒジヤン(とは言わない)ですよね。HP見てます」とF氏。面と向かって「見てます」と言われるとなにやら恥ずかしい。「結構、波残ってますね・・・」と立ち話で暇を潰した。ニッシー・ナッチャンが到着。見回りから戻った船長と事務所で談笑。「思ったより波が落ちんかったのう。マッサン来とるからのう」と船長。嵐を呼ぶ男マッサン面目躍如。「"オベラの奥" 行くか。そろそろやろ」「そうやね、一番平和そうやし」ということで本日の戦場が早くも決定。乗船し出港を待っていると船尾の客と船長がなにやら盛り上がっている。出港して、船尾氏を "ナカドマル" に下ろした後、"カガリ" の前を航行中「ええ話したろ」と船長がマイクで話し出す。「さっき降ろした子、いつもカップルで来るンやけど、この前磯でプロポーズしてOKもろたんやて」これには船内オオウケ。「ワシも長いことやっとるけど、こんなん初めてや。ニッシー、先越されたのう」皆大笑いで戦闘モードはヘロヘロ。"オベラの奥" に上礁。ズボ釣からスタート。たまに餌盗りのアタリはあるが、狙い物は入って来ていないようだ。10投ほどで切り上げ、フカセに変更。2尋で流していく。2投目でアタリ。結構良い引きで楽しませてくれる。浮いてきたのは良型の "グレ"。タモに納めて、写真をパチリ。引き続きサイズアップを狙う。ヒュン!と一瞬でウキが掻き消えた。ビックリして合わせたが、竿に重量感は感じない。「鉤外れ?」と思い仕掛を確認するとチモトでプッツリ。ウキの抵抗だけで切れたようだ。"尾長" 恐るべし。暫く続けたが、餌も盗らなくなったのでズボに変更。数投目、ゴツンとアタリ。左右に走りながらよく引く。色は茶色。浮いたのは40cmほどの "カンダイ(コブダイ)" だった。写真を撮ってリリース。その後はズボ・フカセともに反応なくタイムアップ。

  撤収船の舳先にはマッサンがデンと座ってお出迎え。真っ黒のウエアが白く潮を吹いている。沖磯はかなり荒れていたようだ。この日、沖磯は "グレ" はポツポツ。F氏は "ダンゾ"" で48cmを物にしていた。他には "イシダイ" "コロダイ" なども見られた。相変わらずバラシも多かったそうで、まだまだオオバラシ体験は可能。「ほなまた」と梶賀を後にした。

2013年4月20日(土)
  波の高い日が多い今日この頃。今週土曜はどうかと、ネットで検索。問題なし。通行止めになっていたR169も片側通行で開通したとのこと。定時で会社を出て、電車を下りて歩いていると携帯に着信。「もしもーし、明日行かはりますか?」とマッチャン。「行くよー。道も通ったし。12時に迎えに行くわ」で同行決定。11時に1190号で出撃。12時にマッチャンを拾って梶賀にGO!。R169には、片道通行箇所が何箇所かあり、何処が今回崩れたのか判らないまま梶賀に到着。

  先着の車は1台だけ。遅れてダンナが到着。大黒解禁待ちなのか客が少ない。4人を乗せて出港。マッチャンが船長に呼ばれて「"見張り" 行くし、用意して」と告げられる。マッチャンを降ろした後、"カガリ" に向かってフルスピード。"東" に上礁。ダンナは "南"。竿を伸ばしていると、他渡船が無理やりワレに客を上礁させた。空いている磯はいくらでもあるのになんでやねん。まあ、気を取り直して "マンジュウ岩" から竿を出す。仕掛けは "尾長" 仕様の4号通し。ゆっくり右に流れる潮に乗せて流していると、数投目にアタリ。合わせた直後竿が跳ね上がった。チモト切れのバラシ。「"尾長" か?」。また数投後、舜殺のバラシ。チモト切れだった。「2度もバラシたらもう来ないかも」と思いながらも打ち返しているとウキが沈む。が、上がってきたのは "サンノジ" だった。暫くして、"尾長" らしきアタリ。舜殺を免れ、慎重にやり取りするもウキが見え、あと少して魚体が見えるというところでまたもチモトが飛んでしまった。そして留めは、アタリと同時に足元に突っ込まれ、根に張り付かれてしまい動かず。泣く泣く糸を切った。

  弁当船の船首にはマッチャン。「どうですか?"見張り" は "アイゴ" だらけですわ」とのこと。「4発バラした」と告げる。その後は、潮が動かず、釣れるのは "サンノジ" ばかり。他渡船氏も「"サンノジ" ばっかりや」とお嘆き。終盤には餌も盗られなくなって終了。

  この日も、ダンナは48cmの "グレ" を物にしており、一人写真に納まっていた。マッチャンは "ナカドマル" に磯替えして根魚と遊んでいたそうな。次週はGW。鵜来島遠征を予定しているので、帰り道は今日の釣より遠征の話題が多かった。

2013年4月13日(土)
  先週は春の嵐ということで到底出船できる状況ではなかった。桜も散ってしまって春本番のはずのわりには、少し肌寒い今日この頃。マッチャンからの電話を待たずに誠丸にTEL。誠:「あれ、番号ちゃうやん」、ひ:「この前の海ポチャで壊れてん。明日行きますわ」、誠:「ええけど、下北あたりで崖崩れがあって通行止めやし、北周りの方がええで」、ひ:「了解、餌をお願い」ということで伊勢道ルートでの釣行となった。早く出て現地で寝ようと、9時半に1190号で出撃。久しぶりの伊勢自動車道から紀勢自動車道を尾鷲に向かう。これまで終点だった大内山を抜けても、高速はまだ続いていて、あれよあれよと言う間に紀伊長島に着いてしまった。こりゃ楽チン。三木里を走行中、こちらを無視してノンビリ横断する狸を発見。そのふてぶてしい態度にマッサンを思い出してしまった。また、ボウズの予感。

  2時前に梶賀着。仮眠所で一寝入り。4時半に船長の「おはよー」で起こされて事務所へ。崖崩れの復旧は思っていたより長引きそう。その上、迂回路はかなりヤバイ道らしい。ともあれ、出港。ダンナは "西" に行くらしい。"カガリの東" にもう1人と上礁。X氏が船着に釣座を取ったので、ワレで竿を出す。10投ほどしたところで竿引きのアタリ。グイン!バチッ!!でバラシ。ハリスのチモトで切れていた。「もしかして "尾長"?」。暫くしてまたまたチモト切れのバラシ。半泣きで打ち返しているとまたアタリ。何とか浮かすと残念賞の "サンノジ"。ここで弁当船。船首にはダンナの姿。弁当を受け取りながら「どない?」と聞くと「50cm位の1匹や、ここは?」とダンナ。「2発切られたわ」と答えつつ、羨ましい。X氏も根擦れでバラシたそうな。

  受け取ったばかりの弁当を食べようと、岩に腰を掛け、蓋を取る。割り箸を割っていると、突然弁当を持った左手に衝撃。バシッと音がして茶色の影が飛び去っていった。弁当を見ると左上に有ったテンプラが1つ無くなっている。トンビにテンプラをさらわれてしまった。しゃれにもならん。その直ぐ後、マッチャンから電話。ま:「どうですか?」、ひ:「朝から2発バラシてしもた。多分 "尾長" や」ま:「楽しそうですやん。私部署替えで今までより釣りの回数減りそうです」とのこと。カワイソ。弁当を食べ終え戦闘再開。

  その後は、潮が動かず、喰ってくるのは "サンノジ" ばかり。昼からは餌さえ盗られなくなって終了。

  この日唯一気を吐いていたのはダンナ。50cmクラスをてに写真に納まっていた。バラシと "サンノジ" の引きは存分に味わったが、すっごく不満足。マッサン狸の呪いか?本人は、重い足を引き摺りながら帰路に着いたが、1190号は元気元気。

2013年3月30日(土)
  マッチャンから久々に電話が入り「やっと、仕事から解放されました」と晴れ晴れとした声。「明日、親父とその友達も一緒ですがどうされます」とのこと「んじゃ、ご一緒で」ということで4人での梶賀釣行決定。近所の釣具屋さんに安いボイルがあるというので、餌もお任せ。0時に1190号で羽曳野に向かい、1時合流。親父さんたちにご挨拶して、梶賀にGO!ほぼ満開の夜桜を眺めながら、帰り道は「お花見やな」と考えながらドライブ。4時半頃梶賀着。

  この時期、客は少なく、駐車場には5台。S-ダンナは先着していた。事務所での話題は「ボイル不足」。皆一様に困り顔。出港した船は、"カガリ" 方面へ向かう。"西" に1人降ろした後、足場が良い "ナカドマル" に親父さんたちが上礁。次に向かった "東" にマッチャンと上礁。ダンナは、例の "コスギ" のようだ。2人とも試しに "シーバス" を狙ってルアーを投げてみたが無反応。フカセに切り替える。7時まで上げ潮で、その上波が残っているため釣座は限られる。マッチャンが船着に釣座を取ったので、波を被っているマンジュウ岩の後ろから竿を出す。マッチャンが1投目から30cmほどの "グレ" をゲット。筆者も2投目で同サイズを釣り上げ、「幸先ええけど、隅一になるんちゃうやろか」と要らぬ心配をしていた。が、その心配が当たってしまいその後 "グレ" の反応無し。マッチャンは "カンダイ" を釣ったり、高切れバラシをやらかしたり、例によって "ウツボ" と遊んだりと楽しそう。昼を過ぎ潮が下げてきたのでマンジュウ岩に移動。マッチャンは、"大ボラ" と長時間格闘の末、勝利。

  終了時刻30分前、久しぶりにアタリ。40cmクラスの魚の引き。手前に寄せてきたところで、ハエ根をかわそうと1歩前に踏み出した。ところが藤壷に爪先を引っ掛け前のめり。右足を踏み出したが、そこに陸地は無かった。尻餅をついた所は海草でヌルヌル。そのまま、滑り台のように海中にボチャン。竿を持ったまま季節外れの海水浴をする羽目になってしまった。「大丈夫ですか?」と覗き込むマッチャンに竿を渡して、何とか這い上がった。一息ついて横を見るとマッチャンが竿を立ててやり取りしている。姿を見せたのは "サンノジ" だった。タモで救って一件落着。

  帰りの船中、「海に落ちた」と言うとダンナ大喜び。港に戻って船長夫妻に「落ちたし、シャワー貸して、・・・」と告げると、2人はニコニコ。マッチャンの着替えを貸してもらって、清算をして帰りのご挨拶。「ほなまた」と言うと「禊(みそぎ)したし次から釣れるで」と船長。帰路、下北山村で車を下りて4人で花見を楽しみ、ハプニング釣行を終えた。

おまけ
  帰宅して、充電しようと携帯電話を取り出してみると、うんともすんとも言わない。一応防水機能は有るのだが、5年ほど使用しているので防水機能が甘くなっていたようだ。買い替え時期でもあり、翌日ドコモショップへ出かけた。機種変更だと3万円ほど掛かるとのことで、「いっそ他社に代えたろか」と思っていると「電話番号継続でなければ、新規契約ということで安くなります」と係りの兄ちゃん。「ほなそれで」と即決。しかし、長く契約していると機種変更が高く、新規は安いと言うのは今一納得しかねる。ということで、携帯電話の番号変わりました。3ヶ月間は、旧番号に掛けると新番号の案内が流れます。よろしく。

2013年3月16日(土)
  仕事がお忙しいマッチャンからは電話無し。多少波は残りそうだが釣日和の予報に、いそいそと準備をして、仮眠を摂る。12時に起きだしシャワーを浴びて目を覚ます。1190号も起こして梶賀へGO!出船1時間前には到着。先着のS−ダンナとこの日の作戦会議。(ほとんど「獲らタヌ」話)

  出港した誠丸は "カガリ" を目指すが、波が残っていて "西" に何とか一人下ろして "ナカドマル" のあとは湾内へ。船長の「何処行く?」に「"マンジュウ" 行ってみたい」と回答し、上礁。ダンナは "コスギ" にしたようだ。"マンジュウ" には一度渡ったことは有るが、波が被ってきたので竿を出す前に磯替してしまった因縁の場所。船長の教えに従い梶賀港向きに竿を出す。餌は盗られるが、アタリが出ない。低い磯なので左横から波が寄せ、なんだか落ち着かない。弁当船で磯代わり。「我慢せんと」と船長。竜宮に上礁。弁当を食べ終え戦闘再開。

  最初潮は、右に流れ何も喰ってこない。これは、だめかと思っていると右に流れが変わった。打ち返しているとウキに反応。30cmほどの "グレ"。「オッシャ!」と期待を込めて打ち返すも、その後は沈黙の海。10時前ウキが沈んだ。下に潜ろうとする引きに「来た!」と慎重にやり取り。しかし浮いてきたのは40cmほどの "チヌ"。"チヌ" のわりには良い引きで楽しませてくれた。その後はアタリ無く終了。

  この日、ダンナは "コスギ" で "チヌ" と "イガミ" の50cmを釣り上げ鼻息が荒かった。"カガリの西" は波が高かったが、"真鯛" 60cmと "グレ" 40cmを釣っていた。「一番水温低い時期やしな」と船長。「ほな、また」と梶賀を後にした。

2013年3月9日(土)
  3月に入り、梶賀の海水温は14度前後を上がったり下がったり。魚の喰いも良かったり悪かったりと安定していない様子。先週末は天候不良で出撃不可。週末の天気予報を気に掛けていたが、おおむね良好。会社帰りに誠丸にTELを入れた。年度末で忙しいマッチャンからは音沙汰無し。1時半に1190号で梶賀へGO!

  順調に峠を越え、下北山を過ぎたところで前走車が急ブレーキ!あわててブレーキを踏んで何を逃れたが、前の車のライトに照らされてお狸様がおろおろ。嫌なものを見てしまった。ともあれ、何とか無事にモリモトに到着。森本さんが開口一番「ボイルの値段上がってん」「ハア?こないだ上がったばっかりやん」「だんだん入り難くなって、配給制になるかも知れんで」だそうな。6月には新年度分が入荷予定とのことだが、暫く生オキアミで我慢することになるかも。

  誠丸の事務所でもボイルの話題でS-ダンナ達と談笑。時刻が来て乗船。出船前に「どうする?南から波有るし、"見張り" から渡すわ」と船長。「出てみてからでええわ」ということで出船。"見張り下" の表と裏に渡してから、"カガリ" に向かう。やはり波が高いので「"ナカドマル" 行くか?」と船長。「OK」と答えて渡礁。

  まずは、船着から竿を出す。左右からのサラシの間を竿1本の棚で探っていく。打ち返せど打ち返せどアタリ無し。弁当船の時刻となる。船に乗り込むと「どうや?」と船長。「あかんかん」と言うと、「替わるか?」と聞かれたが、「ここでやるわ」と釣り座に戻った。弁当を食べて、戦闘再開。打ち返せど、打ち返せば、アタリ!。やっとこさ魚の引きを味わえた。30cmチョットの "グレ" が浮いてきた。抜けると判断して跳ね上げてキャッチ。ハリスを掴んだところで "グレちゃん" 一跳ね。鉤が外れてピョンピョン、ツルツル、ボッチャン。「あーあ」。

  その後アタリが無いので、裏の "マルイシ" 向きも試してみたが不発。船着に戻って打ち返す。昼を回って、潮が動き、餌を齧られだした。30cm弱が2匹続けて喰ってきたので「よっしゃこれから」と張り切ってサイズアップを狙ったが、その後ノーバイトで本日終了。

  ダンナも同じような釣果で、この日は何処も喰いが悪かった様子。「水温低いからのう。喰う日と喰わん日が交互にあるわ」と船長。「ほなまた」と梶賀を後にした。

2013年2月23日(土)
  先週は、マッチャンからお誘いがあったのだが、体調不良で1週お休み。めったなことで風邪などひかない筆者であるが、悪寒と吐き気でダウンしてしまった。マッチャンから電話があった時には、かなり回復していたのだが、大事を摂ったという次第。今週は、体調も万全。帰宅途中に誠丸に予約電話を入れた。直後マッチャンからも電話があり1時半のお迎えで同行決定。12時半に自宅を出て、1190号からマッチャン号に乗り換えて梶賀へGO!吉野を越えたあたりで雪がちらほら降り出したが、積もる程ではなく、無事に梶賀着。事務所でS-ダンナ達と談笑。なぜかマッチャンが入ってこない。そろそろ港に下りようと表に出てさがしていると「車で寝てたら、船長に起こされました」とマッチャン。

  港を出た船は、いつもと違い梶賀磯に向かう。マッチャンをご希望の "ドンビ" に降ろして、"カガリ" に向けてフルスロットル。"カガリ" 周りに降ろし終え「何処行く?」と船長。「"ナカドマル"」と答えて、上礁。残ったダンナはご希望の "コスギ" に向かった。

  まずは、船着で竿を出す。竿1本の棚で磯際を探る。2投目、ウキがユルユル沈み出した。「根掛り?」と半信半疑で合わせてみるとグングンと魚族の引き。ハエ根際のやり取りなので、あせって浮かせようとしたが間に合わず根擦れでバラシ。大泣き。その後、当て潮になり全くアタリが無くなった。弁当船が来て、弁当配りをお手伝い。今のところ何処もさほどの釣果はなさそうだった。"マルイシ" 向かいに釣座を移動。こちらも泣かず飛ばずで、船着に舞い戻る。潮がゆっくり払い出すようになり、撒餌が効いてくると、"タカベ" が湧き出した。打ち返していると、ユルユルウキが沈んで、"グレ" 30cm。正月2日以来のボウズ脱出。サイズアップを狙うも、同サイズを1匹追加して本日終了。

  この日、マッチャンは丸坊主。ダンナは小さいながら "グレ" をポツポツ釣っていた。良かったのは "カガリ" の沖向きで、中でも "西" は50cmを釣っていた。マッチャンは3月に入ると年度末で仕事が忙しくなるそうで、「釣に行けませんわ」とのこと。しかし、帰りの道中、何とか休みを捻り出そうとブツブツ独り言をつぶやいていた。

2013年2月9日(土)
  金曜夕方にマッチャンから電話「明日、行かはります?」「はいはい、行きますよ」ということで同行決定。凍結が心配だったので、余裕を持って1時に待ち合わせ。0時に1190号エンジンスタート。マッチャン号に乗り換えて梶賀へGO!。おかしな獣にも会わず無事梶賀に到着。駐車場も最後の1スペースに滑り込み成功。程なく船長が現れ、事務所で久しぶりのS−ダンナと談笑。

  この日も、港の駐車場に車が整列。結構客は多い。出港すると、"カガリ" に向かう。"カガリ" 周りに降ろし終え「何処行く?」と船長。「"波被り"」と回答。"オベラの波被り" にマッチャン、ダンナと3人で上礁。左先端に筆者。マッチャンはその右側。ダンナは高場寄りに釣座を取った。暫くして、他渡船のカゴ釣師が真ん中に上礁。手前から徐所に沖へ深棚へと探っていくが当て潮で釣辛くウキに反応無し。マッチャンに1発アタリがあったが、やり取りする間もなくバラシ。「大きかったやろ?」と聞くと「ええ、ハリス細かったんで」と細ハリスを後悔していた。あまりに喰いが悪いので痺れを切らしたダンナは弁当船で「"コスギ" 行くわ」と磯替え。カゴ師は時折竿を曲げているが、フカセには全くノーバイト。2人とも丸坊主で終了。

  正月2日以来4連敗。今年は年間隅1にならないかと心配。「ま、そのうち釣れる日もあるさ」と梶賀を後にした。

2013年2月3日(日)
  梶賀は相変わらず絶好調。先週は身内に不幸があり釣行できず、今週は少々入れ込み気味。ところが、土曜の天気予報は、朝のうち雨で南からのウネリが高いとのこと。金曜の夕方、このところご無沙汰のマッチャンから電話。ま:「仕事でずっと行けてなくて、一昨日行ったんですけどアカンかったですわ。明日はどうされます?」、ひ:「行きたいけど、雨やし南からウネリあるみたいやで。あかんと思うけど船長に電話してみたら」、ま:「電話かけてみます」。すぐに再度電話があり「明日は無理や日曜にしたらと言われました」とのこと。「んじゃ、日曜日」で釣行決定。

  当日、12時半に1190号で出撃。マッチャンをピックアップして梶賀へGO!ここ数日の暖かさで峠道にゆきは全く認められない。しかし、この日も道端に尻尾フサフサの獣を2回目撃。ともあれ梶賀に無事到着。土曜が休船の日曜日ということで客は多い。港で達磨のような人影発見。狸+マッ○○=ボウズ。出船すると誠丸は "カガリ" を目指す。他渡船は "神津" 方面に向かったので磯渡しはのんびり。波が多少残っていて表磯は釣り辛そう。"カガリ" から "オベラ" を一通り渡し終えて "オベラの奥" で声が掛かった。「波気が丁度ええし行ってみるか?」と船長。「OK」と上礁。期待半分で竿を出すが、やはり喰いは渋い。弁当船までの間、釣れたのは "グレ" の20cm1匹だけ。弁当船が来て「どうや?替わるか」と船長。急いで撤収し、船に飛び移る。「どうする?マッチャンとこ行くか?」と船長。「何処上がってんの?」「あんたが嫌いな "マルイシの裏" や」「うーん、"ウラベ" 行ってみるわ」と "ウラベ" に上礁。

  まずは、弁当を平らげ竿をセット。船長ご推薦の "オオナベ" との水道を流してみる。徐々に棚を深くして、竿1本半でアタリ。「"コッパ" か?」と思ったが、良型の "メバル" だった。さらに棚を下げると、"ガシラ"。その後も、"ガシラ”ばかりが5連発。"グレ" は気配さえ感じられないまま終了。

  マッチャンは、"マルイシの裏" で45cmの "グレ" を釣っていた。本人曰く「朝一、これが来ただけですわ」とのこと。この日のスターはTB氏。55cmの "グレ" を抱えて記念写真を撮った後、尾鷲釣大会の検量所へ。入賞間違いなし。その "グレ" を横目で見ながら「ほな、また」と梶賀を後にした。


2013年1月20日(日)
  好調の梶賀。16日にはついに57cmが釣れたとの釣果情報がUPされた。ところが今週は珍しく土曜は仕事。日曜の出撃となった。マッチャンからは音沙汰無し。峠道も大丈夫とのことで、1時に1190号スタート。この日は獣の出没も無く、5時過ぎに梶賀着。釣れ続いているのと日曜のため、すでに駐車場は満杯。港に駐車し、暫し仮眠。熟睡してしまい、あわてて仕度をして乗船。事務所に顔を出し損ねたので、弁当を願い出ると「今日(客が)多いし、"カガリの東" の裏行ってみなんしょ」と船長。「了解」ということで磯が決定。「日曜日は珍しいな」と常連さんたちに声を掛けられる中、「ヒジヤンや」という銅鑼声。2週続けてマッサン出現。ま、今回はこっちがマッサンのテリトリーに侵入したようなものなので致し方ない。

  "カガリの東”に上礁し、予定通り裏のテラスに直行。"オベラ" 向きに竿を出す。軽い仕掛けで、竿2本の棚を探るがアタリが出ない。沈み気味に浮力を調節するとアタリ。が、"ベラ" "ガシラ" が喰ってくるが本命のアタリは無い。表で竿を出しているニッシーが覗きに来て「どうですか?」。「あかんわ。そっちは?」「全然です」とのこと。潮が動かず苦戦しているようだ。10時半、水中をユルユル沈むウキに加速度が加わった。合わせると小さいながら本命の引き。上がってきたのは25cmの "グレ" チャン。あまりのカワユサに思わずチュ!塩辛かった(バカ)。その後も、サイズアップを目指して打ち返すも無常のタイムアップ。

  この日は、"カガリの西" で中型 "グレ" や "イサキ" が連れていたが、おおむね低調な釣果だった。「正月明けから、釣れすぎ。そろそろ一旦喰いが落ちる頃やと思てたわ。潮賀変ったらまた喰うやろ。」と船長。ま、マッサンがいた時点で諦めてましたけど。(決して彼が嫌いな訳じゃなく、ただただ釣の相性が悪いだけ)

2013年1月12日(土)
  今年に入ってから、梶賀ではずっと好調を維持している。正月休み中にもう一日釣行したかったが諸事情でアウト。尾鷲磯釣大会もすでに始まっており、客は多いと思われるが12日に出撃。マッチャンからは音沙汰無く、単独釣行となった。峠の雪も心配ないとの情報に、1時1190号スタート。雪は無かったが、獣は頻繁に出没。狸は生きているのを2度、ペシャンコを1度目撃して「今日はアカンかも」といきなりテンションサゲサゲ。

  無事に梶賀着。駐車場はほぼ満杯。なんとか最後の一枠に収める。先着のS-ダンナと立ち話。(新年の挨拶は電話で済み)事務所に顔を出すと「今日は、(客が)多いから早よ(港に)降りるで」と仕度を即され、乗船。船上でダンナと話していると、「おー!ヒジヤン」と声を掛けられた。暗くて良く判らないが達磨のようなシルエット。嵐を呼ぶ男 "マッサン" だった。  ともあれ、出船。海は凪いでいる。"カガリ" に団体さんをおろし、"オベラ" 周り "ナカドマル" まで来たところで残ったのはダンナと筆者。船長が「何処行く?"マルイシの奥" このところ喰ってるで」とのこと。奥は日陰で寒いので「 "表" 」と回答。"マルイシの表" に上礁。ダンナは "コスギ" に向かった。

  船着から先端に向かって移動。右からサラシが出ているところに釣座を取った。磯際から沖へと探っていくが、餌はとられるもののアタリがこない。1時間以上、棚を替えポイントを替え打ち返したがやっと出たアタリはメーターオーバーの "ウツボ" !ガックリきて、先端へ場所移動。深棚を攻めるが、一向に反応無しで終了。久々の丸坊主を食らってしまった。

  この日も "カガリ" 周りは好調を持続。46cmまでだったがかなりの数が釣れていた。狸+マッサンの強力タッグに完敗の一日だった。

2013年1月2日(水)
  明けましておめでとうございます。

  元旦にマッチャンから電話が入り「おめでとうございます。明日行けます?HI氏が都合良いそうなんですけど」転勤先の福岡から帰省しているHI氏のご要望とのこと。「ええよ」ということで初釣決定。実家の姫路から来るHI氏に拾ってもらうこととなった。1時にHI氏と待ち合わせ、マッチャン宅へ向かう。マッチャン号に乗り換え梶賀にGO!。途中のコンビニで食料とお神酒をそれぞれ購入。ウトウトしているうちにモリモトに到着。森本さんに新年のご挨拶。珍しくマッチャンの全行程運転で梶賀着。年明け初日(元旦は休船)とあって客は思ったほど多くは無い。程なく現れた船長に新年のご挨拶。事務所で談笑。MZ夫妻やニッシー&ナッチャンとこの日はなぜかカップルが多い。

  定刻になり出船。誠丸は "見張り" を目指す。梶賀側に数組渡して、"カガリ" に向かって全速力。"東" の前で「マッチャン行こか」と船長。3人で上礁。波気は丁度良いくらい。2人に「あっち行くわ」と告げて "ワレ" の釣座へ移動。マッチャンは "マンジュウ岩"、HI氏は "船着" に釣座をとった。まずは、お神酒を海に撒いて初釣開始。ここのところ水温が安定していると言うことで、少し浅めの3尋から探っていく。3投目、半尋落としたところでアタリ。初日の出を見ていたら竿先にきた。35cmの本命で、「初釣ボウズ」が無くなりほっとした。ブクブクバッカンに海水を入れ、お入りいただく。「早いですね」とマッチャン。続けて同サイズを追加。「調子いいですね」とマッチャン。「棚、竿1本やわ」と告げる。暫くしてマッチャンの竿が曲がるが、上がってきたのは "テンス"。すぐにまたまたマッチャンの竿が曲がる。今度は本命の48cm。満足の笑み。直後、筆者にもアタリ。46cmの "グレ" が釣れてこれまた満足満足。その後も、30cmから42cmまで4匹追加したところで弁当船。お手伝いのニッシー君「どうですか?」に「調子ええよ」と答える。弁当を食べた後、実釣再開。すぐに、35cmが釣れたが、鉤を外そうとしたところで一跳ねされ、手から毀れ、スロープを滑ってボッチャン。落としてしまった。これで憑きが落ちたのか、潮の流れとは逆の風が強まり、アタリが無くなった。裏の釣座も試してみたが、ここは "タカベ" がわんさか沸いており、すぐに諦め "ワレ" に戻った。その後は全くアタリ無しで初釣終了。

  この日は全体に喰いが良く、どの磯でも40cmオーバーが上がっていた。船長も奥さんも写真に腹腸出しに大忙し。HI氏は35cm3匹と今一だったが、たまに来ては1発大物を釣っているので、今回はお休み。ただ、マッチャンは磯にコンタクトレンズを落としたそうで、今は片方しか見えてないらしい。HI氏も弁当を食べている間に、風でタモを飛ばされ大損害だったそうな。

  帰りは、目が見えないマッチャンにかわって、HI氏と筆者が運転。「ほんじゃまた、5月ネ」とHI氏は姫路に帰っていった。

吉例の1句

初釣や タモグレレンズのおとし玉 目出度くも有り目出度くも無し


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