鵜来島遠征 2010
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第二日目

  4時前に目が覚め、顔を洗って出撃準備。コンビニまで車を走らせ朝食と飲み物を調達して乗船。さすがに土曜日とあって客が多く20人ほど。出港まで船尾に腰をかけて談笑。他渡船がほとんど港を出て行ったあとでユルユルと出港。上部キャビンは満杯なので階下でごろ寝して40分の船旅を過ごす。エンジン音が静かになり、甲板に出てみるとすでに“水島2番のチョボ”の前。大急ぎで荷物を持って舳先に移動。3人で荷物をリレーし、無事上礁。2人が船着で、筆者は岩を挟んで先端から竿を出すことにした。鬼才が“巨グレ”と格闘する名礁であるが、上がっての第一印象は「臭い!」だった。有名磯だけあって多数の釣り師がアミエビ入りのこませを撒いており、それが磯にこびりついている。ともあれ撒餌をして実釣スタート。南からの波が多少あるが、裏側なのでポイントは穏やか。撒餌を撒いているとしばらくして魚がわんさと寄ってきた。さすがA級磯。“グレ”はと覗き込むがそれらしき姿は見えない。“ウスバハギ”がウヨウヨ寄っては来たが、付け餌は無事なまま。というかほとんど盗られない。弁当船が来るまでまったくアタリなし。臭いの届かない風上で弁当をパクつく。次第に風が強くなり、後ろから吹いていたのが向かい風に替わって釣り辛くなってきた。 竿先を海面近くに下げて対応するもなかなかアタリが出ない。「マッチャンたちはどうかな」と覗いてみると偶然にも魚を掛けたところだった。浮いてきた魚は大型ではあるが魚種が判りにくい。「“イサキ”や」とマッチャン。よーく見てみるとなるほど45cmほどの丸々太った“イサキ”だった。こうしてはいられないと釣り座に戻り再開。しばらくしてアタリ。それほどの抵抗も無くすんなり上がってきたのは“イサキ”35cm。“イサキ”が回ってきたのかと打ち返すもその後アタリなし。1時間ほど経って、やっとアタりがでたと思ったら“イスズミ”30cm。こいつで今回の鵜来島釣行は打ち止めとなった。今回鵜来島釣行は、誰一人“コッパグレ”さえ見ることができずに終了。


  帰りの車中は反省・愚痴・恨みつらみで盛り下がり、まるでお通夜のよう(オーバーな)。そこへ、何を思ったかHI氏が携帯電話を取り出し梶賀の釣果をチェック。「S−ダンナが49.5cm釣ってはります」とのたまう。「えー?!ウソやろ」とマッチャン。ホレホレと携帯を見せて「エエ笑顔で写ってはります」とHI氏。これから梶賀に直行するとか、牟岐大島に寄るなどの半分本気の案が出たが、これ以上傷口を広げることも無いだろうと、おとなしく大阪に引き上げ、9時半着で解散した。



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