恐怖の英語用語集

Phobia
Last update December 19, 2020

誰にでも怖いもののひとつやふたつはあるもの。「嫌い」とか「避けたいもの」と置き換えてもいいでしょう。

人間素直になってよくよく考えてみると、「眠れない夜を悶々とフトンの中で明かした夜明け、新聞が入る音を聞くのが怖い」とか、「道を歩いているときに、木の上から毛虫がぼとりと落ちてくるのが怖い」など、思い当たるフシもあるはずです。ここでは、そんな「人間の深層心理」(?)に迫った「恐怖」の種類を集めてみました。

もっともポピュラーなもので、「高所恐怖症」。ちなみに、英語では「アクロフォビア」と言いますが、この phobia という言葉はギリシア語で「恐怖」や「嫌悪」を意味する連結語です。ついでに、「アクロ」というのは同じくギリシア語で「高い」を意味する言葉です。

以下のページにご紹介しているのは、いろんな「フォビア」の種類ですが、造語もかなりあります。ということは、ちょっとした知識があれば誰にでも作れるわけです。「~嫌い」「~恐怖症」の「~」にあたる部分はたいていギリシア語かラテン語になっていますので、それらの言語の知識があったほうがもちろん良いでしょうが、聞いている相手もわからなければ意味がないので、とりあえず頭の「~」の部分は英語で、 dulljokephobia (だじゃれ嫌い)とか、 counterangerphobia (逆ギレ恐怖症)とか勝手に作って遊んでみるのもいいでしょう。





 Phobia 生成の法則 

内容を意味する単語(ギリシア語、ラテン語など)  phobia


ついでに余談ですが、「嫌いなもの」や「怖いもの」だけだとなんかクライ方向に行ってしまいそうなので、反対の「好き」についても触れておきましょう。「好き」は同じくギリシア語で philia という連結語があります。オーディオフィルとかハーモニーフィル楽団というときの「フィル」と同じ語源で「フィリア」と発音します。生成の方法は phobia と入れ換えるだけです。つまり、以下のページにご紹介した言葉の phobia の代りに philia をつけると全く逆の「楽しい」言葉が出来てしまうわけです。


それでは、以下、いろんな Phobia を見てみましょう。

あ行 か行 さ行 た行 な、は行 ま~わ行