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Last update January 12, 2019

使ってる語彙が違う!

オーストラリア英語には、イギリス英語やアイルランド英語の影響もありますが、先住民のアボリジニの言葉の借用による独自の語彙も多く含まれています。たとえば、今ではすっかりお馴染みの kangaroo 「カンガルー」もその一例です。ちなみに、この語源に関しては、オーストラリアにやってきたキャプテン・クックが「あの動物は何だ?」と尋ねたときに、先住民が彼らの言葉で「カンガルー(知らない)」と答えたのが、そのままその動物の名前になったという伝説があります。面白いのですが、残念ながらこれには根拠がないようです。



以下、オーストラリア英語ならではの語彙の例を挙げてみましょう。

単語 意味 備考
battler まじめ・実直タイプ、コツコツタイプ 生まれつき金持ちでもなく、生活に苦労しながらも見返りを求めずコツコツ努力する勇気ある人物
billy アウトドア用ポット(鍋) アウトドアでお湯を沸かしたりするために使用する蓋や針金状のハンドルがついたブリキ製のポット。語源はスコットランド方言の billy 「調理器具」
bludger 怠け者 割り当てられた仕事をやろうとしない怠け者
bogan; bevan; boonah ワル、ゴロツキ yobo と同じ意味
boomerang ブーメラン アボリジニの言葉が語源
the bush ブッシュ、田舎 人家のほとんどない草木が生い茂った地域。大都会から離れた田舎という意味でも使う
cooee 遠くからの叫び声 ブッシュ地域で使われる遠くまで聞こえる叫び声、助けを呼ぶ声。アボリジニの言葉で「come here」の意味。熟語で within cooee of は「声の届く範囲」という意味
creek 小川 英語本来の単語。アメリカ英語では同じく「小川」を意味するがイングランドでは海に注ぐ小さな水路を指す
didgeridoo ディジュリドゥ オーストラリア北部のアボリジニの楽器。吹いて鳴らす木製楽器
digger オーストラリア兵 第一次大戦のときにオーストラリアおよびニュージーランド兵がもっぱら塹壕を掘ってばかりいたことから
dingo ディンゴ オーストラリアの野犬。「犬」を表すアボリジニの言葉 tingo が語源
dinkum; fair dinkum 真実、本当、本物 イングランドの東ミッドランド方言(今は死語)で「努力、苦労」を意味する dinkum (または dincum) が語源
fair go 公正、平等 納得できる平等の機会
hard yakka 骨折り仕事 「仕事」を意味するアボリジニの言葉 yaga が語源
jackaroo; jackeroo 農夫見習い 羊や牛などの牧畜に従事している(見習いとして働いている)若い男性。女性形は jillaroo
jillaroo 農婦見習い 羊や牛などの牧畜に従事している(見習いとして働いている)若い女性。男性形は jackaroo (jackeroo)
kangaroo カンガルー アボリジニの言葉 gangurru が語源
koala コアラ アボリジニの言葉 gula が語源
mate 友だち、仲間 コックニーなどイギリス英語の方言でも同じ意味で使われるが、本来は「配偶者」の意味
outback 僻地 都市部から離れた広大で乾燥した地域のことで、the bush の反対語。ニュージーランドでも使用
paddock (フェンスで囲まれた)畑、牧草地 イングランドでは家畜のための小さな囲いを指す
sheila (俗語)女性 アイルランドの女性名 Síle が語源
thongs サンダル 草履のようなサンダルのこと。アメリカやイギリスでは flip-flops
yobo; yobbo; yob ワル、ゴロツキ 大声で騒ぎたて、人に迷惑をかける行いの悪い者。酒浸りでなりふり構わない者。一昔前は、後ろの髪だけを伸ばした髪型がトレードマーク