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Last update January 12, 2019

その他の特徴

 エスチュアリ英語 (Estuary English)
エスチュアリ (estuary) とは「河口」の意味で、エスチュアリ英語とは、テムズ川 (the River Thames) 沿いや河口地域を中心に、イングランドの南東部で話されている英語のことを指します。「t」や「h」の音が落ちる(聞こえない)といった特徴をはじめ、コックニー英語との共通点が非常に多いのが特徴であり、専門家の間でも、どこまでがコックニーでどこからがエスチュアリかという線引きは意見が分かれるようです。

前述のトニー・ブレアさんがときどき使うコックニー風の英語も、実際にはエスチュアリ英語と呼んだほうがいいかもしれません。また、南東部では、このエスチュアリ英語がいずれは RP にとって代わるのではないかという意見もあるようです。



 オックスフォード式スペル (Oxford Spelling)
オックスフォード式スペルとは、オックスフォード辞書 (Oxford English Dictionary; OED) を含むオックスフォード大学出版 (Oxford University Press; OUP) から出版された書物で使われているスペル方式で、その基本となる考え方は「単語の語源に忠実なスペルを使用する」ということです。

主な例を挙げると、realize などの単語において、イギリス英語では、-ize の代わりに -ise の接尾辞を用いて realise と綴られますが、語源であるギリシア語では -izo の接尾辞を持っているため、それに近づけて -ize を使おうというものです。

アメリカ英語では -ize を使いますので、アメリカ英語に親しんでいる一般の日本人にとっては何ら違和感のないことなのですが、イギリス人にとってはちょっと勝手が違うということになるわけです。

イギリス英語を使うヨーロッパの国でも -ise がよく使われていますが、国連機関や ISO (Organization for Standardization)WTO (the World Trade Organization)NATO (the North Atlantic Treaty Organization)、科学誌の Nature、ブリタニカ百科事典 (the Encyclopaedia Britannica) やケンブリッジ大学出版 (Cambridge University Press) でもオックスフォード式スペルが用いられています。イギリスの新聞雑誌はおおむね -ise を用いているようです。イギリスのスペルについては、イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いをご覧ください。


参考

以上、イギリス英語についてご紹介しましたが、ここはひとつイギリス人っぽくしゃべってみたいという方は、下記のサイトをチェックしてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=52trwsDoj_8
https://www.wikihow.com/Speak-in-a-British-Accent