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Last update January 12, 2019

ニュージーランド英語とは?

ニュージーランド英語は、19世紀の移民によってもたらされたもので、世界の英語のなかでも最も新しい英語と言えます。地理的に近いことから、最も影響を受けているのがオーストラリア英語ですが、それ以外にも南イングランド、アイルランド英語、スコットランド英語、イギリス英語の RP (Received Pronunciation)、さらに先住民であるマオリ族の言語(マオリ語)の影響もみられます。




ニュージーランド英語の大きな特徴のひとつは、その母音の発音にあり、全体的に、他の地域の母音と比べると、口の開け方がちいさくなる傾向があります。なかでも、/ɪ/ の発音がほとんど聞こえないくらいのあいまいな音で発音されるため、本国イギリスの代表的なスナックである fish and chips が「f'sh and ch'ps」のように聞こえてしまいます。これは、スコットランド英語や南アフリカ英語にもみられる特徴ですが、そのため、ニュージーランド人が fish and chips と言うと、オーストラリア人にとっては「フシュ・アンド・チュプス」のように聞こえ、逆にニュージーランド人の耳には、オーストラリア人の発音は「フィーシュ・アンド・チープス」のように間延びして聞こえるのだとか。

地域による発音の違いとは紛らわしいもので、とんだ誤解を招くこともあるようです。たとえば、ニュージーランドでは thought などの母音 /ɔ/ の発音が、標準発音より口が丸まって /o/ の音で発音されるため、ニュージーランドの Auckland とアメリカの Oakland がほぼ同音になってきます。そこで、発生したのが、ロサンゼルス国際空港から Oakland に行くはずだった乗客が、ニュージーランドの乗務員の誤解によって、Auckland に行ってしまったというウソのような本当の話があったそうです。同じ英語であっても、発音の違いには注意したいものですね。