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Last update January 12, 2019

話し方がちょっと違う!

では、ニュージーランド英語の話し言葉の特徴をいくつか挙げてみましょう。




 その抑揚は関西人?
関西人の話し方の特徴のひとつが、「やらせてもらいます」などと言うときの最後の語尾が上がることです。他の地域の人からみると「なんでそこ上がるの?」と思うかもしれませんが、長年関西に住んでいると妙にこれが心地よく、「やらせてもらいます」と下げられると、「機嫌悪いのかな」と思ったり、なんだか落ち着かないものです。

そういう意味では、非常に親近感を感じるのが、質問の答えの語尾を上げるというニュージーランド人の話し方の特徴です。疑問文はもちろん語尾が上がりますが、それに対する答えの文章も語尾が上がってしまうというわけです。

この現象は、疑問文や答え以外の普通の文章にもみられるようで、専門的には high rising terminal と言います。その心理としては、相手に尋ねているというのではなく何らかの強調を表したいという意志が働くのだか。関西人も語尾を上げることで、一種の「強調」をしているのかもしれません。ちなみに、この語尾を上げる傾向は、オーストラリア英語にもみられるようです。

 「それ」は「彼女」?
ジェンダー(性的差別)が云々される前の英語の世界では、性別を問題にしない「人間」を表す名詞の代名詞は he でした。「人類」を表す名詞も man でしたが、今ではそういった用法はNGとなっており、「人類」は human、性別不明(問題にしない)の場合は he or she あるいは、単数複数に関わらず they を使います。

ところが、ニュージーランドの口語では、代名詞 it の代わりに she を使う傾向があるようです。ここでは女性のほうが強いのか、それとも女性は「モノ」扱いなのか、その歴史的な背景についてはわかりませんが、特に文章の頭に it が来る場合に she が使われる傾向があり、"She'll be right" というと "It will be okay" というわけです。

 語尾の「え?」はグッドチョイス!
語尾が出てきたついでに、語尾に "eh!" をつけるのもニュージーランドの話し言葉の特徴のひとつです。この eh はイギリス人などが付加疑問文の代わりとして使う "eh?" とは異なり、「強調」を意味すると言われ、マオリ語の音節 e が語源となっています。さしずめ、シンガポール英語の OK-lah など、語尾に中国語源の lah をつける傾向と似たものがあるのかもしれません。

また、ニュージーランドでは、"Great!""Good idea!" などを意味する感嘆詞として "Choice!" という言葉がよく使われます。また、Too much というと「程度が甚だしい」というよりは Good、Great、Very pleased の意味になるようで、まさに、言葉の選び方がグッドチョイスなのかもしれませんね。


参考

ニュージーランドのスラング
  http://www.chemistry.co.nz/kiwi.htm
  http://www.newzealandslang.com/