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Last update January 12, 2019

ウェールズ英語とは?

スコットランドやアイルランドと並んで、ケルト民族のルーツを持つ国、ウェールズ。しかし、その正確な地理的位置は?と聞かれると、(特に興味がない人にとっては)「どこだっけ?」など、存在感がいまひとつ薄いのも特徴です。ウェールズは、イングランドの西側にありグレート・ブリテン島の一部を構成しています。また、スコットランドや北アイルランドと同様に「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の一員でもあります。距離的に近いことからイングランドとは政治的なつながりが密接ですが、言語的には、英語ではなくケルト語の一派であるウェールズ語が長年話されてきました。




ところで、イギリス王室には、その後継者を表す Prince of Wales という称号があります。現在ではチャールズ王子がそうですね。これは、ウェールズの一部がかって公国(principality)として存在していたことに由来していますが、その称号について、かって併合されたウェールズの人々がその統治者として、「ウェールズ生まれで英語を話さない王子」を要求したという伝説があります。

いかにケルト人のルーツに誇りを持っているかが想像できる逸話だと言えます。事実、ウェールズには、ブリテン島を侵略してきたローマ人やゲルマン人を相手に果敢に戦ってきたという歴史もあり、16世紀には、イングランドによる併合にともない、英語を公用語とする法令が出されましたが、実際に英語が話されるようになったのは18世紀になってからのことです。その後、19世紀の産業革命をきっかけにイングランドからの移民が急増するとともに英語がますます浸透し、20世紀に入るとウェールズ語に取って代わるようになりました。しかし、最近では、そのような傾向が見なおされ、ウェールズ語保護政策が打ち出された結果、ウェールズ語を話す人口も増えているようです。


参考

ここはひとつウェールズ人っぽくしゃべってみたいという方は、下記のサイトをチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=W2PHch4IPPQ