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Last update January 12, 2019

歌うようなイントネーション

スコットランドやアイルランドでもそうですが、そんなケルト魂がしっかり生きているウェールズ。そこで話される英語についても、ケルト語の一種であるウェールズ語の影響を受けないはずはありません。まず顕著なのは、歌うような独特のイントネーションです。




文字通り singsong accent と呼ばれますが、母音が長く発音され、同一の単語のなかで音が高くなったり低くなったりと音の高低が交互に繰り返される抑揚を言います。たとえば、「ジョン、君は何をしているの?」という文章も ♪John, what are you doing? となんだか楽しげで、図示してみると下記のようになります。



また、ウェールズ英語では、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドの英語と同じように、音節語尾の母音の後の「r」は発音しないのが基本ですが、ウェールズ語の影響が強い地域は例外です。また、/t//d/ の破裂音が摩擦音のように発音されるなど、独特の特徴があります。詳しくは、ウェールズ英語の発音をご覧ください。

その他、文法や言い回しなど、スコットランド英語やアイルランド英語同様、「ちょっとその文法おかしくない?」といった例や語彙にもウェールズ語の影響がみられます。ただし、ウェールズでは標準英語というものがなく地域によるバラツキがかなりみられるため、上のような「シングソング」イントネーションがすべての地域で起こるわけではありません。イギリスの標準英語に近い地域もあり、国境を隔てて隣接するイングランドのそれぞれの地域の影響を受ける地域もあります。