ウェールズ英語とは?スコットランドやアイルランドと並んで、ケルト民族のルーツを持つ国、ウェールズ。しかし、その正確な地理的位置は?と聞かれると、(特に興味がない人にとっては)「どこだっけ?」など、存在感がいまひとつ薄いのも特徴です。ウェールズは、イングランドの西側にありグレート・ブリテン島の一部を構成しています。また、スコットランドや北アイルランドと同様に「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」(ところで、イギリス王室には、その後継者を表す いかにケルト人のルーツに誇りを持っているかが想像できる逸話だと言えます。事実、ウェールズには、ブリテン島を侵略してきたローマ人やゲルマン人を相手に果敢に戦ってきたという歴史もあり、16世紀には、イングランドによる併合にともない、英語を公用語とする法令が出されましたが、実際に英語が話されるようになったのは18世紀になってからのことです。その後、19世紀の産業革命をきっかけにイングランドからの移民が急増するとともに英語がますます浸透し、20世紀に入るとウェールズ語に取って代わるようになりました。しかし、最近では、そのような傾向が見なおされ、ウェールズ語保護政策が打ち出された結果、ウェールズ語を話す人口も増えているようです。 参考ここはひとつウェールズ人っぽくしゃべってみたいという方は、下記のサイトをチェックしてみてください。 |