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2006年6月24日(土)
   前日は早朝からワールドカップ 日本VSブラジルを見てしまい、睡眠不足。夕方、誠丸に半夜で予約電話を入れ、早々に就寝。朝6時起床。熟睡できたようでオメメパッチリ。7時に梶賀へGO!。いつも着くのが早すぎるので、出発を少し遅らせてみたが、これが裏目に。近畿自動車道に乗る手前で早くも渋滞が始まっていた。「事故やろか?このまま、ずっと渋滞やったら間に合わへんやん」とあせってしまった。幸い近畿道に乗った後はスイスイで事なきを得たが冷や汗ものだった。(これからは30分早く出よう)12時の出船には余裕の11時すぎに梶賀着。雨がパラつくという天気予報のためか意外に車が少なく誠丸の駐車場に停めることができた。事務所で雑談。「どこ行く?」と船長。O氏N氏が“ソコブ”に上がるようなので、「“ダンゾ”か”ダンゾの地“は?」と聞くと、「”ダンゾ“は通しが入ってるし”地”は“タカベ”が涌いとるで」とのこと。「そんじゃ“カガリ”」「波決行高いし、東の船着きしか出来ひんで」「ええよ」ということで決定。

本日、半夜の顔ぶれは、O氏、N氏、M氏、S夫妻と常連さんがほとんど。10人ほど乗せて出港。“サンノジ”が好物のS夫妻に「“サンノジ”釣れたら捨てないで持ってきてね」と釘を刺される。「OK」と回答。“見張り”に2人、“ドンビの島”にM氏を降ろし、湾を横断。“中ドマル”にS夫妻とお仲間3名を降ろし、“カガリ”へ。“東の船着”に上礁。船は、ON砲(古い)を乗せて沖磯へ去っていった。荷物を安全な場所に降ろして周りを眺めると、潮が下げているのに“ワレ”の釣り座が時折波に洗われている。「“船着き”でやるしかないか」と竿をセット。下段の饅頭のような岩の上から竿を出した。ウキは結構な速さで右に流れる。2投目早くもウキが消しこんだ。2号の竿が弧を描く強烈な引き。ではあるが、竿をたたく。浮いてきたのは、おなじみ外道の“サンノジ”45cm。S夫妻とのお約束でクールバッカンにキープ。根擦れでギタギタのハリスを交換し同じところへキャストする。2投目またしても“サンノジ”先程よりも一回り大きい。これもキープ。船長の「“グレ”の棚は“サンノジ”より深いで」の言にしたがって棚を少し深くする。ところが早くも餌盗りの“小サバ”が寄ってきてウキをかっさらう。シズを追加してみたが“小サバ”の勢いは増すばかり。そのうち磯際で“コッパグレ”が乱舞。両者の入れ喰いになってしまった。

次第に潮位が上がってきて、饅頭岩も波が洗い始めたので、裏のテラスでズボ釣を試みる。1時間ほど試してみたが、小型の”サンノジ“と”コッパグレ“。次に裏側奥のワンドでズボ釣。”グレ“が入っていてくれれば大釣もある。垂直に落ち込んだ壁際に沿って餌を落とす。撒餌が効きだして餌が盗られるようになって数投目、ゴツッとアタリ。合わせると壁に沿って横っ走り。糸を出さずに走りを止めると、今度は下に潜りだす。でも、やっぱり”サンノジ”の引きなんだよな〜。で45cm。次に30cmほどの“イガミ(ブダイ)”が来て。またまた、“サンノジ”45cm。ここで、ワンドの魚は品切れになったのか餌を喰わなくなった。再び表に戻ってみると、潮が上げてきて安全地帯直前まで波が駆け上がってきていた。安全地帯を釣り座にウキ釣りを再開したが、相変わらず“小サバ”が離れておらず釣りにならないままタイムアップ。今日もボウズじゃん。

港に戻ってS夫妻にお約束、4匹の“サンノジ”をプレゼント。「うわ!すごい」「うれしいな〜」と感激していただいたのは唯一の救い。この日は全体に不調で、N氏が“グレ”43cmと一人気を吐いていた。結局雨は降らず、ず〜っと曇り空。涼しく快適な釣り日和だったんだけどな〜。残念。

2006年6月17日(土)
   天気予報はあてにならない!判ってはいてもほかに判断材料がないので、ついついあてにしてしまい痛い目を見ることがある。今回の場合、前日の昼前までは「昼間は曇り18時頃から小雨・波2m」との予報だったが、夕方再度確認すると「昼間は曇り21時頃から小雨・波2m」と変わっていた。「降り始めが遅れるようやね。ラッキー」と渡船の予約。誠丸に電話をすると「結婚式で、明日休みなんやワ」とのこと。「しからば」と、二木島のマルヒサ渡船に掛けると「半夜、出船11時ですから早めに来てくださいね」とのこと。朝6時出撃と決めて早めに就寝。予定通り6時に自宅を飛び立った。(飛べんちゅうねん)

 R169の下北山村を過ぎたあたりから雨がポツリポツリ。「あれっ?話がちゃうやん」と思いつつ、道路わきに植えられたアジサイの花を眺めながら車を走らせる。10時半頃、二木島の港に着き、支度をして待つことしばし、助手をしている息子さんがまず登場。しばらくして船長がやってきて開口一番「今朝、天気予報が急に変わって午後から雨振る言うて、雨降ったら海も荒れるでナ」ですと。荒れてくるので西側の沖磯には上げられないので、東磯(保母側)に向かうことになった。

 11時出港。笹野島の内向き“松の下”に2人降ろし沖磯を一回り。なるほどかなり荒れている。その後船は方向を変え東磯に向かって全速力。“千畳敷”“楯ケ崎”を左に見ながら通り過ぎ“コバエ”に2人を降ろし、さらに東へ。“望月”を回り込んだところにある“山尾”でお声が掛かる。息子さんが「“望月”向かいでやって。ここは、もうちょっと荒れてた方がええにゃけど」と不安な一言。2人組と一緒に上礁。船着きから一番奥に釣り座を取った。釣り座の右側はストンと切れていて、サラシが出ている。2Bのウキに段シズを打った仕掛けで始めた。右のサラシに仕掛けを入れるとウキは沖に向かい“望月”との中間点で左に流れる潮に流されて隣の釣人の前にまででてしまう。磯際は潮がゆるく、ゆっくり左へ漂っていく。「磯際狙いしかないかな」と思っているところへ磯際を攻めていた左の釣人にヒット。竿はきれいに曲がっていて、かなり大きそう。浮いてきたのは大型の“グレ”。「横で釣れればこっちも・・・」というのが釣師根性。磯際を集中的に探る。ウキが吸い込まれると同時に竿先まで持っていくアタリ。「来た!@&??」一瞬で竿先が跳ね上がった。「秒殺されてしもた」とガックリ。仕掛けを回収すると針のちもとでスッパリ切られていた。何なんでしょ?こんな磯際に尾長?気を取り直して針を結びなおし数投後、ウキが消し込んだ。「よっしゃ、来た」と慎重にやり取り。が、竿を叩いてますよ、この方。浮いてきた魚体はやはり茶色い。タモで掬ったのは40cmほどの“サンノジ”。

 この頃から、雨が次第に強くなりレインウエアのフードを引っ張り出した。その後はときおり“ガシラ”がウキを引っ張ってくれるだけで、付け餌も残りがちになってきた。3時頃から、雨が滝のような降りになり、右手の地磯には俄に滝が出現。寒くは無いが、冷たい。見回り船でも来ていたらギブアップしていただろうが、最後まで虚しく竿を出し続けた。撤収時刻となり、お迎え船が来て港に向かう頃には小降りに。「オチョクットルんか」と言いたくなるような1日だった。船中、息子さんが「どうでした?」と聞いてきたので「あかんかったわ。一発、チモトでブチ切られたけど」と言うと「“イシダイ”かも知れませんわ。あそこ結構喰ってくるんですわ」とのこと。  港に戻って釣果の品評会。この日、50cmオーバー2匹、40オーバーとなると8匹も釣れていた。爆釣と言っていい光景にショック。奥さんにお約束の“サンノジ”をプレゼントすると、後から来た人に一回り大きな“サンノジ”を2匹横に並べられた。「“サンノジ”でも負けてもうた」とダブルショック。「そんじゃまた」とすごすご引き上げた。

追伸
 後日、何気なく“ぐれねっと”(関西系グレ釣のメジャーサイト)の“管理人のドタバタ釣行記録”が久々に更新されていたので目を通すと「?・・・」。同じ日・同じ磯。間違いない!左隣の釣師。知らぬこととはいえ、雨の中とんだオフ会をしていたことになる。(まっ、先方は当サイトを全然認識してないと思うけど)興味ある人は読み比べても面白いかも。

2006年6月10日(土)
   そろそろ梅雨入りの頃合であるが、曇りの日が多い割には雨が降らない。前日は大時化でほとんどが渡船中止だったので、予約電話の前に天気予報を確認する。「曇り」の予報で波は3→2.5mと治まる方向。「半夜は大丈夫だろう」と誠丸に電話を入れる。「明日、半夜多いで」と船長。「了解」ということで予約完了。この日は、ワールドカップドイツ大会の開幕日ということで、開会式をチラッと見て早めに就寝。翌朝目が覚めて携帯電話を見ると着信のメッセージ。履歴を見ると「誠丸5:30」。早速、折り返し電話をすると「朝早う悪いな。さっき磯渡し終わったけど、えらい荒れてて皆湾内や。どうする」と船長。今以上に荒れることは無いだろうと判断し「とりあえず行きますワ」と回答。

 11時頃、梶賀に到着。誠丸の駐車場に空きスペースを見つけて車を停めた。海を眺めると沖磯では波柱が上がっているが、さほどの荒れようには見えない。事務所に顔を出し「ウネリ、ましになった?」と聞くと「朝のこと思たら落ちたネ。ホンマ朝はどないしょちゅうぐらい荒れとったんやで。半夜の客20人くらい断ったわ」と船長。「波落ちてから“見張り“に磯替した客が1枚釣れた言うてたわ。昼で上がるし、その後入るか?」「そやね」ということで、今日は“見張り下”。半夜の客は他に若い夫婦1組。このカップルは、今週も“オボレ“に上がっているKブラザース(今日は兄弟+友人)の知り合いということで“オボレ”に渡ることになった。 12時出港。“見張り”を目指して湾を出るとさすがにウネリが高くなってくる。磯上がり時、船首が上下するがそこは慣れたものでタイミングをとって飛び移る。先客二人に挨拶しタックルを安全なところに引き上げる。二人のブクブクをセットしたバッカンを覗くと45cmほどの“グレ”がユラユラしている。「エエ“グレ”ですネ」と声を掛けると「磯替りしてすぐにきたんですわ。こんなん釣ったん初めてで、メチャメチャ嬉しいですわ」とのこと「それは、おめでとうさん」と支度を急ぐ。邪魔にならない高場の沖向きに釣り座をとり、竿を出す。まずウキを引っ手繰ったのは45cmほどの“サバ”。ブリ上げて岩の上に落ちたところで針が外れ海にボチャン。また“サバ”に悩まされそうだ。朝組のお迎え船が来て2人がいなくなったところで、船着きの釣り座に移動。磯際に仕掛けを入れると、付け餌は仕掛けが馴染む前に盗られる。海中にはかなりの餌盗りが群れているようだ。段シズを打ち、指し餌を棚まで沈めるとアタリがでた。合わせるとヒラヒラと上がってきたのは、“シラコダイ”。次にきたのは、“カワハギ”“コッパグレ”さらに“キタマクラ”と餌盗りのオンパレード。2時を過ぎたころ“サバ”を覚悟で沖目を狙うとすごい勢いでウキが消えた。「案の定“サバ”か?」と思ったが竿を通して伝わる引きの強さが尋常ではない。下に向かって突っ込む。今度は「“グレ”か?」と思ったがどうも例のサの付くお方のようだ。竿は、逆Uの字になり今にも逆Vの字になりそう。腕がだるくなってきた頃、ようやく姿が見えてきた。案の定、ブラウンボディーにオチョボ口のにくい奴“サンノジ”くん登場。こういう時は、苦手のタモ入れも一発で決まる。メジャーを当てると49cm。引く訳だ。写真を撮ろうとデジカメを構えてパチリ。1枚撮ったところで電池マークに×印。「電池切れかよ〜」と日頃の準備不足を反省。記念撮影も終わったので“サンノジ”くんには海にお帰り願う。

また、餌盗りとの戦いに戻り、時間だけが過ぎて行く。4時頃潮が上げてきて船着きの下の段まで波が洗うようになった。1段上がると波柱の飛沫が降り注ぐため、高場に釣り座を戻した。相変わらず餌盗りと、磯際の根掛りに悩まされる。4時頃、磯際を漂っていたウキがスルッと引き込まれた。「また、餌盗りか、根掛か?」と合わせると、ゴンゴンと中型魚の引き。頭を振る手応えに“サンノジ”を予想したが、浮いてきたのは以外にも“グレ”様。高い釣り座でタモ入れに手間取ったが、無事取り込んだのは37cmだった。何とかボウズは免れたが、その後は鳴かず飛ばずで撤収時間がきてしまった。

“オボレ”で撤収船に乗り込んできたKブラザースご一行は、またまた満面の笑顔。港に戻ってクーラーを開けると中型“グレ”十数匹“チヌ”2匹“ガシラ”におまけで“コブダイ”まで釣っていた。この日“ドンビ”では49.5cmの“グレ”が上がっており、しばらくは期待が持てそう。次週また、頑張っちゃうもんね。

2006年6月3日(土)
   先週末から時期外れの風邪をひいてしまった。初期は鼻水ズルズル。後、咳ゴホゴホ。咳が峠を越えたところで週末を迎えた。何とか間に合ったという思いで、誠丸に半夜で予約を入れた。電話の後、少し咳き込んだのを聞き、奥様が「風邪治ってへんのに行くの?」とチクリ。「もうほとんど治ってるし、潮風吸うたら治るねん」と持論を展開。「アホにつける薬はないわ」とでも言いたげな奥様を無視し、釣り支度。早めに寝て、翌朝6時半に出発。

 11時前に梶賀に到着。港の駐車場に車を停め、防波堤で海を眺めながらコンビニ弁当で腹ごしらえ。事務所に顔を出し船長としばし雑談。少し鼻声なのを聞いて「風邪か?まあ、海で潮風吸うたら治るわ」と船長。同学説の提唱者がここにもいた。「波高いの?」「沖磯に行けんことは無いけど、釣りになるかどうか・・・。“丸石の裏”で女性連れが、朝2回バラシてたみたいやで。波が怖い言うて磯替わりしたけど、その後、1人入ってるけど昼から空くで」とのこと。体調を考えると風裏でのんびりがベターということで「ほな、そうしょうか」で決定。港に下りて乗船。久々にカリブくんと顔をあわせ「近頃、ご活躍やね」(彼は最近好調である)と言うと。「いえいえ」とご謙遜。沖磯までの船中カリブくんと雑談。外海に出るとウネリがかなり大きく“大黒”近辺は波が磯に当たり潮吹き状態。“ソコブ”も先端は波に洗われていて上礁不可。カリブくんにお声が掛かり“ソコブの船着”に飛び移っていった。次に“ダンゾの地”“ダンゾ”と下ろして、予定通り湾内に戻り”丸石の裏“に上礁。

1時までの先客に「どないですか?」と聞くと「あかんな。”アイゴ“が来ただけやわ。どうぞ」と帰り支度を始めた。「バラシ」という響きに期待していただけにチョット腰砕け。ともかく仕掛けをセットし実釣開始。開始早々、付餌を齧られたり、盗られたりはするのだが針に乗ってこない。ウキがスウッと入るアタリもあるが、針には掛からず齧られた餌が戻ってくる。ハリスに疵はなく、”キタマクラ“では無さそう。餌盗りの正体は恐らく・・・。(ここで問題:この餌盗は何でしょう? ヒント1:針やハリスを疵つけず餌だけ盗っていく。ヒント2:ボイルオキアミに半径5mmほどの噛後。 答えは7行後)沖の潮目も試してみたが全くの無反応。左の壁際は、謎の餌盗りがいっぱい。再び正面磯際に仕掛けを戻すとウキが沈み、合わせるとさほど大きくは無いが、真下に潜る気持ち良い引き。ところが、冷静に引きを観察するとカンカンと頭を振っている。浮いてきたのは、30cmほどの”アイゴ“。タモで掬いプライヤーで針外し、タモからそのまま海へボチャン。次に掛かってきたのは”ボラ“。60cmほどもあり走り回るので疲れてしまう。これも掬って直ぐにお帰りいただく。また、しばらくしてウキが入り25cm級の”グレ“かと思わせる引き。が、浮いた魚体は茶色。やはり餌盗り犯は”カワハギ“だった。その後も餌は盗られるが乗ってこない状態が続きそのまま、タイムアップ。

帰りの船でカリブくんに「どやった?」と聞くと「36(cm)くらいの一枚だけですわ。風と波大変でしたわ」とのこと。お迎え船は最後に湾の一番奥方にある“オボレ”に到着、そこでKファミリー4人を乗せて港に向かった。Kファミリーのクーラーボックスがやたら重く、生かしバッカンの中に黒い生き物がチラホラ。Kファミリーの弟さんに「いっぱい入ってますやん」と声をかけると「一時、入れ喰いになって大量ですわ」とのこと。事務所に戻ってご開帳。なんと30〜45cmのグレ10枚という釣果に「あんな所で?」と皆唖然。「“オボレ”でも “グレ”釣れるで」と前々から船長に言われていたが現物を見てやっと納得。「荒れた日には“オボレ”も有り」とインプットして帰路についた。

2006年5月25日(木)
   5月の最終週の土日は珍しく、両日予定が入ってしまい釣行不可。「うーん、でも行きたい!」とわがままな“釣の虫”が頭の周りをブンブン飛び回る。仕方なく(何が?)木曜日に有休をとって釣行することにした。“サバ”の顔も見飽きたので今回は、“二木島”の“マルヒサ渡船”に朝釣ということで予約電話を入れた。出船時刻が4時半ということで深夜1時に自宅を出発。4時には二木島に到着した。まだ暗い港で待っていると客が集まり始め、助手の兄ちゃんに続いて船長が登場。客は6人。乗船するころから少しづつ明るくなってきた。4時半出港。湾内の磯には見向きもせず沖磯を目指す。“寺島”に2人降ろし、“イガミバエ”“タコブチ”に1人づつ、次に「“ホーロク”行こか」とお声が掛かり船着きに上礁。昔々、最初のホームグラウンドだった、伊豆・石廊崎にも“ホーロク”という根があり“ぼんち”のオヤジさんが好きな釣り場であった。(※道草その9 「ぼんちのオヤジのこと」参照)懐かしい響きである。「“寺島”向かいの先っぽもええけど、ここんとこ、ここで釣れてますわ」と助手の兄ちゃん。

 お言葉に従って船着きで竿を出す。撒餌をパラパラ撒いて、仕掛けを投入。数投は、“キタマクラ”が掛かってきたが、そのうち“コッパグレ”が大集合。どこに投げても10〜25cmまでが入れ喰い。そのうちガツンときたが、コンコン頭を振っていて“サンノジ”っぽい。2回目の締め込みで針外れ。その後もコッパは釣れ続け、合間に30cmの“サンノジ”が食ってくるという具合。沖の潮目を「“イサキ”でも」試してみると、またまたガツン。同じような引きで、今度は右側の根に擦れてバレてしまった。“サンノジ”でもバラシはまずいと遠投を繰り返すとまた喰ってきた。今度は「沖でやり取りして疲れさせて寄せよう作戦」を実施したが、手前に向かって潜り込まれ、根に入られてまたまたバラシ。相手の方が1枚上手で完敗。次に掛かったのをやっと取り込んだら、やはり45cmほどの“サンチャン”。 犯人の顔を見て一応満足。

 沖は諦め、“コッパ”の下に大型が居ることを信じて手前に仕掛けを入れる。シズを追加し仕掛けの馴染を早くしたが、馴染んだところに喰ってくるのはやはり“コッパ”。何とか34cmが1枚来てボウズは免れたが、最後まで“コッパ”に遊んでいただいた1日だった。

 港に戻って氷を貰いがてら「これ1匹だけやったわ」と助手の兄ちゃんに言うと「あそこ“イサキ”きませんでしたか?」と問われ「遠投したら“サンノジ”ばっかりや」。そこに奥さんが割り込み「“サンノジ”美味しいねんで、この辺では取り合いやわ」とのこと。試してみる気にはならないが、「今度釣れたら持って帰ってくるわ」と言って、二木島を後にした。

2006年5月21日(日)
   金曜日、東京在住の釣友K氏から電話。「京都に出張で来てるんだけど、夕方会わない?」「良いよ、どこにする?」と答えた時点で土曜の釣行は諦めた。K氏とは、東京在住時代、波止め釣から始めて、八丈島遠征に至る釣キチロードを共に歩んだ仲である。このところなかなか会う機会が無く、たまに電話で連絡を取る程度。もともと、このHPも筆不精な著者が、K氏をはじめとする東京の釣友への近況報告として始めたという側面もある。先斗町で待ち合わせ、9時過ぎの新幹線に間に合うようにと3時間ほどの予定で飲み始め、釣の話で盛り上がり、気が付くと赤ワインを2本空けていた。K氏をタクシーに乗せ、電車に乗ったころからの記憶が定かでないが、何とか帰り着いたようで翌朝自宅で目が覚めた。頭が痛いとか吐き気がするといったことは無いが、もともと活発な方では無い脳ミソが半分ほど活動停止している。日曜日に釣行することにして、1日休養。

 夕方、誠丸に電話を入れ「明日行きたいねんけど」と告げると「(客が)多いで。」「朝からか半夜かどっちがええ?」「半夜の方がええな」ということで決定。早めに就寝した。翌朝はお目覚めパッチリ。6時に梶賀に向かって出撃。早く到着しそうだったので新鹿から海岸線を抜けルートを採って時間調整。それでも10時過ぎに梶賀に着いてしまった。港の駐車スペースには車がずらり。久々に見る光景である。釣り大会が入っているようで受付の机が用意され、著名ウキメーカーの幟が風にはためいている。先に着いていた常連T氏と談笑していると船が帰ってきた。半夜の客は8人“カガリ”で良いという2人組みを降ろし船は大黒方面へ。大黒の磯はどこも釣師が鈴生り。降りるとこあるんやろか。“フナカクシ”に1人降ろし「“ソコブ”の奥行こか」とお声がかかり、船首に移動。“ソコブ”の奥のテラスに降り立った。

 支度をして、撒餌を磯際に入れる。ウキ下2尋半で磯際を探ると、いきなり根掛り。ダラダラと深くなっているようだ。次からは少し沖目に振り込む。沈み加減に調整したウキがユルユルと入っていく。合わせると一応何か付いてるみたい。“アカジャコ”だった。仕掛けを入れる度にかかってくる。海上からは姿が見えない。深場で餌を拾っているようだ。「こりゃ、悩まされそう」と思っているところへ、1時の朝組み撤収船が「どや?そこでええか?“ソコブ”の船着空くけど」と声を掛けてくれた。文字どうり「渡りに船」と竿も畳まず飛び乗った。磯替りしたとはいえ20mほど横に移動しただけなのでそれほど状況が変わるとも思えないが、とりあえず第一投。磯際に入れると懲りずに根掛。沖にヨレが出来ている。「でも、そこを攻めると“サバ”が来る。絶対来る。でも、ちょっと試しに」と遠投。案の定仕掛けが馴染む前に道糸が走り回る。磯際狙いに戻したがやはり“アカジャコ”が寄っていた。ジャコ釣に飽きたので奥のワンドでズボ釣。残念ながら“グレ”はワンドに入って来ていないようでアタリ無し。再び、船着きに戻って“サバ”と“アカジャコ”に遊んでもらっていた。4時頃、ウキが沈み「また餌盗りか?」と合わせると真下に潜る引き。37cmの“グレ”。「時合?」と次を期待したが、その後は餌盗り地獄に逆戻り。天国を2度と見ることなく終了。

 この日は、午前中に喰いがたったようで、そこそこの釣果が上がっていた。半夜釣は、皆さん地獄を見たようで、一時でも天使(グレ)を見た筆者は幸せだったようだ。

2006年5月14日(日)
   金曜の夜、土曜日の予約を誠丸に入れると「明日?船出えへんかもしれんで・・・」とのご返事。(後で聞いた話では、金曜日、磯渡し後2時間で大荒れになり湾内へ避難したそうな)予報が雨ということもあり、諦めて日曜の天候回復に期待した。土曜日夕刻、翌日は波が治まるという予報を確認して予約電話。今度はすんなりOKが出て日曜に半夜釣り決定。

 当日朝6時半に自宅を出発。道中、時折雨がパラパラという天気で心配したが、梶賀に到着したときには上がっていた。駐車場は満杯なので港に停め(500円取られる)、誠丸が帰ってくるまで、防波堤で“アオリイカ”釣りの人と話しをして時間をつぶした。半夜釣りは3人、朝組の大半は昼上がりということで「どこでも行けるで」と船長。特に希望は無かったのでお任せで“ソコブ”にもう一人と上礁。この日、闘誠会の例会が行われており“ソコブ”には5人の会員が上がっていた。ほとんどが顔見知り。先端で竿を出していたO氏に「どうでっか?」と聞くと「朝のうちアタリあったけど、潮が止まってしもて、今は付餌が残ってくるわ。」と今一の状況。荒れ後の爆釣を期待していたのに。朝の満潮時、波を被ったとのことなので荷物を高い場所へ担ぎ上げ、ゆっくり仕度をする。朝組がぼちぼち帰り支度を始めたので、とりあえず“ダンゾ”向かいに釣り座を取って竿を出した。段シズを打ち、磯際を探っていたが、根掛。外そうと竿を煽ったらペシッという小さな音が?いやな予感。竿先に目をやると道糸に何やら引っかかっている。OHH!!穂先が・・・。ガイドに糸が絡んだまま煽っちゃたんよね〜。いきなり意気消沈。予備竿をセットする。O氏のおっしゃるとおり、際から沖、浅棚・深棚と探ってみるが、な〜んも喰ってこない。裏の船着きにも足を伸ばしてみたが全く無反応ですぐに表向きに戻った。4時頃、沖の潮目を流していると、本日初のアタリが竿先に直接きた。ヘロヘロと上がってきたのは25cmの“イサキ”。同ポイントにキャストするが、あとが続かない。5時前、半分諦めモードで流しているといきなり竿が引っ手繰られた。「来た!」と戦闘モード突入しかけたが道糸は右へ左へ。「“サバ”!・・・」お隣さんも直後に掛けた。「あいや〜」寄ってしまったのね。されば、と磯際で仕掛けを止めて待つが、待ちぼうけ。“サバ”を2匹追加(したくなかったが)したが、ボウズに終わった。

 この日、朝方のほうが喰いは良かったようで、45cmを超える“グレ”が数匹上がっていた。半夜の時間帯は全員ボウズ。ここのところボウズと釣果ありが交互に来ている。(ボウズマーク参照)ちゅうことは、来週は釣れる?

2006年5月4日(木)
   大黒解禁初日は沖磯に行けず、釣果もあがらずでサンザン。「今度こそ」と3日後の早朝、またまた車を走らせた。途中フィッシングモリモトで餌を受け取る。「“サバ”が沸いてるみたいやで」と森本氏。そういえばHPの釣果欄でも“サバ”の文字が・・・。いきなりテンションが下がってしまう。道の駅“木(鬼)の国”で“チャーハン”を腹に収めて、11時に梶賀着。誠丸の事務所に顔を出すと奥さんがお留守番。「“サバ”が沸いてるみたいやね」と話しかけると「今の時期の“サバ”は美味しいねんで。釣れたらもって帰ってきて」とのご依頼。「OK」と返事して港に下りた。半夜の客はほかに仲良し3人組みだけ。4人が船に乗り込んだ。「沖磯行けそう?」と聞くと「(朝組が)行ってるけど波がえらいで、“オベラ”周りにしとき。“カガリ”は2人通し(釣り)やし、“高場”が空くし、そこ入りや」と船長。またも沖磯おあずけではあるが釣れれば文句は無い。

 出港し“カガリの東”前を通過、なるほど波が高く“ワレ”は被っているため船着きで竿出ししている。3人組を“小ナベ”に降ろし、“オベラの高場”へ。朝からの客3人に「1時で帰るやろ」と確認してから降ろしてくれた。先客に「どうですか?」と聞くと「“サバ” ばっかりや」とのこと。サラシが治まったときに目を凝らすと“サバ”の影が無数に見えている。10mほど沖に投入されたウキがすぐに急いよく消しこまれ、道糸が走り回る。入れ食いである。“サバ”用にクールバッカンに氷水を作り、仕掛けは磯際からウキを離さないよう段シズを打った。竿をセットし終わると3人組の1人が場所を空けてくれた。「良いですか?」「どうぞ」ということで竿を出す。磯際に投入して道糸を張り沖に出ないようコントロールする。1投目からウキが消し込んだ。真下に向かう強い引き、磯際なので糸を出さずに強引にやりとり。「こりゃ“サバ”ちゃうで・・・ちゃうけど・・・」コンコンと頭を振るのは・・・やっぱ“サンチャン”。45cmは有りそう。釣り座が高いのでタモを出すのが面倒。糸を緩めて「外れろ」と竿先を振ると、針が外れ“サンチャン”は海中にお帰りになった。「どこら辺から“サバ”が喰ってくるんやろ」と磯際から止めずに流すと、5m位で引っ手繰るようなアタリ。左右に走り回るのをゴリ巻きで寄せてブリ上げる。45cmほどもある“サバ”。針を外し、頭を折って絞め、氷水にボチャン。次に掛かったのは“ボラ”。60cmクラスで寄せるのに一苦労。これも糸を緩めて針を外し、お帰りねがう。ここで3人組みはお迎え船で退場。

その後磯際に専念していると、やっとこさ30cm弱の“グレ”。一応キープ。つぎに“サンノジ”30cmが掛り、抜きあげた。ふと沖を見るとさっきまで群れていた“サバ”が見えない。試しに沖のヨレに遠投してみると、コツンと当たって“イサキ”28cm。続いて“コアジ”。暫くして“サバ”が戻ってきて入れ喰い。大忙し。磯際狙いに戻したところで、それらしき引きで32cmの“グレ”がきてくれた。これでボウズは免れたが、その後はマタマタ“サバ”“サバ”・・・。腕がだるくなったところでタイムアップ。

 港に戻って奥さんに「釣ってきたで」と告げると「ありがとう」といってクーラーボックスを持ってきた。“サバ”の内臓を取り出しながら「持ってこんでええのに。これから毎度“サバ”喰わされるやん」と船長はぼやく。ほかの客も「“サバ”寄付するわ」とみるみるうちにクーラーは満杯になったとさ。

2006年5月1日(月)
   今年のゴールデンウィークは9連休。2日間、のんびりすごし、大黒方面解禁・半夜釣り開始の5/1を待って釣行を計画した。当日の天気予報では波は次第に治まるとのこと。「半夜で行けば丁度良いや」と誠丸に予約を入れた。早朝6時半に自宅を出発。一応平日なので多少の渋滞もあったが11時前には梶賀に到着した。沖磯に目をやると結構波柱が高く上がっている。港に下りて出船を待っていると、戻ってきた船長「あと1組いるんやけど、忘れ物を取りに戻っとるで、先に(船を)出すで。沖磯は波と風で釣りにならん。“見張り”行くし」と一人だけ乗せて出港。

 ”見張り“の先端に上礁。船着きに先客が一人。なんとOZ師匠ではないかいな。「どうですか」と聞くと、「朝一番で沖磯に上がったけど、荒れてきたし磯替りしてん。朝方に1枚きただけやわ」とのこと。沖向きの高い釣り座によじ登り仕掛けをセット。時折突風が吹き、立っているのがやっとという状況で、タモが風でズルズル移動する始末。磯の割れ目に引っ掛けて固定した。後ろからの風なので何とか竿は出せるものの、道糸があおられて仕掛けが落ち着かない。段シズを打ったり、中通し錘で沈めようとするが突風が吹くたびに仕掛けが舞い上がり全く釣にならない。波も高くなってきているようだ。そんなこんなで3時過ぎまで頑張ったが当然アタリ無し。OZ師匠もアタリ無しとのこと。うんざりしていると、誠丸が大黒方面からこちらに向かってくる。「撤収?」と竿をたたみ、撒餌を捨てたが、湾の入り口付近でストップしプカプカ。餌まで捨てたので「ギブアップや」と携帯で電話を入れたが「まだやれる。がんばって」と船長。「やっとれとさ」とOZ師匠に言うと、「撒餌余ってるし、この横でやったら?」とありがたいお言葉。餌を分けてもらい、船着きの右横から竿を出すことにして、セットしていると、OZ師匠にヒット。40cmほどの“グレ”。続いて右横の他渡船の客にWヒット。「時合や!」と大急ぎで仕掛けを流したが、すでに時合は去ったようで、その後は誰の竿も曲がらず。2度ほどヨタ波のシャワーを浴びてビショ濡れ。風に体力を奪われ、波でビショビショになったところでやっとお迎え船がきてくれた。

 港に戻ってOZ師匠に礼を言い、「えらい風や、釣りにならへんかったわ、今週中にまた来るし」と船長に告げてそそくさと梶賀を後にした。

2006年4月22日(土)
   先週は、久々に雨と波で釣りに行けなかった。毎週出かけるのが癖になっているので、1週抜けただけで腕がムズムズ。その上、ここのところつづけざまに50cmオーバーが上がるなど、梶賀の調子が上向いてきているとあって、さらに禁断症状が加速する。前日仕事が終わるやいなや誠丸にTEL。「明日行くし!」「はいよ!」で予約終わり。9時に自宅を飛び出す。12時に“モリモト”で餌を受け取り、1時前に梶賀に着いた。仮眠所の布団に潜り込む。4時過ぎに船長の「起きてよ〜」で起床。仕度をして港に降りる。客は10人ほど。ほとんどが“アジバケツ”を下げている。出船前、船長の「“カガリ”行くやろ?」の問いに「うん」と肯き行き先決定。

出港してまずは先日50cmオーバーが上がった“見張り下”にグレ師を2人降ろし、“松の下”周辺に 「**さん、ここ」「××さん用意して」と船を着けていく。梶賀側の磯に一通り降ろし終わって、三木里方面に方向転換。“カガリ”に向かう。海上穏やかで船の揺れも少なく、歩くように磯渡りを終え釣り座へ。また今日も“カガリ”独り占め。のんびり竿を伸ばす。水温が上がってきているようなのでウキ下2尋半で始める。“ワレ”に釣り座をとり磯際に撒餌をパラパラ入れて、ハエ根の先に第1投。ゆっくり沖へ10mほど押されたウキが潮に乗って右に流れ始める。と、ウキがゆらゆら沈み始め「シズが重かった?」と半信半疑できき合わせすると、何かが乗ってきた。かなりの重量感。“グレ”ではないが大型魚。「“チヌ”か?」と思ったところで竿先が跳ね上がった。喰いが浅かったのか針外れ。「1投目からバラシかよ〜」気を取り直して打ち返すも、潮が停まってしまい魚の気配が無くなった。1時間ほどして餌が盗られだしたが、海中をよく見ると“タカベ”さんがご出勤。それからは、“タカベ”で釣りにならず。いたしかたなく、裏のズボ釣りポイントへ移動。ここにも“タカベ”はいるが付け餌が棚までとおり手のひらサイズの“グレ”が喰ってくる。釣り座を移動しながら探ってやっとこさ30cmが上がってきたが次第に“タカベ”に押されてきたので、こんどは“南”まで大遠征を試みた。

“南”では、ウキ仕掛けに戻し磯際のハエ根の先から探りはじめる。ハエ根の4mほど沖でウキが消し込んだ。合わせると、さほど重量感はないがキュンキュンよく引く。抜き上げたのは、35cmの“尾長グレ”。もう1発というところでまたもや“タカベ”が集まってきた。“タカベ”を見ていると磯際のハエ根の上をになにやら大きな魚がうろうろしているのに気づいた。「“ボラ”?」サラシがきれてハッキリ姿が見えた。「“グレ”や!」40cmは有ろうかという“グレ”が海面下20cmをユラユラ泳いでいる。試しに撒餌を目の前に撒いてやっても見向きもしない。しばらく「うらめしや」と眺めていたが、諦めて視線をウキに戻し再開するが“タカベ”の猛攻にあい、“西”とのワンドを試すことにした。ワンドでは手のひらサイズの“グレ”がぽつぽつ。30cmを1匹キープしたところで、またまた“タカベ”がやってきた。釣座を沖向きに戻し、遠投で“真鯛”“イザギ”を狙ったが不発。“グレ”の30〜35cmが3匹で本日終了。

この日“見張下”で48cm、“松の下”では42cmが釣れていた。「40cm位のんが見えてたわ」と船長に告げると、「まだ卵、持ってて喰わんやつもおるんや。今年は寒の時期悪かったしこれからが楽しみやで」とのお言葉。大黒方面の解禁後に期待しましょ。

2006年4月8日(土)
   今週の土日、下北山村では“桜祭り”が催された。桜の開花時期の予想はなかなか難しいらしく、毎年満開の時期から少しずれているように記憶している。今年は大当たり、満開ど真ん中のようだ。このところ不調の誠丸であるが、桜同様、満開といくかどうか?

とりあえず予約を入れ9時に自宅を出た。道中、車のライトで夜桜見物。1時前に梶賀に着いた。翌朝4時過ぎに船長に起こされた。いつもは目覚めパッチリな方だが、この日はしばらくボーっとしたまんま。眠気がさめない。歯を磨き、コーヒーを流し込んで無理やり戦闘モード。今日の客は4人。O氏ともう一人は“アオリイカ”用のアジバケツを提げている。“グレ”狙いは2人。出港前「今日はどこ行きますか?」と船長。迷わず「“カガリ”」と答える。昨年はこの時期“カガリ”で良い思いをしているので「夢よもう一度」を期待する。

出港して最初に船を着けたのは“船見の壁”。次に“立石”にO氏を降ろし、“カガリ”に向かう。少し波が高めなので「荷物は高いとこ上げといて」と言い残して船は“オベラ”奥にある“アオリイカ”のポイントへ去っていった。いつものように“ワレ”に釣り座をとり撒餌をパラパラ。仕掛けを用意し3尋から探るが、付け餌はそのままという時間帯が続く。1時間ほどして餌が盗られだした。「時合か?」と思ったが、海中を覗くと“タカベ”がチラホラ。あたり一帯“タカベ”だらけになるのに5分もかからなかった。付け餌が棚まで通らなくなったので、裏のワンドを試してみようと場所移動。ズボ釣りの仕掛けをセットし撒餌をパラパラ。すると海面近くを横切る黒い影。こちらは最初から“タカベ”がいらっしゃる。さすがにズボ釣り。餌は棚まで通り、仕掛けが馴染んでからココンというアタリで“タカベ”と“コッパグレ”が交互に掛かってくる。“コッパ”というより10cmほどの“ミニグレ”ばかりのため、水深のある船着きの裏側へ移動。ここでも“タカベ”“コッパ”攻撃にさらされ、うんざりしているところへ見回り船。「どや?」と船長。両手で×を作ると「替わるか?」。ウンウンと大きくうなずくと「見回ってくるし、用意しといて」と言い残して去っていった。竿を畳み用意して待っていると暫くして船が戻ってきたので乗り込む。「あかんか?」と船長。「今日の“タカベ”バリバリやわ」「そうか。“船見の壁”行こか。朝乗ったやつはあそこではよう釣らん言うてすぐ替わったわ」そう言われると「いや」とは言いづらく「ア、うん・・・」と歯切れの悪い返事で決まってしまった。狭くて景色も悪いので余り好きではない場所だが、大物一発の可能性は高い。最後まで気を抜かずがんばったが一度のアタリも無く終了。

 この日も“グレ”狙いは全滅。O氏の小さな“アオリイカ”2杯だけの釣果に終わった。花見客の帰宅ラッシュに巻き込まれないようチャッチャと帰り仕度。「ほな、また」と船長に挨拶して車に飛び乗った。

2006年4月1日(土)
   とうとう4月に入ってしまった。関西でもちらほら桜のたよりが聞かれる今日この頃。皆さん楽しい釣りしてますか?釣果情報を見ても相変わらず梶賀は絶不調の様子。浮気も考えたが「そのうち良いこともあるさ」ということで今週も誠丸に予約を入れた。「5時出船やから、4時には起こすで」と船長。9時に自宅を出発。道中“下北山村”で ヘッドライトに照らされた桜並木が5分ほど咲いているのがぼんやり見える。帰り道が楽しみである。1時前に梶賀に到着。仮眠所の布団に潜り込む。

 4時過ぎ船長の「おはよ〜。起きてよ」で起床。仕度して事務所に行くと、今週もカリブくん。久々にS夫妻の顔も見える。港に下りて準備体操。体を臨戦態勢に持っていく。今日、乗船したのは5人。出港前に「どこ行く?」と船長。「当分“カガリ”一筋でいくわ」と宣言。カリブくんは船長ご推薦の“ドンビのハナレ”に決まったようだ。出港してまずは“見張り下”に着け、“ドンビ”にカリブくんを下ろし、“カガリ”に向かう。海は穏やかで渡礁も楽々。「まだ(潮が)上げてくるし、荷物、上の方に上げてや」と言い残して誠丸はS夫妻ご希望の“エビレ”に向かって去った。

 撒餌をパラパラ撒きながら竿を伸ばし仕掛けをセット。潮はあまり動いていない。ウキ下3尋半から探り始める。8尋まで探って、また元に戻して今度は沖目を探る。4尋半でウキがユルユルと沈んだ。ベールを閉じ「オリャッ!」と合わせを入れるとグーンと竿に乗ってきた。大型魚の重量感が伝わってくる。無理に寄せずに沖で弱るのを待つと、竿の反発で次第に浮いてきた。リールを巻き寄せにかかると、また潜ろうとするが最初の勢いは無い。ウキが見え次第に魚影がハッキリしてくる。思った以上に大きい。波が穏やかになったところを見計らってタモを入れた。50cmあるかどうか。久々の大物であった。

 「続けよ!」と打ち返すが、その後はアタリ無し。餌盗りの“タカベ”も寄ってきた。ふと、“中”の釣り座前方に目をやると、良さそうなヨレが出来ている。竿・タモ・撒餌を持って“中”に移動。しばらく試したがアタリなし。ついでに”南“まで遠征したが、ここも不発。昼頃、元の“ワレ”に帰還した。“タカベ”は居なくなっていたがアタリも無し。船着きまで横移動しながら探ったが、その後はサッパリだった。この日、他の磯は全滅だったようで、「全然アタリありませんわ」とカリブくん。

 事務所に戻って測ってみると50.5cm。何とか50cmオーバーだった。「写真とろか」と船長。久しぶりにレンズに向かってニヤリ。帰路は気分良く5分咲きの桜を眺めながらのドライブとなった。(絵巻も見てネ!

2006年3月25日(土)
   今週は木曜、紀東は大荒れ。金曜、波は少し落ちたが湾内での竿出しだったようだ。天気予報で「明日の波は、2.5mのち2m」と確認して誠丸に予約電話を入れた。9時過ぎに出発。途中“フィッシングモリモト”で解凍してもらていた餌を受け取る。「荒後でええのちゃう」と森本氏。「そうか、今日は期待できるかも!」とルンルンで車を走らせる。R42から梶賀へ向かう道に入ったところで、道端に鹿が。続いて何やら小動物が?「見んとこ」と思っても行動が気になるのでついつい視線がそちらに引っ張られる。ハッキリ見てしまった。狸・・・。(何のこっちゃという方は‘05/10/29の釣行記を参照)梶賀に着いて、悪いことは忘れてしまおうと仮眠所で布団に潜り込む。翌朝船長に起こされて、チャッチャと仕度。今日の客は4人。その内2人は“アオリイカ”用のアジバケツを提げている。乗船して出港までの間、顔見知りのカリブくん(Oくんなのだがややこしいので愛車カリブから命名)と談笑。「今年6回来て、ずうっとボウズですわ」とカリブくん。「今年の梶賀は良く無いな。僕も梶賀以外の方が釣れてるんや・・・」云々。そこへ船長「どうする?」「“カガリ”」と答える。カリブくんは決めかねているようで、しばし船長と相談、“見張り”になった様子。

 出港してまずは“見張り下”に向かう。カリブくんを降ろしてUターン“カガリ”に向かう。沖に出ると波がそこそこ高い。“カガリ”の前で船が停止。「けっこう波高いで。真ん中は出来んけどどうする?“オベラ”にするか?」と船長。なるほど“ワレ”の釣り座近くまで波が洗っている。「ほな“オベラ”にしょうか」と告げ、“オベラの高場”に上礁。ここは、何時見ても左右からサラシが伸び、ヨレがいたるところにできていてもいかにも釣れそうな雰囲気。だが、実際にはなかなかそうはいかず、この日もアタリが見られない。1時間ほどすると“タカベ”が寄りだし、あっという間に沖までびっしり。スレで“タカベ”が掛かる始末で戦意喪失。8時過ぎには竿を畳んで見回り船で磯替えの体勢。待つことしばし、船が見えるや船着きに移動。船長もなにも言わず船を着けた。「あかんか?」と船長。「今日の“タカベ”はやる気マンマンや」「どこ行く?」「“丸石の裏”どやろ」「ええかもな」で“丸石”へ。

 “丸石”には、“タカベ”はいなかったが他の魚族もいない。(いるのかもしれないが喰ってこない)結局1度のアタリも無くボウズで終了。迎えの船中、カリブくんに「どうやった」と聞くと「昼過ぎに40オーバーが1枚きましたわ」とのこと。ボウズ地獄脱出オメデトさん。それにつけても、森本名人の言葉より“狸”のほうが強いってか?!

2006年3月18日(土)
   前日の天気予報で尾鷲地方は3時ころから雨。海は凪の様子。「何とかもってくれるやろ」と期待して誠丸に予約電話を入れ、9時に出発。途中餌を買い込み12時過ぎR42を賀田方面に右折してワインディングロードを運転中、月明かりの中、不意に道路脇に獣の気配がし、車と並行して走りはじめた。「ウオ!」っと思わず驚きの声を上げてしまったが良く見ると野生の鹿だった。静止している鹿はよく見かけるので驚きはしないが、車の横1mを並走されるとさすがに驚いてしまう。ま、向こうの方がもっと驚いたのかもネ。

 個室仮眠所でぐっすり眠って、いつものように船長に起こされた。事務所横の駐車場にはO氏の車が増えているだけ。準備中のO氏に「おはようさん。今日は2人みたいやね」と声をかける。港に下りて乗船。「O氏は“見張り”行く言うてるけど、どこいく?」と船長。「“カガリ”行くわ」と答えると「“ドンビの離れ”でこないだ釣っとたで。“カガリ” でもええけど」と“ドンビ”がお勧めの様子。とりあえず出港し“見張り”を目指す。O氏を降ろして「どうする?」と船長。ここは初心貫徹で「“カカリ”」と回答。上礁前に「こっちの方が水温2・3分高いわ。ええかもしれんね。ガンバッテ」との声援を背に受けて磯に飛び降りた。

 “ワレ”に釣り座をとり仕掛けをセット。足元に撒餌を入れ実釣開始。棚3.5尋から探りはじめた。棚を調整しながら打ち返す。付餌が盗られない時間帯が長く続いたが、1時間ほどして餌が齧られるようになった。偏光レンズを通して海中を見ると15cmほどの茶色の魚体がウヨウヨ。「“アジ”みたいやな」と思っていると、しばらくして青い魚体が茶色を追いやってしまった。「あちゃ〜“タカベ”やん」餌盗りの定番登場である。磯際の“タカベ”を避けて少し遠投したウキがスルスルと海中に引き込まれた。「“タカベ”が沖まで回ったか?」と合わせを入れると以外に強い引き。「良う引く“タカベ”やナ」と思っていると真下に潜りだした。?“グレ”みたい。浮いてきたのは、30cmそこそこの“グレ”抜きあげようかとも思ったがここは慎重にタモで掬った。「続いてくれよ!」と祈りながら打ち返ししたがその後はパッタリ喰いが止まってしまった。付け餌は棚まで落ちているが、なじんだところで餌盗りにやられているようだ。結局その後アタリ無く終了。

 港に戻って船長に「何センチ?」と測ってもらうと31.5cm。何とかボウズは避けられた。
メデタシメデタシ?

2006年3月11日(土)
   釣行の前日は必ず、紀東の各渡船屋さんの釣果をネット検索するが、この日は一部を除いて「ウネリのため休船」と記されていた。「明日、船出るんやろか?」と天気予報を検索すると「波は、2.5mのち2mウネリを伴う」。「ま、大丈夫だべ」ということで誠丸に予約電話。「明日、(うねりが)どれくらい治まるかやね。湾内かもしれんで」と船長。「とりあえず行くし」と予約完了。9時に自宅を出発。途中R42に入ったあたりから、後ろについた1BOXが妙に煽ってくる。梶賀に着くまでずっと後ろに付いてくる。「どうせ、常連の誰かやろ」と思いながらまだ1台も停まってない駐車場に車を入れると、横にその車が並び窓から覗いた顔は、Wちゃん。「毎度!今日2人だけやろか?」とWちゃん「さあネ?」と返すと港の駐車場へと降りていった。

 朝、いつものように船長に起こされ支度して事務所へ。やはり、2人ということは無い様で車が3台増えていた。O氏の車もある。「ウネリどうやろ?」と問うと「昨日よりえろなってるみたいやで」と船長。港に下りると船がチャプチャプ。「これは、この前(先々週)よりきついですね」とO氏。ともあれ、5人の客を乗せて出港。梶賀側の磯では、波がドッカンドッカン爆発状態。三木里側もかなりの荒れ模様で“カガリ”は到底無理。“丸石”の“カガリ”向かいで「O氏行くか?」と船長。O氏が船首に移動したところで「Wも行け」と声がかかる「俺も?」とWちゃん。あまり気がのらない様子だったが一緒に上礁。次に“丸石の裏”の様子を見たが、左横側から波が洗っているのでNG。“竜宮”に向かう「行くか」と言われ「OK」サイン。“竜宮”には上がったことが無かったので「どんな乙姫様がいてるんやろ」と期待して“亀”ならぬ“誠丸”で上礁した。

 「“鯛や平目の舞い踊り”とまでは行かないまでも“チヌ”くらいは踊ってくれんやろか」と期待しながら仕掛けをセット。右手の“ハナレ”向かいに釣り座を取って数投していると、他渡船が“2人目の浦島太郎”を連れてきた。1時間ほどすると餌盗がウキをゆっくり沈らせるが、掛かってこない。付餌には“キタマクラ”らしき齧り跡がついていた。その数投後、餌盗とは明らかに違うアタリ。グーンとウキを持っていく。「来た!」と合わせをくれると大型の感触。“グレ”の引きではなく、どうやら“チヌ”っぽい。ハリス3号なので余裕をこいているとフット軽くなった。「ヘッ!針外れ?」ガックリしながら仕掛けを回収すると、ナ、ナ、ナント“豚の尻尾”。「これは船長に言えまっしぇん。針はずれと言う事に・・・」このバラシを最後に海からの応答は無くなり、虚しく時間は過ぎ、お迎え船が来てしまった。乗船すると「どやった?」とWちゃん「あかんかったわ」と答えると「良かった。ここにも同類がおったわ」だと。この日は結局、誠丸玉砕。

 帰路、車を運転しながら考えた。「“根磨れ”や“針外れ”のバラシは致し方ないとして“豚の尻尾”(針結びの解け)のバラシはいただけない。一応結びは“外掛け本結び”。7回巻きして、奥歯で噛んでギシギシ締めている。それでも解けるのは何で?“キタマクラに齧られて”のことかもしれないが頻発しすぎの感が。根掛りで解けることは無いのに。これはもう常々食している“豚さんの祟り”ではあるまいか。されば、どうすれば祟りを受けずにすむか?“豚絶ち”が一番かもしれないが“トンカツ”“トン汁”などは好物だから辛い。“豚供養”でもするか?

2006年3月4日(土)
   ついこの間「明けましておめでとう」と言っていたのに、いつの間にやら3月に入り “寒グレ”のベストシーズンは盛り上がりなく足早に過ぎてしまった。“残り物に福”があることに期待して今週も出撃。誠丸は身内に不幸があり休船。「さて、どないしょ」としばらく思案し“二木島のマルヒサ渡船”に予約電話を入れた。5時45分出船とのことなので間に合うように1時過ぎに自宅を出発。5時前に港に着いてしばし車中で仮眠をとる。ガヤガヤという声で起きだし、支度を終え船着き場に下りた。客は結構多く30人ほどか。多少強引にA級磯に降りようかと思っていたが「A級磯は込み合うな」ということで“残り物福作戦”に変更。船尾のベンチに尻をおちつけた。

 まだ薄暗いうちに出港。湾内の磯から回っていき、“寺島”“ホーロク”といったA級磯に降ろし“笹野島の弁天”に降ろし終えた時点でまだ10人ほど残っていた。次に向かったのは、“甫母”側の磯。空いている磯に一通り降ろして残り3人になったところで。「どうします?“ミノハエ”か“笹野島の松の下”か、どっちに行きますか?」と聞いてきた。どうせなら地磯より離れ磯ということで「松の下」と回答。船はまた船首を返して湾を横切り笹野島へ。助手の兄ちゃん曰く「“松の下”はここんとこ喰ってるけど、日陰になるんで寒いですわ」とのこと。やっとこさ上礁したのは6時半。「10mほど沖に根があるから、その間探って」とポイントのアドバイスをして船は去っていった。出船からかれこれ45分間、遊覧船気分を楽しんだことになる。

 少し高い所から眺めると、なるほど10mほど沖に長大な根が左右に走っている。磯際から根までの間をゆっくり沈むようにウキの浮力を調整し、ウキ下3尋半から探っていく。1時間ほどたって、4尋半でウキをスウッと引き込むアタリ。が、合わせても乗ってこず、餌だけが盗られている。数度同じようなアタリがあり、やっと針に乗った。ヘロヘロとした引きで、茶色い20cmほどの魚体が見えたところで針外れ。餌盗りの正体を確かめようと針を短軸の小針に結び替えた。先程アタリのあった磯際に流し込み仕掛けがなじむのを待つ。仕掛けがなじんでウキがしもり始めたとき沈下速度が速くなった。軽く竿をあおって合わせるとゴゴンと乗ってきた。「こりゃ餌盗りちゃうやん」どうも本命くさい引きで、そこそこの型。慎重にやり取りして浮かせたのはまごうかたなきグレちゃん。タモにもすんなり収まり久々の40オーバーGETT!メジャーをあてると41.5cmだった。

 「次いってみよう」とノリノリで打ち返すが、その後はパッタリアタリ無し。毎度の状況に戻ってしまった。結局、本命のアタリはその1回きりで、迎えの船が来てしまった。港に戻って釣果を見ると、全体でグレが13匹ほど釣れていた。その内40オーバーは5匹、この日の最大は45cmであった。

 帰路、運転しながらふと思った「ここんとこホームグランドの梶賀で連続ボウズ。アウェイのほうが釣果挙がってるじゃん」。こりゃまずい。次回、梶賀でがんばらねば!

2006年2月25日(土)
   今週で2月も終わり。1〜2月の「一発大物月間」が終わってしまう。目安として3〜4月は、「グレちゃんサンキュー(産休)月間」となるので残り少ないチャンスかも知れない。予報では天気は良いものの東の風によるウネリが有るようだ。とりあえず誠丸に電話を入れてみる。「明日、波えらいの?」「うう〜ん。出てみな何とも言えんけど、今日はえらかったな」「とりあえず行きますわ」で予約完了。  梶賀に到着して車を降りるとザッパンザッパンと凄い波の音。「かなり荒れてるな。明日は湾内かな?」と思いながら仮眠。5時に船長に「おはよう」と起こされる。着替えを済ませて車から道具を出そうと駐車場へ、他に停まっているのは見慣れたO氏の車だけ。今日は2人だけのようだ。波の音は昨日よりもだいぶ落ちている。事務所での船長との会話も「明日はもっと波がれろなってくる」とか「“グレ”も産卵に入る」とかネガティブな話題が多い。

 港に下りると堤防に囲まれているにもかかわらず船がチャプチャプ揺れている。「これやと“オベラ”周りがやっとやな。どこ行く?」と船長。「“丸石の裏”どやろ?」「行けるやろ」と決定。O氏は“丸石の表”ということで出港。先に裏に着けるということで船首に移動。波が高いので荷物を持たずに上礁し、O氏に荷物を渡してもらった。

 正面のポイントを棚4尋から探り始め、6尋まで落としても反応なし。ならばと右側の壁際を攻めてもやはり無反応。2時間後やっとウキが沈んだと思ったら“タカベ”だった。いつもなら海面まで浮いてくる“タカベ”が底近くで餌を拾っているようで続いてもう1匹喰ってきた。その後は、“タカベ”の反応さえなくなり、何をやっても餌に変化がない。それでも1発の可能性に賭けて、最後の一投まで気合を入れて頑張ったが報われずボウズに終わった。

 迎えの船に乗船してO氏に「どうでした?」と聞くと「小さいの1匹だけ。朝きたきりですわ」とのこと。やはり厳しい状況だったようだ。港に戻ると船長が「厳しいの〜。3月入ったら“真鯛”狙たほうがええかもしれんで」とおっしゃる。「そやね〜。“真鯛”もええな」とと答えて帰路についた。ほんじゃ「真鯛ちゃん大好き」に期間限定改名するか?

2006年2月18日(土)
  週末になるとなぜか気温が下がる今日この頃、今週も土曜日だけ気温が低いという予報。天気もナギも良いようなので誠丸に予約電話を入れた。「・・・・・」呼び出し音はするが船長出まへん。30分後もう一度トライ。今度は「ただいま・・・」と電源OFFのコール。「しゃーないな。どないしょ」とネットで心当たりを検索。熊野で先週57.5cmのグレが釣れたという情報があったので“まるせい丸”に電話した。「明日お客さん多い?」と聞くと「少ないわ」と奥さん。「ほなお願いします」「6時15分にバス出るし。6時までに来てナ」ということで予約完了。行き先が決まってホッとしたところへ誠丸から電話が入った。「ゴメン!寄り合いで出られへんかってん」と船長。「ゴメン、(電話に)出えへんさかい別のとこ予約してしもた」「そうか、ゴメンゴメン」「そう言う事でゴメンゴメン」とお互い謝りあいの会話となってしまった。

    余裕を見て1時半に自宅を出発。余裕を見すぎて5時前に着いてしまった。することも無く車中で仮眠。6時前には周りがザワザワしだして目覚まし代わり。船長が「弁当要るか?」と聞いて回っている。「お願いします」と返事をして急いで仕度にかかった。

    港まではマイクロバスで移動。船に乗り込んだのは30人ほどか。「さて、どこに上げてもらえるやら?」と期待と不安が交錯する。 “ヤマト”“シラマ”と降ろし、次の磯で「“ホソバエ”行こか」と呼ばれたので船首へ移動。“ホソバエ”の先端にS氏と渡礁した。S氏は“まるせい丸”のクラブに所属しているそうでポイントに精通している。「この先端と、“シラマ”向きがええねんけど」とS氏。“シラマ”向かいのポイントにはすでに初老の仲良し2人組が入っていたので先端の北向きのワンドに釣り座をとった。ハエ根が2mほど出ており、その際に仕掛けを入れて実釣開始。ウキ下4尋から探っていくと意外と浅いところで根掛する。「根掛ばっかりや」とS氏に言うと「下にもう一段根があるんですわ」とのこと。少し投入点を遠くする。8時ころウキ下を6尋取って仕掛けを沈めている途中で道糸が急に走った。「アヘッ!」とパニクッテいるにもかかわらず、体が反射的に竿を立てて合わせていた。習慣とは恐ろしいものである。引きは片手で何とかあしらえる程度であるが、糸が根に触っている嫌な感触。根が切れている場所まで10m程移動。そこで、キュンキュンと小気味良い引きを楽しんで浮かせたのは、中型の“グレ”。タモの置いてある釣り座まで“グレ”を引き摺りながら戻るとS氏がタモを手渡してくれた。掬い上げた“グレ”は37cm。やっとこさボウズ脱出。ホッと一息。

    その後、しばらく付餌が齧られない状態が続いた。10時ころ5尋ウキ下を取りゆっくり沈むよう加減した仕掛けの沈下速度が急に速くなった。合わせると「“グレ”か?」と思わせる強い引き。が、一瞬だけで後は重いだけでほとんど引かない。海面に顔を見せたのは“ガシラ”28cm。“ガシラ”としては立派なサイズであった。その後20cmの“ガシラ”を追加したが、本命は姿を見せずで終了。この日、“まるせい丸”全体で“グレ”の釣果は“マブリカ”での42cmと筆者だけという貧果だった。とりあえず連続ボウズ記録をリセットできて「よかった、よかった」。

2006年2月10日(金)
   先週のボウズで4週連続と記録を着実に更新。ここらで止めないと、「1年間隅1」なんてことになりかねないような気がする今日この頃。有休を取り、A級磯チャレンジでボウズ脱出を図った。「休み取ったし、明日行くわ」と誠丸に予約電話。「よっしゃ」と船長。
  前夜、8時半に自宅を出発。雪は無いが気温はマイナス予報なので凍結に注意しながら“大台越え”をドライブ。無事梶賀に到着。仮眠をとる。

    船長に起こされ、仕度を終えて事務所に顔を出す。客は他に1人と目論見通りである。もう1人が“見張り”に行きたいと言っているそうで、「一緒でも、違う所でもどこでもええで」と船長。「“カガリ”は?」と聞くと「相変わらず“タカベ”おるで」とのこと。乗船時間寸前にもう1人駆け込みで到着。日が長くなってきたので出船時刻は6時15分と早くなっている。まずは“見張り”に着け“松の下”に下ろして1人になったところで「どこ行く?」と船長。「“タカベ”覚悟で“カガリ”。あかんかったら弁当船で磯替えするわ」と言うことで“カガリの東”に上礁。竿をセットし朝の一発を狙ったが空振り。1時間ほどして「潮が動き出したかな」というタイミングで“タカベ”が寄ってきてしまい、お手上げ状態になった。「ま、想定内ネ」ということで、弁当船が見えたのを機会に竿をたたみ磯替え準備。船に乗り込むと「あかんか?」と船長。「やっぱり“タカベ”がすごいわ」「どこ行く?“ドンビの島”行こか?」“丸石”との比較で少し迷ったが「OK」ということで“ドンビの島”に上礁。地方との水道を狙う。最初のうちは“アジッコ”が餌を突っついてくれたが、その後生態反応が全く無くなってしまった。沖向きも試してみたが、一生懸命撒餌するのがあほらしいほどの無反応。そのまま、撤収時間となりあえなく5週連続ボウズ。

    この日は他の磯で活性が悪く、“見張り”の人が8時半ころ40cm級を1枚釣ったのが唯一の釣果。その後は、付餌も盗られなかったとのこと。帰宅して「5週連続ボウズやったわ」と奥様に告げると「恥ずかしいからHP休んだら」と言われてしまった。とはいえ“偽造”だの“粉飾”だのが取沙汰されている昨今、“ごまかし”は宜しく無いということで正々堂々ボウズ宣言。やけくそでボウズマーク5つ並べてやら〜!

2006年2月4日(土)
   初釣り以後、3週連続ボウズという不名誉な記録を更新中である。予報では最低気温−3度最高気温が3度という中、釣行を計画した。少し風邪気味だったので「やめといたら」と言う奥様に「潮風吸うたら治るねん」と無茶苦茶な治療方針を言い放って自宅を出発。鼻水拭き拭き梶賀までドライブ。個室仮眠所にたどり着き、毛布を2枚重ねて寒さ対策。
 翌朝目覚めて、戦闘服着用時かねて準備の“ホッカイロ”を腹と背中に貼り付け準備完了。事務所に顔を出す。最近の釣果を記したボードを確認する。「釣れてる所バラバラやね」に「何所で喰ってくるか判らんわ。我慢してガンバルしかないで」と船長。
港に下り船に乗り込む。客は20人程。港を出てすぐの“ドンビの島”に2人下ろし、“松の下”に1人下ろした後「I氏と2人で“見張り”行こか。用意して」と船長。道具を持って船首に移動。“見張り下”の先端に上礁した。I氏が船着きに釣り座をとったので先端の高い釣り座で竿を出すことにした。北東向きの根際を1持間ほど探ってみたが北風が時折強く吹いてくるようになり移動、船着きの右側に釣り座を替えた。しばらくしてI氏にヒット、40cm級がタモに収まった。「(棚)6尋で沈めていったら喰ってきた」とI氏。早速棚を6尋に合わせてウキを沈みぎみに調整して打ち返す。ところがその後サッパリアタリ無し。付餌もそのまま残ってくる。付餌をボイルから生のオキアミに替えても齧られもしない。1時ころ2番で竿を出していた他渡船のオッサンが40cm弱を上げたが、後が続かずタイムアウト。
港に戻って他の磯の釣果を見ても、30cmが1枚だけという貧果であった。極端に喰いが悪いようで、「たまたま目の前に漂ってきた餌に喰いついてきた」感じ。しばらくこんな日が続きそうである。ま、「明けない夜はない。日はまた昇る!!」ではまた次週。

2006年1月28日(土)
   「来週土曜は大会入ってるから、客多いで」と先週帰り際に誠丸の船長に言い渡された。 「とりあえず電話してみるか」とピ・ポ・パ。答えは案の定「明日は多いで、何処上がれるか判らんし、来週にしたら」とのこと。「了解!」と切って、「何処にしょうかいな?」で“ゆき丸渡船”に予約電話を入れた。こっちはすんなり「5時半出船やで」とOKが出た。眠くもないのに9時に就寝。1時に起きだして尾鷲に向けて出発。R169にも雪は無く出船時間には余裕で尾鷲着。船長に挨拶して船に乗り込む。客はざっと20人ほど。“尾鷲釣り大会”期間中ということもあって、やや多目。
 出船時間は、まだ真っ暗。闇の中を“トガ島”に向かってゆっくり船は進む。20分ほどでトガ島沖へ到着。いつものとおりプカプカをやっているうちに徐々に明るくなってくる。釣り客はポイントを目の前にして“お預けを喰らったワンコ”状態。やっとこさ「××さん行くで」と声がかかり、磯着け開始。
 “トガ島の東側”から下ろし始め、お声がかかったのは“カド”の釣り座。前回、尾鷲に挑戦したときマルボウズを喰ったポイントである。「いや」とも言えず上礁。東向きの釣り座の左手から時折強烈な北風が吹きつける。寒い上に撒餌も仕掛けもコントロールしにくい。風に流され、根掛りに苦戦しながら打ち返していたが、「やってられまへん」と磯替船の巡回時に飛び乗った。「何処か風裏ない?」「北風えらいの〜。南へ行ってみよか」と船長。南側の風裏に回り“虎四郎のハナレ”に上礁。風から逃れ、太陽が顔を出しポカポカの平和な状態。ところが海も平和でベタナギのうえ潮は動かず。付餌がまったく齧られない。結局“ガシラ”2匹が遊んでくれただけで終了時間となってしまった。
 この日は、“カニ島の水道”でバラシがあっただけで、1船仲良くマルボウズという寂しい結果であった。

2006年1月19日(木)
  先週末は、海が大荒れで釣行を断念。今週末は用事でアウト。ということで、有給取ってお魚釣り。このところ暖かかったので、道中雪も無くすんなり梶賀にたどり着く。個室仮眠所で布団にもぐりこんだが、夜半寒さで目が覚めた。毛布を足して今度は大丈夫。かなり気温が下がっているようだ。船長に起されて、支度をして誠丸の事務所へ。「ここんとこ水温上がって調子ええで」と船長。期待が膨らむ一言である。港に降りるとお客さんは5人。「ええとこ上がれそうやん」とまたまた期待がボヨヨン。
出港してまずは“見張下”を目指す。磯着け前に「昨日より水温上がってるで!期待できるな」と船長。先端に3人組を降ろし、2番に1人。1人になっったところで船長が「“ドンビの地の地”行こか?昨日も出てるし、ええと思うで」。「OK」と言ったものの“地の地”って何処?船は“ドンビ”に向かってフルスピード。船がスローダウンした目の前は、前回ボウズを喰らった“高い低い”のポイント。「ここが“地の地”でっか」(知らんかった)
上礁すると船長がマイクで「昨日は高い方の釣座で釣れてたで」と言い残して去っていった。お言葉どおり高い釣座から竿を出すことにし、撒餌を担ぎ揚げる。ウキ下4尋から探ると直ぐにアタリ。ヘラヘラと上がってきたのは“アジッコ”。立て続けに3匹釣れ、「餌盗りに悩まされそう」と気が重くなる。
ところが、その後全くアタリ無し。時折餌は齧られるのだが全く乗ってこない。昼前には、風が強くなり、高い釣座が災いし仕掛けが思うようにコントロールできなくない。“低い”に移動したがさっぱりで“アジッコ”の引きでさえ懐かしくなるようなマルボウズの1日となってしまった。港に帰って船長曰く「朝から水温下がって、喰い悪かったみたいや」だって。アイヤ〜!

2006年1月7日(土)
   成人の日が後ろにくっつく3連休。「さて、どの日にしよう」と考える。日曜にはクラブの例会が入っていて、込み合うのは必至。初日に行くことに決定。潮周りもこの日が一番良さそう。前日仕事を終えて、早速予約電話を入れる。ところが餌屋さん「峠に雪あるしこれから降りそう」との忠告で、「ありがと」と丁重に予約取り止め。伊勢自動車道回りで行くこととした。こちらのルートは問題無し、予定通り1時前に梶賀着。仮眠所で一眠り。5時過ぎに目がさめ着替えているところへ船長が起しにきた。事務所に顔を出し弁当を予約。「今日は風強そうやね」と聞くと「昼頃えらいかも知れんの」と船長。とりあえず梶賀側から降ろしていくとのこと。港に降りると以外にも客は少なく4人。出港前に「今日はどうする?」「“カガリ”はまだ“タカベ”おるの?」「まだ多いで」「とりあえず行ってみてあかんかったら磯替えでどやろ」「出てから考えよか」と言うやりとり結論が出ないまま出港時刻を迎えた。
港を出て直ぐの“ドンビの離れ”から降ろしていく。“ドンビの真ん中”に1人。O氏を“船見の壁”で降ろし、最後の1人になってしまった。「“ドンビの高い低い”か?“カガリ”で“タカベ”と戦うか?どっちでもええで」と船長。「“カガリ”!」と告げると船は90度回頭、速度を上げた。
“カガリの東”に上礁し、“ワレ”に釣座をとった。竿をセッティングしていると他渡船が磯着けしてきた。3人客を降ろし「あそこで・・・ここで・・・」とポイントを教えて去っていった。1人が“中”まで歩いて移動し、他の2人は船着きで竿を出すようだ。挟み撃ちの格好である。撒餌をしても、餌盗りも無く本命もこないという静かな立ち上がりだったが、暫くすると案の定“タカベ”が寄ってきた。“タカベ”以外の反応がないまま時間が過ぎる。ふと、他渡船の客の撒餌を見ると集魚剤がレンガでも造れそうなほど混ぜてある。「こりゃ、餌盗り集めてるようなもんだ」と弁当船での磯替りを決意。9時前に竿をたたみ、やってきた弁当船に飛び乗った。
 状況を聞いて「X渡船も無茶しょおるな」と船長。「“ドンビの高い低い”でも行くか?」「OK」で“ドンビ”に上礁。ここは餌盗りも居ない状況で、いろいろ手を替え棚を替えしてみたが、ついに1度のあたりも無いまま戦闘終了。久々の完全ボウズとなってしまった。“ドンビ”で釣っていた他の2人は、型はイマイチとはいえ“グレ”を釣っており「何で?」と考えさせられる釣行であった。「初釣りで“チヌ”釣ったし、まあええやん。これからやで」と船長に慰められ、梶賀を後にした。

2006年1月2日(月)
   新年明けましておめでとうございます。「♪年の始めの試とて・・・♪」ということで、初釣りだ〜!元旦の夜から梶賀へ向けて出撃。餌屋さんで「おめでとう」。翌朝、船長に「おめでとう」と一通り挨拶を終えて、いざ出船。お客さんは9人。「“カガリ”から降ろすけど、何処行く?」「“タカベ”減った?」「まだおるで」「んじゃ、“丸石の裏”」ということで決定。“カガリ”“オベラ”方面にから降ろして行くのをのんびり待ち、残り2人になってお声が掛かる。無事”丸石の裏“に上礁。
 磯際に撒餌を入れ、仕掛けをセット。2投してから思い出した。「コンビニでカップ酒、買ってたんや」。豊漁(漁師ではないので好釣果と言うべきか)を願って海に注ぐ。そのご利益かどうか、数投目にウキがスウッと引き込まれた。あわてて竿を立てて合わせると、ズシッとした重量感。「来た!」っと思ったが強烈な締め込みが無い。それでも重さで左右に走る魚を停めるのがやっと、なかなか浮いてこない。「“チヌ”か“イガミ”どっちでしょ?」。ウキが見え、やがて黒い影が浮いてきた。タモ入れ一発。今年の初釣果は“チヌ”さんでした。
 8時半頃の弁当船で船長「どや?」といつものご機嫌伺い。「“チヌ”きたで」と答えると「“チヌ”きたら“グレ”もおるで」と励ましのお言葉を残し、お弁当配りに去っていった。
 「次は“グレ”釣らにゃ!」と張り切って打ち返す。釣座前のポイントには次第に餌盗りの“タカベ”が寄ってきた。活性かはさほどでは無く、付け餌は棚まで届いているようだがポイントを変えて右側の壁際を集中的に攻めてみる。餌は突付かれるが中々魚は乗ってこない。ウキを沈め気味に錘調整し道糸を張って待つ。気がつくと昼近くになっていた。久々に掛かったのは“ガシラ(カサゴ)”20cm。「そろそろ時合いか?」と打ち返していると、竿先にココンとアタリ。真下に潜る引きは“グレ”。しかし片手であしらえる程度の大きさでタモ入れするかどうか迷ったが、一応タモで掬い上げたのは、中型の“グレ”ちゃんだった。
 その後あたり無く初釣り終了。港に戻って測ってみると“チヌ”は54cm“グレ”は33cmだった。“チヌ”の記録更新に気をよくしていると「初釣りやし“チヌ”でも大きいの釣れてよかったやん」と船長。記念撮影してもらい、気分良く帰路についた。
 なぜか昨年も初釣りで年無し“チヌ”が釣れ(2005年1月3日参照)ており、今年は“グレ”のおまけ(本命やん!)付き。
そこで初釣り吉例の一句
「初釣りや “チヌちゃん”“グレちゃん” ご挨拶」
今年もよろしく。


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