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2009年6月27日(土) 前日、マイケル ジャクソンの訃報が世界中を駆け巡った。テレビも1日中「マイコー・マイコー」を連呼。ビデオクリップが流れっぱなしだった。そんな中、誠丸に予約を入れた。天気も良さそうということですんなりOK。出撃準備をし、1190号に道具を積み込んだ。翌朝6時に出撃。先週オイル交換をしてやった1190号はBeet It!(意味不明) 11時前に梶賀着。うす曇に微風とこの時期としては最高の釣り日和。昨日から聴きすぎで耳に付いた“BAD”が今日のテーマ曲。「BAD・BAD♪」と口ずさみながらシューズケースをあけてビックリ。磯シューズのメーカー違いが片方づつ。しかも両方右足用だし!!「BAD!」。試しに履いてみると何とか収まったので「しゃーないな」ということでそのまま乗船。TちゃんやK氏に大笑いされながら船長に「靴間違えたし、足場のええ所降ろして」とお願いする。あー恥ずかしい。乗り降りのしやすい“ナカドマル”に降ろしてもらう。 まずは“カガリ”向きの水道に竿を出してみる。軽い仕掛けを入れてみると2投目でアタリ。25cmほどの本命“グレちゃん”。「サイスアップあるかも」と期待させるがその後は“ニミグレ”の入れ食いとなる。BAD!船着を諦めて、おぼつかない足取りで“マルイシ向かい”に移動。こちらも餌盗りが大集合。餌盗り対策のズボ仕掛けにチェンジ。“ミニグレ”“アカジャコ”に混じって良型の“カワハギ”GETT!。その後も“カワハギ”がポツポツ釣れて7枚。そしてガツンというアタリで“イガミ”35cm。お土産は十分ということで、船着に戻る。この頃には靴も馴染んであまり違和感が無くなっていた。戻ったは良いが“カガリ”との水道は“アジゴ”“サバッコ”“キタマクラ”が大宴会。どうにもならないのでズボ釣り仕掛けに孫鈎を追加し、“アジゴ”を付けて泳がせ釣りを試してみる。ピトンに竿受けをセットし置き竿であたりを待つ。置き竿の竿先を気にしながら、餌の“アジゴ”を釣り足す。撤収まで残り時間30分というところで泳がせ釣の竿先が引き込まれた。慌てて竿受けから外して合わせを入れた。何やら重いだけで走らない。ゴリゴリリールを巻き上げると、案の定姿を見せたのはやくざ顔の“ウツボ”。Thriller!海面まで浮かして「どないしょ?」と思っているうちに餌を吐き出しお帰りになった。“ウツボ”の歯型が付いた“アジゴ”を回収。考えてみれば、フカセ釣りの癖で合わせが早すぎたようだ。これにて本日終了。終盤になると窮屈に押し込まれた左足の親指が悲鳴を上げていた。結局ボウズだし!BAD! |
2009年6月20日(土) 土曜の天気予報は、「曇り時々雨」。どうしよう。真剣に考えた。考えても考えても「止め」という結論に至らず、とりあえず(何が)行ってみようと誠丸に予約を入れた。「カッパ持ってきてね」とのこと。当日5時起床。シャワーを浴びて、シッカリ食べて6時に1190号エンジンスタート。久しぶりの単独釣行。余裕の早出でのんびりドライブ。大阪の天気は、ところどころ青空も覗く曇り。三重県に入ったとたん霧雨が・・・。梶賀に近づくにつれ雨脚が・・・。しっかり本降りの梶賀に到着。雨の中、仕度をして事務所へ。先客は3人。皆さん「天気予報に騙された!」とお怒り。「そんなもんあてになるかいナ。(梶賀は)日本一雨降るとこやで」と船長。 雨の中を出港。湾を出るとかなりの波。「どうする“カガリ”行くか?」との問いに「湾内にするわ」ということで、久々の“エビレ”に上礁。船着がひな壇状になっていてその2段目から竿を出す。最初は何〜んも反応無し。付餌を盗られると思えば“アカジャコ”。潮位が上がると共に、ウネリも大きくなり高場に移動。波でバシャバシャしている磯際を流しているとウキが沈んだような気がして合わせを入れた。まともな魚の引き。「ウレシー」と楽しみながらやりとり。上がってきたのは“バリ(アイゴ)”。雨中の修行のような釣りで、折れかけた心にほんの少し光が射した。4時を回って下げ潮に入ったが、波はますます高くなり、右側の岩に当った飛沫がダッパンと飛来する。“エビレ”でこんなん初めて。そんな中、ユルーっとウキが沈み、ズルーっと釣れたのは“イガミ(ブダイね)”。やっとこさキープできるお魚が釣れた。(“アイゴ”はどうしても口に合わないのでリリース)その後も雨と飛沫をかぶりながら頑張ったが“グレちゃん”の顔は拝めず終了。 今日の客は皆さんお疲れ顔。釣果もコッパばかりでパットしなかった様子。船長に“イガミ”のハラワタを出してもらって「ほんじゃ、また」とスゴスゴ引き上げた。帰りは大阪も雨かと思いきや、奈良盆地に入ったところで雨は上がってしまった。三重はホンマによう降るなー。 |
2009年6月13日(土) 先週に引き続きMB氏・HI氏と釣行することになった。朝、6時前に1190号を起こし出撃。待ち合わせ場所のいつものコンビニに7時着。車は当然のようにHI氏の大型ワゴン、1190号はMB氏の駐車場でまたまたお留守番。3人でワイワイ釣り談義に花を咲かせながら梶賀に向かう。11時過ぎ梶賀着。運転は今週もずーっとHI氏。お疲れ様でした。 Sダンナの車の後ろに駐車したところへ船長登場。「Sダンナ、昼までやし入替えようか」ということで車を入替える。仕度をして事務所で談笑。「Sダンナどこに上がってんの」と聞くと「“カガリの東”や」と船長。「そこ入れ替わりで入るわ」ということで磯決定。 出港した誠丸は一路“カガリ”に向かう。“西”で1組下ろした後、“東”に上礁。Sダンナが、出迎えてくれた。MB・HI両氏には表向かいに竿を出してもらうことにする。「どうでっか?」とダンナに問うと「小さいわ。土産釣って!」「“ガシラ”でええか?」ということで、裏のワンドに。ズボの仕掛けをセットし、お土産釣り開始。撒餌をパラパラ入れて第一投。仕掛けを落としていくと、寄せ波でオモリがワンドの奥に向かい、引き波で戻ってくる・・・戻ってくる!そのまま海面に竿先が引き込まれる。「あっ」と思ったときには完全に主導権をとられていた。壁に向かって一直線。すぐに竿先が跳ね上がった。1投目からのバラシに唖然茫然。数投後、ゴツッとアタリ。今度はうまく合わせたが、やり取りしているうちに鈎外れ。3度目のアタリでようやく釣り上げたのは型の良い“カワハギ”。ダンナのところへ持って行き「これでええか?2発バラシてしもたわ」と進呈。釣り座に戻ってしばらくするとダンナが見学(監視?)にやってきた。「早よ釣って。時間ないで」「ほいほい」と談笑中にアタリ。竿がリールシートから曲がるほどの引き。「バラシたらあかんで」とダンナ。ワンド中を走り回るのを何とか浮かせると「残念“サンノジ”や」と筆者。「よっしゃ“サンノジ”や」とダンナ。タモを入れてもらい引き上げると45cmほどの大型。文句なしのお土産にダンナは喜んで帰り支度を始めた。 1時近くなりダンナを見送りしようと表に戻ってみると、HI氏が格闘中。座り込むような姿勢で何とか取り込んだのは“尾長グレ”40cm。後で聞くと「滑って転んでしもた」とのこと。ともあれ「おめでとうさん」。次に“東の船着裏のテラス”を探ってみる。数投目にキープサイズの“グレ”32cm。サイズアップを狙うも不発。ウキ釣りもしたかったので表に移動し間に入れてもらう。HI氏が本日2匹目を釣り上げたそうな。ハラショー!。 少し沖目を探っているとアタリ。でもチョット引きが・・・。35cmほどの“イガミ”。波に乗せて引きずり上げようとしたところで鈎外れ。その後アタリなし。潮が上げに変って序所に波が釣り座に被るようになってきた。再度、奥のワンドでズボ釣りを試みる。“アカジャコ”が寄ってしまい刺餌は秒殺。そんな中、何やらアタリが。ドヨーンとした引きで浮いてきたのは“イガミ”42cm。お刺身GETT!。その後はアタリ無く終了時刻を迎えた。 この日はHI氏が42cmを2枚に“マダイ”30チョイのオマケ付き。MB氏もシッカリ42cmを釣っていた。筆者は、何とかボウズは免れたがウーンな釣果。でも天候も良く全員お魚と遊べて、楽しい釣行だった。 |
2009年6月6日(土) 先週は、低気圧の通過によりウネリが高く釣行を断念。「今週こそ」と思っているとまたもや前線が・・・。金曜日の夕方の天気予報で確認すると土曜には何とか出撃できそうな予報になっていた。さっそく誠丸にお伺いを立てる。「明日、半夜行ける?」「船は出るけど(波が)どこまで落ちるかやね」と船長。次に、MB氏に電話を入れる。先週お誘いをいただいたが悪天候で中止となっていた。「明日行くけど、どお?」と言うと「もう一人一緒なんですけど」ということで3人釣行ということになった。 翌朝、6時前に1190号を起こし出撃。いつものコンビニに7時着。ここでHI氏と「始めまして」のご挨拶。車はHI氏の大型ワゴンということになり、1190号はMB氏の駐車場でお留守番。3人でワイワイ釣り談義に花を咲かせながら梶賀に向かう。11時過ぎ梶賀着。運転はずーっとHI氏。お疲れ様でした。 波が治まるのを期待してか、この日は半夜の客が多く10人ほど。誠丸は、沖磯を目指して出港。外海のウネリはまだ高く、船は上下に揺れる。船長から「用意して」と最初に声が掛かり、“ソコブ”に上礁。「前2人。裏に1人な」とマイクで声が掛かる。2人に表の釣り座で竿を出してもらうことにして、簡単にポイント説明した後、裏の船着に移動した。例によって“奥のワンド”でズボ釣りを試みる。初めてすぐにアタリが出るが、釣れてきたのは“ミナミハタンポ”。続いて“ガシラ”25cm。とどめは“グレ”かと思わせる引きだったが“タカノハダイ”。「今日“グレちゃん”はお留守」ということで“裏の船着”に戻ってウキ釣り。軽い仕掛けを沈めて潮目を探っていく。2投目に道糸を引っ張るアタリ。さほど強い引きではないが本命っぽい。慎重にやりとりし浮かせたのは38cmの“グレちゃん”。幸先良く釣れたので「よっしゃ!サイズアップや!」と張り切って打ち返すがその後は、25cmのリリースサイズがきたあとサッパリ。“キタマクラ”と“アカジャコ”の海に・・・。表を覗きに行くとMB氏が38cmを頭に数匹釣っているとのこと。HI氏は「あきまへんわ」と意気消沈。その後も裏に戻って竿を振り続ける。久々に「来た!」と思わせる引きがあったが、浮かせてガックリ“タカノハダイ”。そのままタイムアップとなってしまった。 事務所に戻って釣果品評会。この日の最大は、47cm。我がチームではMB氏が33〜38cmを6枚と一人気をはいていた。写真撮影も終わって「そんじゃまた」と梶賀を後にした。帰りもHI氏がずーっと運転してくれ、ラクチン釣行。これに懲りずにまたご一緒しようねHI氏。 |
2009年5月23日(土) 新型インフルエンザの保菌者が大阪でも見つかり、学校は休校・マスク姿が当たり前になってしまった関西圏。弱毒性ということもあり「チョット、過剰防衛?」という気がしなくもない。誠丸に予約を入れ、「あした(釣りに)行ってくるし」と奥様に言うと「インフルエンザ流行ってるのに」と言うので「海ではうつらん」と言い放って出撃準備。翌朝6時1190号を起こし静かに出撃。早めに出たのでのんびり流す。途中、道の駅“鬼の国”で“そばサンマ鮨セット”を食べて11時に梶賀着。K弟氏の車の後ろに駐車。仕度をして事務所へ。港に降りるまでの間、しばし談笑。乗船したところで「“ソコブ”行くか?S夫妻1時で帰るし」と船長。「うん」ということで決定。出港した誠丸は沖磯目指して疾走。“ソコブ”に2人で上礁。 1時で上がるS夫妻と立ち話。奥さんとは久しぶりの対面だった。右にX氏、筆者は左側の釣り座で釣り始める。波があるので重めの仕掛けをセットし2尋半から探っていく。しばらくして“サンノジ”が竿を曲げてくれたがその後は音沙汰無し。潮が上げてきて飛沫が掛かるようになってきたので、“裏の船着”にご機嫌伺い。“ソコブ”に上がると“裏船着のワンド”に挨拶しないと気がすまない。(自身最長寸記録をマークしたポイント)ズボ釣り仕掛けをセットしワンド内に撒餌をどっさり。数投目コツンというアタリで刺餌の頭だけが盗られた。「ムヒヒ!きそうな気がする〜♪」餌を付けなおして探っていくとガツンと竿先を持って行かれた。海面に突き刺さった竿先を何とか持ち上げ糸を出さずにやり取り。ワンドの中を走り回るのを徐々に浮かせ魚体を確認。「!」“サンチャン”だった。てっきり50cmクラスの本命だと思いこんでいただけにガックシ。しばらく続けてみたがワンドの中に魚は残っていない様子。“裏の船着”に移動。フカセに戻して探っていく。沖の潮目を流しているとウキが入っていく。そこそこの引きだったがまたもや“サンチャン”。棚を下げて流していくとアタリ。また“サンチャン”かと適当にやりとりしていると“グレちゃん”が顔を出した。35cm。大きくは無いがうれしい1匹。このあと、30cmと“イサキ”25cmでこの日は終了。なんとか、ボーズは免れた。 事務所に帰って釣果を見ると特に大型は無かったが、どこもポツポツ釣れている。K弟氏は“ダンゾ”で良い型の“イサキ”(48cm)を釣っていた。棚2尋で喰ってきたそうで真子をタップリ持っていた。「ほなまた」と梶賀を後にした。 |
2009年5月15日(金) 今週末、天気が崩れると言う予報に「金曜日休んで行っちゃろ」と決断。全くお気楽な発想である。会社に休暇届を出し、半夜釣りの予約を入れた。自宅に帰って「明日休み取ったし。釣り行ってくるわ」と宣言。車に道具を積み込み準備完了。目覚ましをセットして早めに就寝。朝5時過ぎに目が覚め、シャワーを浴びて朝食もシッカリ腹に詰め込み6時過ぎに出撃。平日ということで道路はかなり混雑。1190号もノロノロペースに欲求不満。峠道に入ってもペースの遅い車が連なりえらく時間を喰ってしまう。結局いつもより1時間近く遅く梶賀に到着。急いで支度をして乗船。 「“ダンゾの地”か“カガリの西”どっちする?」と船長。「“西”にするわ」ということで“カガリの西”に上礁。高場に釣り座をとる。波はベタベタ池のよう。「棚は深い」と聞いてはいたが、とりあえず軽い仕掛けで探っていくことにする。00のウキにオモリは無しのスルスルで第一投。潮は、かなりの速さで右に流れている。2投目1mほどウキが沈んだところで道糸が走った。小さいながらキュンキュン良く引いたのは、“尾長”の25cm。これはリリース。「今日は楽勝?」と期待が高まる。その後、“チャリコ”が2尾釣れたところで潮が止まってしまった。時折、ユルユルと左に流れたり右に流れたりするが“タカベ”がやる気なさそうに撒餌をつつくだけ。遠投すると刺餌は齧られるが“フグ”や“カワハギ”といったところ。竿2本まで探ってみたが、アタリ無しで終了。「どこが楽勝やねん」 |
2009年5月5日(火) 言わずと知れた「子供の日」。おじさんたち(今回もMB氏と同行)は朝の早よから1190号で出撃。GW終了前日ということで、早朝にもかかわらずR169を走る車は結構多い。上北山村あたりから雨が降り出した。「天気予報では夕方から言うてたのに」と2人でブウブウ言いながら梶賀に到着。 「ウネリはあるけど、沖行ってみるか?」と船長が船を出す。解禁磯沖で停船。「どうする?“ソコブの奥”でやってみるか、“ナカドマル”に戻るか」との船長の問いに(ちょっと考えたが雨の中撤収となると大変)ということで「“ナカドマル”」と告げる。船はUターン。波が駆け上がっている“カガリ”を通り過ぎ“ナカドマル”に上礁。MB氏が船着に入り、筆者は“マルイシ”向かいのワンドに釣り座を取った。かなりの強雨で仕掛けをセットするのさえ大変。何とか竿を伸ばして実釣開始。ワンドに撒餌を続けているとお約束の赤い小魚。棚まで刺し餌はもつので粘ってみるが、本命の気配は全く無し。MB氏はと覗いてみるが同様にアタリは無いそうな。真っ白けにサラシている“ドンビ”向きやその右側も探ってみるが全くの無反応。ワンドに戻ってもやはり“アカジャコ”しか遊んでくれない。4時を過ぎて雨がやんできた頃、MB氏が小さいながら本命を釣ったとのこと。さすが。終了直前、MB氏に強烈なアタリがあったがバラシてしまったとのこと。意外性の”ナカドマル“の本領発揮。やはり1っ発があった。それを聞いて妙に満足。しかし筆者は撃沈。マルボウズを喰らってしまった。 お迎え船に乗り込むと「“ナカドマル”正解。沖やったらすぐ撤収やったわ」と船長。そういえば他の渡船が忙しく走り回っていたような。ま、こんな日もあるわさ。 |
2009年5月1日(金) 「GW突入。遊び放題!釣り放題!」といきたいところだが諸般の事情によりそうもいかない。とりあえず4月30日と5月5日に釣行する予定を立てた。MB氏が「GWの予定は?」と聞いてきたので「30日行くつもり」と回答「じゃ、ご一緒させてください」ということで打ち合わせる。前日、誠丸に電話を入れると「明日は用事で休みなんよ。明後日にならん?」と言うことだったので急遽1日の半夜釣りに変更。 当日、目覚まし時計がなる前に5時起床。釣りとなるとなぜか時間前に起きてしまう。早朝なので静かに1190号出撃。羽曳野でMB氏を拾って梶賀に向かう。釣り場に向かう車中は期待が一杯で話が尽きない。11時過ぎに無事梶賀に到着。 半夜の客は我々2人だけ。例年解禁磯の初日は喰いが悪いので「“カガリ”周りは」と船長に聞くと「せっかくやし“ダンゾ”行ったら?朝からの客1時までやし、釣れてる言うとったで」ということで“ダンゾ”に決定。出港して沖磯に向かう。先客が帰るまでは、“ダンゾの地”向かいの「裏側でやっといて」と船長。朝組の釣果を聞くと「“グレ”“イサキ”がそこそこ」とのこと。とりあえず裏側で竿を出すがアタリ無し。1時のお迎え船が来て朝組み撤収後、沖向きの釣り座に移動。棚4尋から初めて2投目、ウキがスウッと沈んだ。合わせを入れると本命らしき引き。38cmの“尾長グレ”、よお引くワー。裏に残っていたMB氏に見せびらかしに行くと、即移動してきた。2人並んで釣り再開。25〜35cmの“グレ”が連荘で竿を曲げ、合間に“サンノジ”が喰ってくるワ、“イサキ”も釣れるワで、面白い。一発大物は来なかったが十分楽しめた。5時40分に撤収準備をしていると、粘っていたMB氏に何やらヒット。磯の上をあっちこっち走り回っている。「大きい?」と聞くと「止まらん」とのこと。タモをもって駆けつけると魚も疲れたと見えて浮いてきた。「デカッ!」「けど・・・」で無事タモに納まったのは62cm。“イスズミ”だった。「これが“グレ”やったら」とMB氏。気持ちは解る。 持ち帰った“イスズミ”にギャラリーから「オオ〜」と感嘆のため息。魚種はともかくデカさの迫力に感動。HP用の写真を撮ってもらい「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。途中“モリモト”に寄って「“イスズミ”やけど魚拓とってくれる?」と依頼すると、「ええよ」ということでお願いする。帰り道「“イスズミ”どうするの?」とMB氏に問うとなにやら携帯電話で交渉。「引き取り先見つかりました」と知り合いに押し付けたようだった。別れ際「GW中にもういかないんですか?」とMB氏。「一応、5月5日の予定」「んじゃまたご一緒で」と約束してバイバイ。 |
2009年4月18日(土) えー、釣りに行ってきました。釣果無し。全くの丸坊主でした。 以上。 と終わらせてしまいたくなるようなこの日の釣行。やはり3年分のツキを使い果たしてしまったようで。(元に戻っただけと言う話も有るが) 深夜、0時に1190号を起こし、静かに出撃。快調に山道を走行中、川上村をすぎたところで鹿を目撃。5分ほど後、犬ほどの大きさの黒い獣が道をトコトコ横断。猪の子供?。下北山村を過ぎたところで、また黒い獣が目の前に飛び出してきた。急ブレーキ!で何とか回避。冷や汗タラーリ。やはり猪だった。誠丸の駐車場まで後1分と言うところでまたもや何かが飛び出してきた。急ブレーキを踏んだが、間一髪飛び出してきた草むらに引き返していったのは、耳が大きな野兎(茶色いやつ)。「何なんだ!今日は」となんだかいやな予感。 この日の客は5人。知人はSダンナだけ。出港前にダンナと船長が密談。「やっぱり慣れたとこがええで」と船長。「そやな」とダンナ。“西”狙いの様子。5時に出港し、最初に着けた“カガリの西”に目論見通りダンナが上礁。次に呼ばれて“南”に渡礁。先々週の“イシダイ”が頭をよぎる。同じ釣り座でスタート。潮は右に流れていていい具合。でも全く生命反応無し。最後まで餌盗り1枚も釣れずのままタイムアップ。 この日、他の磯では何やかんや釣れていた。ダンナは“グレ”40cm。“東”では“真鯛”60cm。そして“オベラ”で80cmオーバーの“ヒラメ”。「ここんと良すぎたんやで。こんな日もあるわな」と珍しく船長に慰められて梶賀を後にした。新たなジンクスは“猪”か“ウサギ”なのか??? |
2009年4月11日(土) 木曜日の夜、自宅でテレビを観ていると携帯電話の呼び出し音。出てみるとMB氏「“イシダイ”すごいっすネ」「いやいやマグレっス」「ほんじゃ週末」ということで土曜にご一緒釣行決定。金曜日の夕方、誠丸に2人で予約を入れる。1時半にMB氏と待ち合わせを約束して、夕食後一眠り。0時に起きだしシャワーを浴びてオメメパッチリ。1190号を起こして静かに出発。予定通りに待ち合わせのコンビニに到着。程なくMB氏も到着。食料を仕入れて梶賀にGO!往路の車中は釣り談義で話が弾む。モリモトまで運転してもらってラクチン。4時半に梶賀着。先着の車はSダンナの1台だけ。出船5時15分ということで急いで仕度。事務所で短時間談笑し港に降りる。ほかに客は無く3人で乗船。ダンナが“見張り”を希望したのでまずは梶賀磯を突っ走る。湾内はベタ凪だったが沖は少しうねりがある。“見張り”にダンナを渡した後、船は“カガリ”に向けてフルスピード。大潮の満潮とあって波はかなり駆け上がっているが、釣りにならないほどではない。“東”に上礁。 ウネリがある中“ワレ”にMB氏が行くというので、“船着”に釣り座をとった。下げてくるまではマンジュウ岩には乗れないので一歩下がって竿を出す。竿2号に道糸・ハリス3号、2B×3個を段打ちの深棚仕掛けで始める。潮はゆっくり右に流れていい感じ。しかし、6時の満潮までは何の音沙汰も無く、あっという間に過ぎてしまった。下げっぱなMB氏の竿が曲がった。タモを使わず波に乗せて引きずり上げたのは“サンノジ”。リリースしそうなのを押し留めSダンナの土産をキープ。筆者にもアタリがあったが、やはり“サンノジ”。すぐにまたウキが沈んだが、強烈に締め込まれ鈎上スッパリのバラシ。「“尾長”?」。その後、潮が左に流れ出したので船着から“オベラ”方向に竿を出してみた。磯際でアタリ。右の角に持ち込まれまたもやバラシ。何やってんでしょ。沖向きに戻ってのチョイ投げに、何かが喰ってきた。コンコン頭を振るので「“サンノジ”?」と思っていたが姿を見せたのは鈎を呑んだ“尾長グレ”38cm。「さっきのプッツンもやっぱりこいつ?」とりあえずボウズを逃れて嬉しい1匹。気を良くして打ち返すが、今度は潮が当ててきてうまく仕掛けが流れない。チョンの間、裏でズボ釣りを試したが反応無しで撤退。 お昼を回って残り時間もあとわずか。この日の干潮は12時半。上げに変って1時間チョットが最後の勝負。時間は刻々と過ぎ残り30分。ここで1号の中通しオモリから0.8号に変更しハリスにBを2点打ちに仕掛けを変更。数投目にウキがズボッと入った。あわせを入れるとゴゴン。かなりの大型魚だが、潜らない。時折、頭を振るのがどうも赤い魚くさい。ゆっくりリールを巻いて寄せてくる。海面を割って姿を現したのはやはり“マダイ”60cmほどか。MB氏にタモを入れてもらって取り込み成功。またやってしまいました。これを機に竿を仕舞始める。 撤収船に乗り込み船長に両手を挙げて○のサイン。港に戻って釣果写真の撮影。これで4週連続。“真鯛”は61cmだった。ラッキーもここまで続くと気持ちが悪い。Sダンナに“サンノジ”とMB氏が釣っていた“チャリコ”を進呈。「帰り道、事故に気つけやー」と言い残して帰っていった。船長に「ほんじゃ、また」と挨拶して帰路につく。帰りはずーっとMB氏の運転。「来週も都合がついたら電話します」とMB氏。「4月はお休み」という磯釣り師の皆さん、A級磯に上がれば一発がありまっせー。 |
2009年4月4日(土) 早4月、ここ数年4月中に1度は良い思いをしている。“グレ”狙いの釣り客が極端に少なく、A級磯に上がる確率が高くなるので個人的には楽しみな季節。9回連続ボウズ無し記録更新中と絶好調でもあり、勢いのままに釣行を決めた。前日、1190号に釣り道具を積み込み8時半に出撃。3月中はあれほど多かった道路工事もほとんど無く順調にドライブ。途中、弁当と餌を仕入れて、12時過ぎに梶賀に到着。駐車場にはK−Brosの1台だけ。仮眠所で一休み。 翌日、船長に起こされて事務所に顔を出す。Sダンナの車が1台増えている。この日の客はSダンナの友達を含めて5人。天気予報は「曇りのち小雨」ということで皆「天気もったらええんやけど」と空を見上げる。出港した誠丸は“見張り下”に向かう。K−Bros.を降ろし“カガリ”に向かってフルスピード。“東”にダンナ組が上礁。最後に着けた“南”が今日の戦場。 久々の“南”でまずは高場から様子見。干潮が8時過ぎということでのんびり浅棚から探ることにする。竿2号、道糸・ハリス3号にウキ00でウキ止め無しの0スルスルとした。釣り座は狭く足場は悪いが腰を掛けるのに丁度良い出っ張りがあるので座ってアタリを待つ。タモは取り込みしやすい低場にセット。(これが後に仇となる)しばらく続けてみたがなーんも反応無し。深場を探ろうと仕掛けをチェンジ。4B+4Bのウキに2B×3を段打ち。竿2本の棚から探り始める。あっちこっちに投げているとウキが消えた。合わせを入れたが手応えがない。すんなり上がってきたのは“チャリコ”25cm。「“マダイ”期待できそう」とハッスル(死語)して打ち返す。8時半ころ見回り船(いつもは弁当船)が来て「どうや?」と船長。「あかんあかん」と手を左右に振る。 船が去って視線をウキに戻したところでシュバッと消えた。反射的に合わせを入れるとグングンとただならぬ手応え。竿尻をベルトラインに当て両腕で支えて耐える。「“マダイ”?」と思ったとたんに猛然と潜りだした。竿は逆Uの字、ドラグが滑り出す。10mほど引きずり出されて止まった。ドラグを締めて反撃開始。ゆっくりだが巻き上げに掛かる。2度ほど根に張り付かれた感じがあったが、耐えていると出てきた。またエッチラオッチラ、リールを巻く。「バラシたらあかんでー!」と突然横から(ダンナが“中”まで来ていた)声が掛かった。「取れるか?」「アカン!タモがあっちにあって」といっているうちに魚体が見えた。「何や」「“イシダイ”や」「待っとれ」と正義のヒーロー スーパーマン?ちゃうスーパーマリオ(ダンナごめん)がタモを手に岩の上にスックと立つ。1度掬い損ねたが、2度目で無事GETT!!「おおきにマリオ」「でっかいなー。ようあがったなー」といってマリオは去っていった。55cmほどの“イシダイ”。生かしバッカンに海水を入れ、エアポンプをセットしお入りいただいた。 しばらくして、またウキが入った。合わせを入れると本命ではないがそこそこの引き。40cmほどの“イサキ”が浮いてきた。タモを手にとってさてというところで鈎外れ。でも今日は「ま、いっかー」。その後、潮が緩み、刺し餌も盗られない状態が続く。正午を過ぎて心配されていた雨がポツポツ。終了間際、少し潮が動き出したところでウキが海中に消えた。大きくは無いが久々のヒット。抜き上げたのは“チャリコ”31cm。30cm超えているということでキープ。本日終了。 撤収船に乗り込むとすでに“イシダイ”を釣ったことは知れ渡っていた。「どれどれ」とK-兄がバッカンを覗く。「これは美味いでー。しゃぶしゃぶにしたら最高や」とのこと。その他の料理法も伝授してもらった。事務所に戻って釣果情報用の写真撮影。測ってみると56cmの雄だった。「“イサキ”“イシダイ”ときたら次は“真鯛”やな」と船長。(なぜ“グレ”と言わない!)「そやね。またがんばるわ」と梶賀を後にした。 帰り道は雨。花見を予定していた方々には気の毒な天気だった。翌日、実家に“イシダイ”を持ち込んだ。捌いた半身を持ち帰り、しゃぶしゃぶにしてみた。なるほど刺身で食べるより甘味が増し、「こりゃ美味い」。腹身を塩焼きにしてみたがこれも絶品だった。ご馳走様でした。 |
2009年3月29日(日) 金曜・土曜と福岡から奥さんの両親が来阪。ほったらかしで釣に行くわけにもいかずお付き合い。昼過ぎに新大阪駅で見送りを終え、やっとこさ開放された。(決して邪魔にしているわけではない)早速、誠丸に予約電話を入れる。1190号に荷物を積み込み、朝・昼の弁当を用意。(奥さん早く良くなってちょうだい)7時からは、サッカーW杯予選をTV観戦。中村のFK一発で勝利。安心して寝床へ。1時前に起きだし、深夜なのでサイレントモード(そんな機能は付いてない)で1190号出撃。夜は思ったよりも冷え込んできて、奈良県に入ったあたりから気温0度。峠道の凍結が心配だったが、路面が濡れているところは無く、4時過ぎに無事梶賀着。事務所が開くまで仮眠室で横になる。 うとうとしていると5時前に「起きてよ」と船長の目覚ましコール。日曜日ということで客が多いのを覚悟していが、拍子抜けの車3台。客は5人という寂しさ。船長に「少ないな〜」と言うと「景気悪いからな」とのこと。誠丸は当然のように“カガリ”へ“東”、“中”、“南”と降ろし最後に“西”に上礁。 この日の満潮は7時。喰いが良いとされる上げ潮は、朝のワンチャンスのみ。通常、浅棚から序所に深く探っていくのだが、今回は時間が無いのでいきなりの竿2本。1号のウキに1号の中通しオモリで一気に沈める作戦。仕掛けを用意しながら撒餌をパラパラ。30mほど先に遠投。棚を変えずにポイントをずらしての4投目、スポンという感じでウキが入った。「オヨッ」と思わず竿を煽るとグングンと魚の反応。「アラフォーの“グレ”?」と思ったが引きが違う。“サンノジ”でもない。「判った“真鯛”だ〜」と確信して寄せてくる。次第に浮いてきた50cmほどの魚体は茶色??。完全に浮いてもしばらく魚種が判らない。シルエットはスマート「“イサキ”や!」あまりに大きすぎて“イサキ”と確信するのに時間が掛かってしまった。鈎はがっちり閂に掛かっている。落ち着いてタモに誘導しGETT!これまで“イサキ”にはあまり縁が無く、50cmはおろか40cmも釣ったことは無かったのがいきなりの記録魚にしばし感激。生かしバッカンに水を汲み、エアポンプをセット。「次は本命を」と実釣再開。付け餌はほぼ原型のまま盗られず返ってくる。しばらく打ち返しているとまたウキがスパッと入った。“チャリコ”25cm。これはリリース。またまた、ウキに反応。普通にリールが巻けるサイズ。“イサキ”38cm。上げ潮から下げに変り、もう終わりかというところでウキがユルユル沈み始めた。30cmほど潜ったところで加速。合わせを入れると本命っぽい引き。38cmの“口太グレ”。ボウズも免れごきげん。気分良く持参の弁当ぱくついた。ところがこの後は潮があっちへフラフラこっちへフラフラと定まらず、オマケに風が吹いてきて釣り辛くなってしまった。要するにその後は釣れなかったという言い訳。 港に戻ってご開帳。「オッ!ええ“イサキ”釣っとるやん」と船長。釣果情報用の写真をパチリ。“東”で釣っていたカップルのオネエチャンが自己記録更新の48cmの“グレ”を手におおはしゃぎ。“南”でもアラフォーの“尾長グレ”が2匹上がっていた。 帰り道は桜が5分咲きといったところで、目を楽しませてくれる。下北山村の桜祭りは来週の土日。それまで、もてば良いけど。翌日、“イサキ”を捌いて刺身で頂く。甘味がありとても美味。小さい方は塩焼き、“グレ”は、から揚げで頂いた。全て平らげるのに4日間を費やした。 |
2009年3月18日(水) 先週末の土曜日は大荒れで、どこの渡船も「休船します」とHPに予告が載っていた。日曜日もウネリが残るだろうと思い、釣行を断念。20日からの3連休も21日は仕事が入り、天気も今一の予報。そこで、たまにはということで有給をとっての平日釣行を断行。前日誠丸に電話を入れる。「明日、行きたいんやけど」「ええよ。そやけど、嫁さん腕の骨折ってもうて弁当できないし。買ってきてな」と船長。8時半に1190号エンジンスタート。先週末にオイル交換をしてやったのでご機嫌。快調に峠道をクリア。途中コンビニで食料を仕入れて、12時半に梶賀に到着。仮眠所で一休み。 翌朝、船長に起こされ支度をして事務所に向かう。車は全部で4台。事務所に入るとT氏が座っている。「平日は珍しいですね」「たまには有休とらんと」と談笑。港に降りて乗船。客は4人。内1人はイカバケツを下げている。「どこ行く?」と船長。T氏が「(“カガリ”の)南」を希望したので「ほな東」ということで決定。久々の凪の海を“カガリ”目指して船は進む。西・南と着けた後、東に飛び降りた。凪いでいるといってもワレのポイントはサラシが強く、喰いの渋いこの時期は期待薄。船着のマンジュウ岩から竿を出す。釣り始めは潮が動かずドヨーンとしていたが、しばらくすると右に流れ出した。すると、張り気味に流していた竿先に直接アタリ。ゴンゴン パッ。すっぽ抜け。かなりの手応えだったが残念。しばらくしてウキが入り合わせたがまたもゴン パッのすっぽ抜け2連発。喰いが浅いようだ。その後、どんどん潮が早さを増し、撒き餌が流され効かなくなったのか、喰いが止まってしまった。 そのうち潮が止まって、今度は逆の左に流れ出した。潮の向きにあわせて釣り座を船着に移動。“オベラ”向きに竿を出す。磯際は10cmほどの“ミニグレ”が入れ喰い。別の竿に1号オモリの深棚仕掛けをセットし遠投してみると“チャリコ(マダイの幼魚)”。あまりに美しい魚体に思わずパチリ。棚を下げたりポイントを変えたりしていたが、11時頃再び右への流れに変った。マンジュウ岩に戻って、3尋半から探りなおし。4尋半まで落としたところでウキがユルユル沈んだ。十分沈んだところで合わせを入れると、ゴゴン。中型魚の引き。コンコンと頭を振るのでてっきり“サンノジ”と早合点。ところが浮いてきた魚体は紛れもない“グレ”だった。確認したとたんにやりとりが慎重になる。無事タモに納まったのは40cm弱の“尾長”。鈎を飲み込まれていてハリスザラザラ。危ネー。しばらく同じ仕掛けで流していたが、アタリが遠のいたので深棚仕掛けにチェンジ。棚竿2本で遠投。数投目にウキが入った。これは良型の引き。十分楽しませてくれたのは、42cmの“尾長グレ”。さらにサイズアップをと打ち返したが、その後は“サンノジ”45cm1枚でタイムアップ。 事務所に戻ると腕を吊った奥さんのお出迎え。T氏もアラフォー3枚を釣っていた。それぞれ釣果写真におさまって得意顔。「お大事に」と挨拶して梶賀を後にした。帰路のR169は、早咲きの山桜が5分咲き。ソメイヨシノもちらほら咲き始めていた。「来週は、見ごろやろな」と思いながら1190号をのんびり走らせた。 翌木曜日、仕事を終えて帰宅後“尾長グレ”を捌いた。3枚下ろしの半身を引き、もう片身に移ったところで出刃包丁の切れが悪くなった。「刃が・・・?」と見ると出刃に油がべっとり。片身を下ろすごとに刃を拭きながら2匹捌き終わる。刺身にして「いただきまーす。・・・なんじゃこりゃ!!」これまでに幾度と無く尾長も含めて“グレ”を口にしたがこれほど油がのっているのは初めて。“マグロの大トロ”顔負けでメチャ美味い。紀東の釣り師諸兄、今がチャンス。(ただ 、油がのりすぎて1度にさほど多くは食べられない。2人で2匹食べつくすのに4日かかっちゃた。) |
2009年3月7日(土) このところ毎週、釣行前日大荒れ、当日は出船するけどウネリが残るというパターン。今週も誠丸に電話を入れると「波きついで。どこまで落ちるかやな」とのこと。船は出るということで予約を入れる。8時半に1190号のエンジンスタート。飛び出してくる不届き者も無く無事梶賀に到着。布団にもぐりこむ。翌朝船長の「おはよう」で起きだし事務所へ。Sダンナと談笑。客は6人と少ない。「多分、ウネリで沖磯は無理や言われて止めた客が多かったんちゃう」という結論になった。「昨日から比べたらだいぶ(ウネリが)落ちたけどな」と船長。ともかく出港。 この日最初に目指したのは“見張り下”。3人組が渡礁。ウネリで四苦八苦。次に“船見の壁”に1人下ろして、“カガリ”に向かってフルスロットル。“カガリ”に近づくにつれ波の高さがハッキリ見えてくる。先週よりもうねりが大きく、荷物置き場まで這い上がっている。「どうする?裏やっらたできるし2人でやるか?」と船長。Sダンナと協議の末、上礁を決意。表の船着に船が着き、まずはダンナが無事着陸。なかなか飛び移るタイミングが取れずに入ると「いまや」と船長。「ホイ」といいながらも足が出ず1拍遅れてしまい、船首が持ち上がったところで跳んでしまい、宙に浮いてしまった。何とか無事着地に成功したが、そこへ横から波が・・・、釣る前からブーツの中はビショビショ。「ああ、気持ちが悪い」。ともあれ裏に降りて竿の準備。ダンナはすでに竿を伸ばして釣を開始している。ゆっくり竿をセットしてワンド向き奥から探っていく。全遊動釣法のダンナが早くも30cmほどの“グレ”を掛けた。それを見てワンドから“コナベ”に向きにポイントを移動。しばらくして30cmほどの“グレ”が喰ってきた。その後もう1枚追加するが、型が今一ということで、船着の高場へ釣り座を移動。“オベラ”に向かって竿を出す。際を探っているとウキが掻き消えるアタリ。「これは?」と思いつつやりとりしていると、やっぱり“サンチャン”40cm。次も“サンチャン”アタリ。「ばらしたらあかんで」とダンナにハッパを掛けられ取り込んだのは、サイズアップの45cm。ダンナはお土産を喜んでいる。やっと本命らしき上品なアタリが来たが、これもぎりぎり30cmの“グレ”。ダンナもポツポツ同サイズを釣り上げている。沖向きも試してみたが荒れすぎで不発。そのまま撤収時刻となった。 「何で外道は大きいのに、“グレ”は小さいのんしか釣れんのやろ?」というここ数週。ま、バラシたりもしてるからしょうがないんやけど。“見張り”組は一回り大きな“グレ”を上げていたが、波に苦戦したとのこと。釣果は全てSダンナのお土産。「ほな、また」と梶賀を後にした。 |
2009年2月28日(土) 25日の夕方携帯電話が鳴った。MB氏の名前が表示されている。出ると「行ってはります?今週土曜はどうですか?」とのこと「天気次第やね。金曜の夜、電話するワ」ということで今週は2人釣行。週半ばの長期予報では、曇り時々雨だったが前日には曇りのち晴れに変っていた。波の高さも2m。「良いんでないかい」と誠丸に2人で予約を入れ、9時半に迎えに行くとMB氏に電話を入れた。8時過ぎに1190号出撃。羽曳野のコンビニでMB氏と待ち合わせ。そこからはMB氏の運転で梶賀に向かう。楽チンだ。モリモトで餌を買い、運転を交代。R42を賀田へ抜けるクネクネ道で突然左前方から何かが飛び出してきた。「オワッ!」と助手席のMB氏が叫びをあげ、筆者は必死でブレーキを踏む。1190号の鼻先を掠めて鹿が走り去った。「何すんねん!」と思わず罵声を浴びせたが鹿は振り向きもせずに去っていった。何とか無事に梶賀に到着。仮眠所で枕を並べて一寝入り。 駐車場で仕度をしているとSダンナが「これ、嫁さんから」と焼酎をいただいた。“サンノジ”などのお土産のお礼とのこと、ありがたく頂戴する。O氏は今週も“アオリ”のバケツを下げている。出港した誠丸は“カガリ”に一直線。“東”の前で一番にお声が掛かった。波が高い上に満潮が近く、裏側から上礁。「船着の高場と裏で分かれてやりや」と船長。久々の“カガリの東”だがベストの釣り座はおあずけ。MB氏が船着へ、筆者は裏のテラスで竿を出すことになった。最初はズボ釣ポイントの壁際をウキ釣りで探ってみる。餌も盗られない。表側でなにやら動く気配がしたので振り向くと、MB氏が竿を曲げている。見物していると竿が跳ね上がった。「チモトで切られてますわ。“尾長”でしょうね」と悔しそう。こちらも負けじと、“コナベ”向に移動し棚も下げて広範囲を探る。棚5尋で竿1本ほど沖を流していると、スパッとウキが消えた。“サンノジ”のようなアタリだったので余り期待せずにやりとりしていたが、姿を見せたのは“尾長グレ”35cm。鈎掛かりは浅く唇1枚。タモで取り込んだ。しばらくして25cmほどの“尾長”来たがこれはリリース。次に30cmジャストが竿を曲げてくれこれはキープとした。表のMB氏は“マダイ”の30cmを浮かせたが鈎外れでバラシたとのこと。その後は当潮になりパッタリアタリが無くなってしまった。 昼を過ぎて、潮もだいぶ下がったので表で竿を出してみることにした。MB氏はワレのポイントで竿を出しているので、船着に釣り座をとった。時折大きな波で海面全体がサラシ状態になるが、少し落ち着いた頃を見計らって仕掛けを流す。潮は5尋で流していると一瞬でウキが消え、竿先まで引き込むアタリ。引きは強いがどうも違う。浮いてきたのは案の定“サンノジ”40cm。波に乗せてズリ上げた。Sダンナのお土産用にキープ。しばらくしてまたウキが消えた。格段に強い引きに耐えて浮かせたのは50cm近い“サンノジ”2号。横を見るとMB氏の竿が曲がっている。「“チヌ”ですわ」と取り込みに入ったが波に翻弄されてタモが出せない様子。助っ人に駆けつけたが55cmはありそうな“チヌ”が波に乗って10mほど行ったり来たり。足場も滑りやすくタモが届かない。波に乗せてズリ上げたが重くて上がらずそのうち針が外れ、次に来た大波にさらわれて“チヌ”は海中に帰っていった。2人して「あーあ」とため息。釣り座に戻って流しているとアタリ。中型魚の引きだったが、フワッとテンションが無くなってしまった。仕掛けを回収するとチモトでハリスがスッパリ。「“尾長”?」と急いで鈎を結び直して打ち返す。またまたアタリ。竿は満月。「よっしゃ」とやりとりするが引きが・・・。50cm近い“イガミ(ブダイ)”が「何か?」と言いたげな顔であがってきた。その後はアタリ無くタイムアップ。 釣った魚は全部Sダンナにプレゼント。帰りもほとんどMB氏に運転してもらい楽々。「また今度ネ」と次回の同行を約束して家路を急いだ。夕食時、頂いた焼酎を早速開ける。バーボン樽で寝かせたという一品で、軽い洋酒の香り。奥様にも大好評だった。 |
2009年2月21日(土) 前日、全国的に荒れた天気になり「明日大丈夫やろか?」と天気予報をチェック。波は土曜日にはかなり治まる予報ではあるが、あくまで予報(予想)。さてどんなもんやろと誠丸に電話を掛ける。「明日どう?」「船は出るよ」ということでOK。気温は高いので峠道凍結の心配は無い。1190号に荷物を積み込み、9時に出撃。勇んで出撃したものの、年度末のせい?もあり、いたるところで工事渋滞。いつもより20分ほど送れて梶賀に到着。仮眠所のフトンに潜り込んだ。 港に降りるとO氏・Sダンナの顔が見える。O氏は早くもイカバケツを下げての乗船。15人ほどの客を乗せて出港。“ドンビ”から磯着け。“ナカゴマ”の次でお声がかかり、苦手の“船見の壁”に渡礁。出れば大物一発のポイントなのだが、狭くて景色も悪い。ともあれ竿をセットし、左の壁際に撒餌を入れてスタート。1投目から付餌が盗られる。どこに投げても付餌があっという間に無くなってしまう。試しに磯際に撒餌を撒いてみると“キタマクラ”がワンサカ。これで戦意喪失。磯替えは極力しないことにしていたが、弁当船で替わることを決意。ころあいを見計らって竿を畳んで船を待つ。 弁当船の船首にはO氏。「“キタマクラ”ばっかであかんわ」と言うと「“オベラの奥”も潮が悪うて」とO氏。“ドンビ”近くの“アオリイカ”ポイントに降りていった。「どこ行く?“オベラ”も空いてるけど波高いで」と船長。協議の結果、先週と同じ“エビレ”に上礁。竿を再度セットし実釣再開。3尋から磯際を探っていく。しばらくしてアタリ。合わせるとキュンキュンという引き。この日もボウズ逃れの32cm。サイズアップを期待して打ち返すが、次に掛かっててきたのは大型の“ボラ”左右に振り回されながらも何とか取り込んだ。それからは、餌は盗られるが本命のアタリは無い。昼を過ぎてそろそろ1っ発ときたいしていると。ウキが沈んだ。大型魚の手応えに「よっしゃ!」と気合が入ったが引きが変?走り回ったあげくコンコンと首を振る。姿を見せたのはヤッパシ“バリ(アイゴ)”。45cmはある大型。Sダンナのお土産用にキープ。その後はアタリ無くタイムアップ。 この日、他の磯では“グレ”は40cm止まりだったが“イサキ”の大型(49cm)が釣れていた。O氏の“アオリイカ”はそこそこの釣果。Sダンナにお土産を手渡して「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。 |
2009年2月14日(土) 11日、誠丸の釣果情報をチェックすると、Sダンナが満面の笑みで登場していた。手には、大きな“グレ”が2枚。50cmオーバーを釣ったとのこと。イイナーうらやましい。ということで週末が待ち遠しい。ところが土曜は、南からの風が強く大荒れという天気予報。他渡船はHPで早々と「明日は出船しません」と宣言している。仕方なく諦め、日曜日の釣行となった。土曜日1日のんびり過ごし、夕方誠丸に予約を入れた。すんなりOKということで7時に出発。峠道も気温6度前後と凍結の心配はなく、1190号は元気に走り回る。11時に梶賀到着。少し波の音が騒がしい。「明日までには落ちてるやろ」と仮眠所で熟睡。翌朝5時に目が覚め、歯を磨いているところに「おはよう」と船長。仕度をして事務所に顔を出す。K兄・TT氏と談笑し、出船時刻まで暇をつぶして乗船。 20名ほどの客を乗せて誠丸出港。目指すは“カガリ”。“カガリ”に3組降ろして“ナカドマル”“マルイシ”と来てお声がかかり「“エビレ”行くか?」ということで船首に移動。“エビレ”は湾内の釣り場だが、過去48cmを釣っている実績場。なかなか乗る機会がなかったが久々に上礁。タックルをセットしていると他渡船が岩を挟んで左側に2人降ろしていった。本命釣り座はこちらなので気にせず実釣開始。1投目から餌が盗られる。その後、棚・ポイントにかかわらず、ずーっと盗られっぱなし。“キタマクラ”“カワハギ”の類が元気な様子。アタリがないまま仕掛けを上げようとすると何かが鈎に掛かっている。“餌盗りの正体はやはり“カワガギ”くん。少しポイントを移動して高場から竿を出してみる。相変わらず餌をとられる中で、ウキに明確なアタリ。合わせるとなにやら重い。「やったか?」と浮かせると“ボラ”の70cm級。足場が高いのでタモ網が届かず、落ちそうになりながらやっと掬いあげた。“ボラ”のためにこんな苦労をするなんて。即、釣り座を元に戻す。 正午を回る頃から餌盗りの活性が鈍くなり、付け餌が残ってくるようになった。「これは、魚がいなくなったのか、大物が寄っているのか、どっちやろ?」と半分期待しながら打ち返す。磯際を漂っていたウキがスーッと沈み、弱いながらも本命の引き。顔を見せたのは27cmくらいの“グレ”ちゃん。キープサイズではないがうれしい1枚。同じポイントを探っていると、またウキが入る。今度はそこそこの引き。37cmのキープサイズ。これでボウズはなくなった。「さらにサイズアップを」と打ち返すがその後はアタリなく終了。 このところ何とかボウズは免れているが、今一満足できるサイズが来ない。“寒グレ”シーズンも終盤、何とかお腹パンパンの大物にめぐり合いたいものだ。まあ、この不況下毎週釣ができるだけでもありがたいと思う今日この頃ではある。 |
2009年2月7日(土) 木曜の夜、携帯電話が「電話でっせ」と体を震わせている。出ると「久しぶりです。MBです。ここんとこ行ってはります?」と昨年6月以来のお誘いだった。土曜日の合同出撃がすんなり決まった。前日、誠丸に2人の予約を入れ、8時半に自宅を出た。羽曳野市のMB氏自宅近くのコンビニで待ち合わせ。すでに道具一式をかついで待っていた。飲み物や食料を仕入れて梶賀に向かってGO。道中、釣の話題が尽きない。このところ晴天が続いていたので峠には雪のかけらも見えない。上北山村の「道の駅」で運転交代。チョット癖のある1190号に最初は戸惑ったMB氏だったが、10分もすると慣れた様子でハンドルを握っていた。1時前に梶賀着。仮眠所に枕を並べて一寝入り。翌朝、船長の「おはよ〜」で起きだし、支度後事務所に顔を出す。K兄・Sダンナといつものメンバーの顔が見える。時間まで談笑した後、港に降りる。 乗船した客は17・8人。この日は、“ドンビ”から着けていく。“ドンビの島”にK兄とSダンナペアが上礁。あと2組を地磯に下ろして、船は反転。大急ぎで“カガリ”に向かう。“西”でお声がかかり、MB氏と上礁。MB氏が南よりの高場に入り、船着に釣り座をとった。波は高からず低からず、丁度良い具合。撒餌を撒いて戦闘開始。3尋半から探り始めて、4尋でウキが少し入った。そのまま我慢して、スーッともって行ったところを合わせる。大きくはないが本命の引き。今週もボウズ回避の37cm。「来たよ」とMB氏に声をかける。しばらくして25cm。続けて30cm・25cmとアラサーが4枚。「今日は喰いが良さそう。サイズアップしてくれ」と思ったとたん潮が変って左に流れていたのが右に。ぱったりアタリがなくなり、試行錯誤したが海からの反応は無い。“ナカドマル”向かいの水道も試してみたが不発。昼過ぎの一発に期待して、船着に再度トライ。1時を過ぎたところでウキがゆっくり海中に引き込まれた。完全に見えなくなってから合わせを入れる。グングンという大型魚の手応え。竿は満月。「よっしゃ来た!」とやり取りするが、引きが違うような?海中から浮いてきた魚体は茶色。残念ながら“イガミ”47cmだった。これを最後にタイムアップ。MB氏は完全ボウズだったとのこと。「良いとこ乗せてもうたのに」と悔しがることしきりだった。 この日、40cmオーバーは“カガリの東”での1枚だけ。前日よりも水温が低下していたのが響いたようだ(言い訳)。帰り道も広範MB氏に運転してもらい、しばらく寝ることができた。2人だと楽ちん。別れの挨拶は「ほんじゃ、また今度」。 |
2009年1月29日(木) 週末天気が悪いという予報。久々に有給とって平日釣行することにした。最初は金曜日の予定だったが、その日から雨という予報に変ったので前倒しして木曜日の出撃となった。天候は良さそうなのだが「波の高さ2mウネリを伴う」という予報に、恐る恐る電話を掛ける「明日、大丈夫?」「波あるけど船は出るで」ということで予約完。峠道も大丈夫とのことで大台越えで向かうことにする。8時過ぎに1190号エンジンスタート。大和高田を過ぎたところのGSでガソリン補給。「ん!」少し値段が上がったような?ともあれ満タンの1190号は快調に峠越えをクリア。午前0時に梶賀に着いた。波の音が騒がしい。これ以上荒れないことを祈りつつ一眠り。翌朝、隣室の客が起きだした物音で目覚めた。ボーっとしながら歯を磨いているところへ起こしに来た船長が顔を覗かせ「おはようさん」。仕度をして事務所に顔を出す。平日とあって知った顔は見えない。天気の話などしながら出港までの時間をつぶし、港に降りて乗船。 港を出てしばらく走るとウネリが船をゆらしはじめる。沖向いは到底釣になりそうも無い。“カガリの西”でも沖側は波柱が立っている。何度か着けなおしをして2人が無事渡礁。次の“ナカドマル”でお声がかかり、もう1人と上礁。X氏が船着、筆者は“丸石”向かいのワンドに釣り座をとった。竿2号、道糸・ハリス3号にBのウキをセットしBのオモリをウキの下に噛付ける。ワンドの左側の壁際を棚3尋から探っていく。水温が高いときは“アカジャコ”が必ず入るポイントだが、寒の時期にはさすがに餌盗りはいない。数投目にウキを押さえ込むようなアタリ。なかなか沈んでいかないので痺れを切らして合わせを入れると大きくは無いが本命の引き。“グレ”30cmジャスト。とりあえずボウズは脱出。しばらくしてワンドから出たあたりでスパッと消しこむアタリ。これは25cm。続いて20cm。サイズダウン。8時過ぎ、壁際を探っているとウキが数センチ入ったところでユラユラ。なかなか引き込まないので「根掛かり?」と竿を煽ってみるとグングンという魚信が。あわてて戦闘態勢をとったところでバラシ。仕掛けを回収すると鈎外れだった。そこそこの引きだったのに残念。 そこへ、弁当船。乗り込んで「バラしてもた〜」と告げ、弁当配りを手伝う。釣り座に戻って弁当も食べずに戦闘再開。また、ウキを押さえ込むようなアタリ。さらに潜ったところで合わせを入れる。かなりな引きに「よっしゃ今度こそ」と慎重にやりとりしたが、またも竿先が跳ね上がってしまった。同じく鈎外れ。しばし、ボーゼン。気を取り直して同じポイントをトレースしていると、また来てくれました。これは、かなりの大型魚。「絶対獲ったるねん」と気合のやりとり。徐々に道糸を巻き取りそろそろウキが見えるというところで、またしても竿先が・・・。思わず「ち○しょう」と叫んでしまった。今度はハリスが半ばでスッパリ切れていた。根に触れたようだ。3連続バラシに戦意喪失。弁当をやけ喰い。少し落ち着いたところで戦闘再開するもその後全く餌を喰う気配がなくなってしまった。 港に戻って「へたくそやわ3発バラシてもおた」と告げると「もったいないな〜。そろそろ産卵に入ってるから喰いが渋いし、ウキが完全に入って竿先に乗ってくるぐらいで合わせんと外れるで、云々」と船長。「また、今度頑張るわ」と梶賀を後にした。 |
2009年1月25日(日) 昨年末亡くなった叔母の49日法要が土曜日に行われ、日曜日の出撃となった。尾鷲釣大会会期中は日曜には混雑が予想される。そこで、今回は楽々釣行を目論んだ。伊勢道ルートなら、大台インターを降りればすぐで、梶賀よりは1時間は早く着く紀伊長島。もうかれこれ十数年前の話だが、東京から戻ってきて最初の2年間通い詰めたかつてのホームグランドがここだった。それから南紀に通い、さらに梶賀という磯遍歴である。北回りでの行き帰り、島影をチラチラ眺めながら往時を思うこともしばしばだった。ネットで釣果情報を見て、好釣果が目に付いた長福丸に予約を入れた。餌の予約も入れ、1190号にタックルを積み込んで9時に布団にもぐりこんだ。目覚ましが鳴って、目を擦り擦り時刻を確認すると「!、2時45分?」。パッチリ目が覚め飛び起きた。2時にセットしたつもりだったのに。大急ぎで着替えを済ませ1190号のエンジンスタート。5時半には現地に着かなければならないので2時間半しかない。ギリギリのタイミング。この日、処によっては気温−5度とどこで凍結しているかわからない。慎重に車を走らせる。途中、釣餌市場に寄り、紀伊長島には予定通り到着したが、渡船事務所を見過ごしてしまったようで、迷子になってしまった。携帯で船頭に先導してもらい何とか無事乗船。 船頭は30半ばと若く、気さくな性格。20人ほどの客も茶髪にピアスと若者が多い。まだ真っ暗な中、船は灯台のある大島を左に見ながら上手回りの磯群に向かう。“耳穴”の前で6時半の磯渡しを待ってプカプカ。「昨日に比べて水温が下がりましたわ」と船頭。時刻が来ると他渡船も一斉に磯渡し開始。まずは“耳穴”の先端に着ける。“耳穴”にピアスの若者が渡ったかどうかは不明。ベタ凪のせいもあるがこの若い船頭の操船はいたって穏やか。磯にスーッと近づきトンとつけて降ろしていく。スー、トンを繰り返し、“西穴のハナレ”前で「行きませんか?」と船頭。「そんじゃ」と船首に移動し、トンと着いたところで歩くように上礁。一度磯から離れた船が再度磯着けし、もう1人渡ってきた。X氏は船着側から、筆者は“西穴”側から竿を出すことになった。磯渡しを終わった船が戻ってきて「3.5〜5尋までやってみて、それ以上は根掛かりするから」とマイクでアドバイス。仰せに従って3.5尋から探っていく。逆光でウキが見づらい。4尋に落としたところでウキが沈んだように見えた。合わせを入れると魚の重みが伝わってきた。何年かぶりの長島の“グレ”ちゃん35cm。その後、20cm・25cmと続けてヒットし「今日はなんだか行けそうな気がする〜」と期待したが、パッタリ喰いが止まってしまった。1時の撤収までの間“ガシラ”が1匹遊んでくれただけ。X氏は「完全ボーズですわ」と嘆き節。 帰り支度を終えて事務所に渡船料を払いに行くと「どうでした?」と船頭。「朝のうち小さいのが喰ったけど・・・」と言うといかにも残念という表情。「客に釣ってほしい」という感じが好印象だった。潮が流れていた磯では、“グレ”のアラフォーが数尾に“マダイ”も釣れていた。 この日、梶賀ではKOZOくん(ネット仲間?「KOZOのグレバカ日誌」ブログ、会ったことは無い)が51.5cmの“グレ”を釣り上げたそうな。やったね。 |
2009年1月17日(土) 先週の“磯替り大失敗事件”で「どんな条件でも粘らなアカン」と今更ながら心に刻んだ今日この頃。今週こそと張り切って梶賀に向かう。山に雪は無いとのことだったので1190号は峠を目指して走っていた。ところが、吉野を越えたところから雪がちらつき始めアレヨアレヨという間に周りが真っ白、道路にも積もり始めた。ノーマルタイアの1190号ではこの先不安(チェーンはあるが面倒)になってきたので、思い切ってUターン。名阪国道に向かった。1時間ほど掛かって大和郡山で西名阪に合流。そこから先は快調にドライブ。途中、釣餌市場で撒餌を仕入れて3時頃梶賀に着いた。いつもより2時間ほどの回り道。仮眠所の布団に潜り込み、高鼾。 翌朝、船長に起こされ起床。眠りが深かったのか睡眠不足は感じなかった。この日はO氏・K−Bros.Sダンナなど勢ぞろい。20人ほどの客を乗せての出港となった。港を出て最初に向かったのは珍しく“ドンビ”。“ドンビの中”でお声がかかった。実は“ドンビ”は苦手なので「アイヤ〜」と内心嘆いていたが、「どんな条件でも粘る」ちゅうことで気を取り直して他2名と上礁。撒餌を撒きながら竿をセットしていると、磯渡しを終えた誠丸が戻ってきて「ヒジヤン(とは呼ばない)、船乗ってきて」とマイクで呼びかけられた。お店を開いている最中だったので「え〜」という感じだったが「どっかええとこ空いてるんやろか」というスケベ根性で閉店ガラガラ。急いで船に乗り込んだ。 「“見張りのチエン”いう所行くし。昨日も釣れてるし。ハリス4号より落としたらあかんで云々」と船長の釣り方教室を受講。“見張り下”の最先端に船が近づいていく。「この崖のどこに降りんの?」。よく見ると幅3mにわたって30cmほどの斜めになった棚が確認できた。とりあえず上礁。上にもう1段棚がありそのさらに上から鎖が垂らされている。「なるほど、それで“チェーン”ね」と納得。鎖を手がかりに上っていくと3畳ほどの道具を置けるスペースがある。竿をセットして鎖を頼りに下の釣り座へ。30度の角度で左下がりになっているが表面は平らで足場は悪く無い。撒餌を入れて、第一投を磯際へ。いきなり根掛り。ハリスはズリズリ、即交換。よく見ると竿1本ほどのハエ根がある。次はハエ根の少し沖を流していく。潮はゆっくり右(“神須の鼻”方向)に流れている。仕掛けが馴染んでしばらくしたところでウキが入った。久々の“グレ”らしい引き。楽しんで取り込んだのは30cmチョイ。続けてアタリで今度は“イガミ”の30cm。さらに数投後ガツンと大型の手応え。首を振るので「“サンチャン”か?」と半信半疑でやりとりしたが、浮いてきたのは良型の本命。タモ枠とほぼ同寸。45cmというところ。次も大型の手応えだったが“イラ”50cmのスレ掛かり。その後も35cm前後が4枚に“イガミ”が混じって大爆釣。「このまま行くと50cmも夢や無い」と期待が膨らんだが、9時を過ぎたあたりで潮が止まり、アタリがパッタリ無くなった。昼すぎのもう1発を期待して最後まで粘ったが、朝の釣果だけでタイムアップ。 この日は、潮が動かず苦戦した磯のあったようだが、“マダイ”“チヌ”なども大型が釣れており、“グレ”も50オーバーは無かったが良型が数匹上がっていた。船長に腹を出してもらうと白子がどっさり。久々にごきげんで帰路についた。 |
2009年1月10日(土) 正月空けて2週目。正月ボケの長い1週間を何とか乗り切り3連休。金曜の夕方には元気を取り戻し誠丸に予約電話を入れる。「山(の雪)はどう?」「今のとこ全然積もってないで」とのこと。大台越えで梶賀に向かうことにする。8時過ぎに1190号発進。峠道も路面は乾いており、凍結もなく順調にクリア。モリモトで撒餌を仕入れていると「これ持ってって」と差し出されたのは“尾鷲釣大会”の登録票。もうそんな時期かと思いながら「どうせ使わへんやろけど」と憎まれ口をたたきながら受け取った。12時過ぎに梶賀着。仮眠所で一眠り。 船長の「おはよう。起きてよ〜」で起床。港に降りると結構風がある。先週に続いてSダンナと“カガリの西”に渡礁した。「(風が)吹いてくるから荷物飛ばされんようにせいよ〜」と船長がマイクでがなる。確かにすごい風で仕掛けのセットもままならない。やっとの思いで準備完了。戦闘開始となったが風が真横から吹くので仕掛けが振り込めない。何とか振り込んでも馴染まない。その上、砕けた波の飛沫がバッシャバッシャ。ダンナも「やっとられんな」ということで、まだ近くにいた誠丸に電話を入れた。「あかんわ。風で釣にならんわ」と告げると「判った」と船長。急いで撤収準備。着いた船に乗り込んだ。船長とダンナがなにやら話し込んでいる。話が終わって「この風すぐに止むんやて」とダンナ。ともあれ、磯替することになりダンナは“ウラベ”へ上礁。船長が「“オベラのワレ”行くか?」と言ってくれた。上がりたかった磯なので文字どおり「渡りに船」と「はいよ」。“ワレ”に上礁。遠投深棚を攻めていくが、反応なし。昼過ぎに期待して打ち返す。弁当船にのってきたSダンナが「(風収まったみたいだから)“西”に戻るわ」と再度の磯替え。昼前後にアタリがあったがどちらも“サンノジ”40前後。撤収まで粘ったがその後当たり無しでこの日は終了。 港に戻ると、われわれが磯替えした後“カガリの西”に入ったM氏が33〜46cm8枚と爆釣していた。オマケにバラシもあったそうな。帰り際の「風収まるのん我慢して待ってんと」との船長の一言が耳に痛い1日だった。 |
2009年1月3日(土) あけましておめでとうございます。 2009年。さあ、初釣だ。正月休みは4日までだが、最終日に行くと翌日の仕事がきつい。3日は客が多いだろうなと思いながらもとりあえず予約電話を入れることにした。「おめでとうございます。・・・・明日多い?」「おめでとう・・・・。今のとこそうでもないで」と船長。3日に決定。峠の凍結具合が心配だったので北回りで行くことにした。1190号では初めての名阪⇒伊勢自動車道ルートである。イヤー楽チン楽チン。走行距離は長いがクネクネがほとんど無いので疲れない。所用時間もほぼ同じ。これで高速料金さえかからなければ毎度こっち回りにしたいところ。1190号も久々の高速道路にごきげん。途中、釣餌市場に立ち寄り、12時に梶賀に到着。いつも通りに仮眠所で一眠り。 翌日、船長の「おはよ〜」で起きだし支度をして事務所へ。年明けの挨拶をして港に降りる。S夫妻のダンナ発見。「おめでとう・・・」「おめでとう・・・」と挨拶をかわす。さすがにこの日は客が多く40人ほどか。出港後まずは、“カガリ”を目指して船は進む。 “東”“南”の後でダンナと一緒に“南”に上礁。ダンナは高場へ、筆者は船着に釣り座をとった。かねて用意していたお神酒を海に撒き、今年の豊漁をお祈りしてから戦闘開始。数投目にうきが入った。大きくは無いが本命っぽい引きに期待したが、今年最初の釣果はなんと“タカノハダイ”30cm。ダンナに見せて「今年はどないなるんやろ?」と愚痴をひとくさり。その後、25cm前後の“グレ”が顔を見せてくれ、期待したがサイズアップしないうちに反応がなくなってしまった。餌盗りはいるようで付餌はきれいに無くなる。チョット試しにホンダワラをつけて“イガミ”を狙ってみると釣れちゃった。30cm前後を3匹釣ってお土産ができたところで“グレ”に戻ったが、その後もアタリ無しで本日終了。ダンナも似たり寄ったりの釣果だった。 この日は、場所によっては40cm前後が数枚上がっていたが、全体には喰いが渋かったようだ。“ブダイ”“タカノハダイ”と一応“タイ”と名の付く魚が釣れたので初釣としては「まあ、こんなもんか」(初釣で“グレ”を釣ったためしが無い)と家路を急いだ。 では初釣吉例の一句 初釣や ブでもタカでも 鯛は鯛 腐った鯛より 釣りたてのブ お後がよろしいようで |
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