日本語
にほんご
を
学
まな
ぶ
日本
にほん
のことわざ・
格言
かくげん
・
慣用句
かんようく
鍋奉行
なべぶぎょう
と
待
まち
ち
娘
むすめ
Last update April 30, 2022
鍋奉行
なべぶぎょう
と
待
まち
ち
娘
むすめ
Nabe Bugyo to Machi Musume
複数人数
ふくすうにんずう
で
鍋料理
なべりょうり
をする
際
さい
に、
自
みずから
らすすんで
出汁
だし
の
入
はい
った
鍋
なべ
の
中
なか
に
食材
しょくざい
を
入
い
れて
調理
ちょうり
する
役割
やくわり
をする
人
ひと
のこと。
本来
ほんらい
、
他
ほか
の
者
もの
が
調理
ちょうり
しているのを
見
み
て「
入
い
れる
順番
じゅんばん
が
違
ちが
う」だの「
入れ方
い かた
が
悪
わる
い」だの
文句
もんく
をつけたり
指示
しじ
を
与
あた
えたりして、
鍋料理
なべりょうり
を
取
と
り
仕切
しき
ろうとするところから、
江戸時代
えどじだい
の
取締的役職
とりしまりてきやくしょく
である「
奉行
ぶぎょう
」にたとえてこう
呼
よ
ぶが、こだわりがあることから
調理
ちょうり
をゆだねられることが
多
おお
い。
食
しょく
にこだわりのある
男性
だんせい
がこれを
行
おこな
うことも
多
おお
く、「
奉行
ぶぎょう
」が
調理
ちょうり
してくれるのをただ
待
ま
って、
準備
じゅんび
ができたら
食
た
べるだけの
女性
じょせい
を「
町娘
まちむすめ
」にかけて「
待
ま
ち
娘
むすめ
」と
呼
よ
ぶこともある。
使用例
しようれい
A:「だめだ、
鍋
なべ
に
入
い
れる
順番
じゅんばん
が
違
ちが
うだろう」
B:「はいはい、わかりました。ここは
鍋奉行
なべぶぎょう
にお
任
まか
せします」
A:「うん、
貸
か
してみろ。これがこうで、あれがああ…(せっせ、せっせ)」
B:「じゃあ
私
わたし
たち、
町娘
まちむすめ
になって
待
ま
ってますのでよろしく」
B:「うむ…」