Last update February 7, 2021

Colon : コロン (2)


3.  引用文が続く場合、引用文の前の文章に。   戻る


「社長は冒頭に次のように述べている」といった文章の後に、「業績の悪いことを社員のせいにしてはいけない。それはすべて経営者である社長の責任だ」といったその人なりが言った言葉を引用する場合に使います。コロンの後に " "で囲まれた文章が来ます。

 She often uses her favorite quotation from a Shakespeare's work: “Parting is such sweet sorrow.”
 The director of the company says: “We are doing very well in the business.”


4.  手紙の冒頭、時間、比率、シナリオなど。   戻る


いわゆる「親愛なるミスター・ブラウン」という冒頭の挨拶で、相手の名前の後につけます。ビジネスレターの場合はコロンを使い、インフォーマルな場合はコンマを使うという考え方もあります。また、髪の毛の分け方が7:3というように「比率」を表したり、現在の時間は14:00と「時間」を表現したり、あるいは、「ニワトリ: このパン誰が焼きますか?/ブタ: いやだブー/ネコ: ニヤーン/イヌ: いやだわん」など劇のシナリオなどを表現するときに使われます。

 Dear Senator John:
 CHIKEN: So, listen up people. Who is going to bake bread?
PIG (oinking): Not me!
CAT (mewing): Don't know...
DOG (barking): Bowwow! Wow...!


5.  その他使用上のルール。   戻る


その他、コロンを文章といっしょに使うときの全体的な決まりがあります。

1) コロンの後は1スペース空ける。
2) コロンの前の文章は独立節(主語と述語が揃っているもの、それ以外に入れるのは間違い)
3) 前置詞と目的語の間には使わない、動詞と目的語・目的補語の間には使わない
  つまり、完結した文章の後にしか使わないということです。
4) コロンの後に続く文章は大文字、小文字のどちらとも言えない。
  「決まり」として明確なルールはありませんが、長い文章や重要性のある文章が続く場合は大文字を使うのが普通です。