Period . ピリオド (2)
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3. 3つ続けて文などの省略を表す。
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例文を見てみましょう。
I told my boss that I would need a poweful PC, a high-speed printer ... at once.
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最後に、ピリオドを ... という具合に3回続けることで、文章の省略部分を意味するという使い方があります。 Ellipsis と呼ばれ、ピリオドとは区別している文法書もあります。詳しくは三点リーダのページを参照ください。
さて、ピリオドを使う略語や、省略の ... が文章の最後に来たときはどうするのか?ピリオドがもうひとつ要るのか?という疑問が出てきます。律儀な性格の人なら(だいたい英語を勉強している人は、わたしも含めて律儀な人が多いものです)、最初は略語用ピリオド、最後は文末のピリオドで、やっぱり2つ要るでしょう!と思ってしまいがちです。
ところが、略語のピリオドの場合は、不要です。つまり、略語の最後のピリオドと文末のピリオドは共有して、合計1つでいいのです。では、省略の ... が来る場合はどうなのか、というと、「必要」です。なんで?略語は要らないのに、省略は要るの?こだわりの部分は確かに必要ですが、この場合はこのまま覚えましょう。省略の場合は、共有ではなくて、ピリオドを1つ足して、合計4回のピリオドを続けるというわけです。
4. 「引用符」(“”)がある場合のルール。
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引用符を使った文章を書く場合などにふと浮かんでくる疑問に、ピリオドは引用符の中に入れるのか、外に出すのかという点があげられます。単純に考えると、引用の部分だけを引用符でくくるのが当たり前だと思われますが、実際、ピリオドを引用符のなかに入れてしまっている例もよく見られます。
一般的には、アメリカ英語では引用符の中に入れ込み、イギリス式では引用符の外に出すという傾向があります。
You can simply say “hi” instead of “Good morning.” (アメリカ式)
You can simply say “hi” instead of “Good morning”. (イギリス式)
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そもそも、日本語のカギカッコもそうですが、引用符で囲むのは該当する部分だけというのが本来の考え方のはずで、アメリカ人がこの理屈は理解していないというわけではありません。
では、なぜ、ピリオドを引用符の中に入れ込んでしまうという現象が起こったのかというと、これは昔、タイプライターを使用していたことに関係があるようです。引用符をタイプした後にピリオドをタイプすると、どうも間隔が開きすぎたりして、見た目に違和感があるということで、合理性を追求する傾向の強いアメリカでは、「不細工だから、引用符の中に入れちゃえ」ということになり、イギリスでは、「それでもやはり規則は規則だから…」と律儀に引用符の外に出してタイプしていたという習慣から来ているということです。
いずれにしろ、パソコン入力の現在では見た目もあまり変わりませんので、イギリス式のほうが理にかなっているかもしれませんね。また、アメリカ式、イギリス式のどちらを採用するにしても、こっちの文章はアメリカ式であっちはイギリス式などというのはいけません。文書全体でどちらかにスタイルを統一することが大切です。
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