「
前ページの1-2戦略によって、まず、出だしの瞬間をつかむことがポイントになります。では、出だしの音は実際にどう聞こえるのかについてみてみましょう。 |
以上のサンプルはほんの一例ですが、ざっと
舌先が上の歯ぐきや歯の裏側に触れた瞬間の「詰まった」ような音 話者や単語によってはヒキガエルの声を連想させるような音 |
舌先が後ろに丸まるときの小さな「ウ」が入る この前に入る「ウ」の音の分だけ、一瞬の遅延が感じられることもある |
母音との結合音色をつかめ!
次に、前ページでみた上と同様に、「アメリカ女性」
ざっと
舌先が上の歯ぐきに付着した余韻を受けて、粘着性のある暗い「ラ」または「ッラ」のような音(アメリカ話者) 舌先が上の歯の裏側に触れた余韻を受けて、軽くはじくような軽快な明るい「ラ」のような音(イギリス話者) 話者や単語によってはヒキガエルのような音色 話者や単語によっては舌先の接触時間が短く軽く細い音になる 話者や単語によっては舌先の接触時間が長く重厚な音色になる |
舌先が後ろに丸まる余韻を受けて、最初に小さな「ウ」を残す 舌先が後ろに丸まる余韻を受けて、まるくこもった音色 話者や単語によっては温かな音色や優しさを感じさせる音色 話者や単語によっては「クワッ」というようなカエルの声を連想させる |
実際は、出だしと母音が出てくる部分とを切り離して聴くことはできませんので、1.出だしをつかみ、2.音色を聴くという2つのプロセスは同時処理になります。いちおう理屈でのポイントを頭に置きながら、1-2の音を含んだ「
以上ここまでは、「基本編」として、単語の最初が