「上達しない」の実体は?「学習しても上達しない、効果がない」と思う気持ちはよくわかるのですが、果たしてそんなことがあるのでしょうか?少しでも勉強したらその分だけ何かを覚えているはずですよね。単語を1つ覚えればその分だけ、覚える前にくらべて小さな進歩をしているはずなのです。もちろん、そんなレベルでは「焼石に水」のようなもので何の役にも立たないと思うかもしれません。では、どの程度であれば「本格的な上達」と言えるのか?ということになります。 さらに言うなら、「あきらかに上達した!」と思えるのはどういうときなのか?ということですね。何をもって「上達」とするのか、そこがあいまいなまま、「上達しない」とか「上達した」とは言えないわけです。「上達していない」と思っていても、実は上達しているかもしれませんし、その逆もしかりですね。 では、なぜこういう現象が起きるかというと、ずばり、 もう1つ言うなら、「目標」と照らしあわせて判断するための「モニター機能」がないことも問題です。つまり、現在の状態、そして学習後の状態を「見える化」する手段がないということです。状態が見えなければ、「上達した」も「しない」もないわけで、学習に疲れてきたから「もうダメだ、やっても効果ない」と投げ出したくなるような感情的な考え方に流され、とうとう挫折してしまうことにもなりかねません。仕事でも何でもそうですが、感情ではなく冷静な判断をすることが大事なのです。 上達のための3つのポイントここで、上達するための(あるいは上達を認識するための)3つのポイントをあげてみると、下記のようになります。それでは、次のページで詳しくみてみましょう。 |