「話せない」原因は何か?「自分は英語が話せない!」という人は、なぜ「話せない」と思うのかその原因をまず考えてみましょう。もっとも、普通に日本で生まれ育った人ならば、中学校や高校で英語を習ったはずなので、「まったく英語が話せない」ということではなく、なかには1つ2つ口にできる文章はあるはずですね。 おそらく、話せないというのは、いざというときに「英語が口をついて出ない」、「どう言えばいいのかを考えてとまどっているうちに、結局話せずじまいで終わってしまうということだと思います。 では、なぜそういう状況になるのかを考えてみると 1.すぐに呼び出せる英語表現のストックがない2.該当する英単語を知らない3.1、2を知っていてもいざというときに出てこないといった原因が考えられると思います。 いやいや、そういうレベルじゃなく、もう英語はまったく「チンプンカンプン」という人は、まず「英語をやり直したいが うまくいかない」を読んでください。 「話せない」人の勉強法とは?ではさっそく、英語がまったく話せないという人は、どんな勉強法をすればいいのか考えてみましょう。「話す」という行為は、「読む」、「書く」にくらべて、その場で対処することが必要になってきます。ある程度じっくり時間をかけられる「読み書き」と異なり、その場でふさわしい表現や単語を即座に使えなければ意味がないわけです。つまり、「どう表現すればいいか」ということを一から考え、文章を作成している余裕はありません。 それが「話す」ということなのです。言葉のキャッチボールになりますから、相手が何かを話せば、それを受けて即座に言葉を返す必要が出てくるのです。そういう意味で、「会話」でポイントとなることは、頭の中にすぐに呼び出せる表現や単語のストックがどれだけあるかということになります。 そのためには、まず次の3つを実践してみましょう。 1.短いセンテンスの置きかえ練習2.基本単語の習得3.1、2の繰り返し練習では、1つずつ詳しくみていきましょう。 1.短いセンテンスの置きかえ練習まず、短いセンテンスを使えるようになりましょう。センテンスをマスターするには、その一部を変化させながら同じパターンの文章を次々に作っていく方法が効果的です。というのも、定着した文章のパターンがあって、その一部をそのときの状況に合わせてアレンジして使うというのは、実際の「会話」のプロセスにいちばん近いからなのです。では、少しやってみましょう。下線の部分を変化させていきます。
というようなトレーニングを100問くらい続けるわけです。ポイントは口に出して言うことです。100回も繰り返せば、このセンテンスは覚えてしまいますね。また、こういった練習のできる英語教材も出ているはずですので、探してみてください。 2.基本単語の習得1.のプロセスを行うためには、単語を覚える必要があります。置きかえる対象となる単語がわからなければ、文字通りそれ以上言葉を続けることができないからです。もちろん、語彙はこれだけ覚えたからいいというわけでなく、常に覚え続けなければなりませんが、まずは基本単語だけでもマスターしておきたいものです。 3.1、2の繰り返し練習たいていは一度覚えても忘れてしまうのが人間です。言葉もそうです。しばらく使わないと忘れてしまうため、何度も繰り返し練習することがポイントになります。こうして、簡単なセンテンスや基本単語をマスターすることで、それが口をついて出てくるようになるはずです。つまり、「まったく英語が話せない」と悩む自分から脱皮して、「今度はこういうところを鍛えてみよう」という自分にステップアップするわけです。がんばってください! |