英語から日本語になったカタカナ言葉はいろいろありますが、逆に日本語から英語になった言葉はあるの?そんな日本をルーツとする単語を集めています。



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Last update January 3, 2019
タコ:ヒジヤンさん、お久しぶりですね。ご無沙汰してます。
ヒジヤン:ん~と…。どなたさんでしたっけ?
タコ:また、ヒジヤンさんったら。ボクですよ、タコ。
ヒジヤン:タコさん…。どちらのタコさんでしたかのう。
タコ:いやだなあ。「英語なんてタコ」の「タコ」ですよ。思い出してくださいよお。
ヒジヤン:しばらく会わないうちに、ワシも、頭に白いものを頂くようになってのう。最近とみに物忘れが…。
タコ:「白いもの」って、それ、雪が積もってるだけじゃないんスか?
ヒジヤン:てへっ、ばれたか。いや、関東は雪だからね。
タコ:でも、ここって関西じゃないんスか?
ヒジヤン:へへ、ばれたか。ところで、タコくん、そのカツラとナマズひげ、似合わないよ。
タコ:そうですか…。
ヒジヤン:やっぱり、タコはタコらしくしなくっちゃ。
タコ:わかりました。次回からやめます。ところで今日の英語になった日本語は?
ヒジヤン:うん。雪は風流てことで、これ。

 JPE016  Haiku



タコ:なるほど。やはり、日本人の心といえばこれですね。
ヒジヤン:そして、なかでもやっぱりこれ、「古池やかわず飛び込む水の音」。今日はこの俳句を英語に訳してみようてなことで。
タコ:ええっ!いきなりむずかしいテーマですね。
ヒジヤン:じゃあ、まずボクがお手本を。

Free care / cow was to become / the sound of water

タコ:へえ~っ、スゴイんですね。さすが、ヒジヤンさん。でも、意味がちょっと違ってませんか。「無料のお世話で、め牛がなるのは水の音???」
ヒジヤン:おほん、音を訳したつもりなんだけど、そのまま読んでみてくれるかな。
タコ:ああ… なるほど。でも、こんなんってありっスか?
ヒジヤン:実は、これ、受験勉強のときに、先生が息抜きコーナーで教えてくれたんだ。これだけ印象に残っててね。試験には出なかったけど。

モモコ:当たり前です。これは、単なるジョークの類(たぐい)です。
タコ:あ、モモコ先生。
ヒジヤン:え~っと、どちらのモモコさんでしたかなあ。
モモコ:もう、それはいいですってば。
ヒジヤン:すんません。
モモコ:辞書によると、俳句は、
an unrhymed verse form of Japanese origin having three lines containing usually 5, 7, and 5 syllables respectively; also : a poem in this form usually having a seasonal reference
「日本の起源を持つ韻を踏まない3行詩で、5、7、5の音節で構成される。また、これと同じ構造を持ち、季語を持つ詩」

というふうに説明されています。

タコ:ふ~ん。ところで、タコも、英訳考えてみました。

Furuike and / a sound of the water / to jump into / without buying it

ヒジヤン、モモコ:はあ?
タコ:おかしいですかね?実は、自動翻訳ソフトで訳してみたんっスけど。
モモコ:ひどい翻訳ね。「古池」はそのままローマ字だし、ひょっとして、「古池や」の「や」は「AB」というときの「や」ととらえて and。しかも、「かわず」は「買わず?」。
タコ:え?「古池や」の「や」は「AB」というときの「や」じゃないんっスか?
モモコ:違います。
タコ:「かわず」って「買わない」ってことじゃないんっスか?
ヒジヤン:「カエル」のことだよ。
タコ:「カエル」って、あのケロケロ鳴く「カエル」?
ヒジヤン:もう、しようがないなあ、最近の若いタコは何にも知らないんだから。
タコ:ぐす…。
モモコ:正しい翻訳については、こんなサイトがあります。いろんなバリエーションの訳がそろっています。
 http://www.bopsecrets.org/gateway/passages/basho-frog.htm 

(Originally posted February, 2008)