英語から日本語になったカタカナ言葉はいろいろありますが、逆に日本語から英語になった言葉はあるの?そんな日本をルーツとする単語を集めています。



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Last update January 3, 2019
タコ:ヒジヤンさん、お久しぶりですね。ご無沙汰してます。
ヒジヤン:ん~と…。どなたさんでしたっけ?
タコ:また、ヒジヤンさんったら。ボクですよ、タコ。
ヒジヤン:タコさん…。どちらのタコさんでしたかのう。
タコ:いやだなあ。「英語なんてタコ」の「タコ」ですよ。思い出してくださいよお。
ヒジヤン:しばらく会わないうちに、ワシも、頭に白いものを頂くようになってのう。最近とみに物忘れが…。
タコ:あれ?このシチュエーション、どっかでなかったっスか?
ヒジヤン:そうかな?単なる手抜きの「コピペ」なのか、それとも「デジャブ」というヤツなのか…。それともミョウガの喰いすぎか、物忘れが…。
タコ:てなことで、今日の英語になった日本語は「茗荷(みょうが)」です。
ヒジヤン:いや違う… それじゃなくてほれ、ミョウガやネギを薬味にして食べる、あの白いものじゃよ。え~と、何だったかいのう…。

 JPE019  Tofu



タコ:な~んだ、豆腐か。だったら最初からそう言ってくださいよ。
ヒジヤン:いや、だから、最近物忘れが…。
タコ:そうなんだ。そう言えば。最後に更新してからかなりの年月が経ってますよね。
ヒジヤン:うむ。なんか、フォーマットなんぞを変えて、更新日だけは新しくなっているが、実際の内容が作られたのは古いからのう…。
タコ:ボクも年齢を重ねてきて、若干物忘れが入ってきました。ときどき、自分の足が何本だったか忘れちゃったりして、思わず、数えたりなんかするんっス。
ヒジヤン:それって、けっこう深刻じゃない?
タコ:でも、「豆腐」って名前は覚えてましたよ。
ヒジヤン:う~ん… 確かに… 食べ物の名前を忘れるとは、くっ… 情けない。
タコ:でも、ヒジヤンさん、今や元気な高齢化社会なんで、ヘルシーなお豆腐食べて頑張りましょうよ。

モモコ:説明を始めます。
タコ:あ、モモコ先生。相変わらず若くてお美しいです。
ヒジヤン:ん~と…。どちらのモモコさんでしたかのう。
モモコ:
タコ:あ、気にしないで、説明お願いします。
モモコ:辞書によると、豆腐は、
A protein-rich food coagulated from an extract of soybeans
「大豆の抽出成分を凝固させたタンパク質が豊富な食品」
unfermented soya-bean curd, a food with a soft cheeselike consistency made from soya-bean milk
「発酵させていない大豆の凝乳、豆乳から作った柔らかくチーズのような食品」

と書かれています。また、その語源として、
Japanese tofu from Chinese doufu (dou: bean + fu: turn sour, ferment)
「中国語の doufu (dou は「豆」、fu は「腐る、発酵する」)から来た日本語の tofu

ということね。
タコ:なるほど。豆が腐ったら豆腐になるんですね。タコ、勉強になりました!
ヒジヤン:いや、それ、全然違うと思うけどな。
モモコ:名前の語源がそうだってことね。それより、今や豆腐はグローバルな食べ物になっていて、海外でも、特に vegan (ヴィーガン)と呼ばれる、動物由来の食品を一切摂らないという菜食主義者の人たち向けにいろんなレシピがあるようね。「豆腐バーガー」、「豆腐のフレンチトースト」、「アボカド豆腐トースト」、「豆腐カレーライス」、「豆腐マカロニサラダ」、「タンドリー豆腐」、「豆腐ピザ」、「豆腐のアイスクリーム」、「バナナ豆腐プリン」、「チョコレート豆腐ケーキ」、「チョコレートエスプレッソ豆腐ムース」…

タコ:あ~、タコ、お腹空いてきました。
ヒジヤン:くだらん!わからん!けしからん!
モモコ:え?
ヒジヤン:なんで、シンプルに食えねえの?
タコ:どうしたんスか?ヒジヤンさん。
ヒジヤン:豆腐はやっぱ冷奴だろ?ネギとかミョウガ、ショウガなんかを乗せて、醤油で食べるのが一番。第一、豆腐に失礼だよ!
タコ:そんなに怒らなくても…
モモコ:ふふ… けっこう頑固なのね。
ヒジヤン:ぷぷん!ぷん!

(Originally posted July 2016)