経済力にもカゲリが見えてきたニッポン。そんな日本が国際社会をリードするには堂々と意見を主張できる英語力。軽いノリの日常会話ではなく、系統立てて意見を述べるには、そのベースとなる文章力が必要です。ここでは FormalInformal の違いについて考えてみましょう。



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Last update June 30, 2019 (Originally posted July 27, 2016)

Informal vs Formal―その違いとは? (1)

みなさん、こんにちは。いやあ大変な時代になりましたね。今ほんとに問題になってますよ~、「歩きスマホ」。危ないですよ~、事故の原因にもなっていますからねえ。そうそう、ここしばらく話題になってたゲームがありましたね。あのゲームのおかげで、グローバルレベルで「歩きスマホ」や勤務中などに夢中になる「ながらスマホ」が広まってきているようですよ。なんでしたかね、ほれ、あのゲーム。どうも、年を取るといけませんな~、物忘れがひどくなりますよ~。特に人の名前とかね、物の名前が思い出せないというのが多いですね。家では、家内との会話も「指示代名詞」(Demonstratives) が増えてきましたよ。「ほれ、あれがあっただろう?」「ああ、あれね。そう言えば、あのとき、あそこに置いたわよねえ」とかで通じてしまいますからねえ。良くないですねえ。

あっと… ゲームの名前でしたな。そうそう「バケモンGO」とかね。え?文字の間違いじゃないですよ。「ケモン」ね。このサイトではいちおう商品名などは架空にしていますからねえ。「ケモンGO]。なんでも、位置情報を使って、いろんなところで出没する「ケモン」を捜すんだそうですよ。いやあ、ちょっと怖いですよね。何が出るんでしょうね。ろくろっ首とかですかね。なんでも首が伸びるものと、首が抜け頭部が自由に飛行するものがあるようですよ。どっちが便利ですかねえ。後者のほうが遠くまで行けますけどね。でも、それよりも、私ももう年ですからね、将来ボケが入ったときなんかに捜してくれる「ケモンGO」のほうが…

あっと、こりゃいけませんな、脱線してしまいました。今日の質問は…

Re: InformalFormal の違い

オヤジさま、こんにちは。

実は、先日、翻訳を依頼してきたクライアントさんから「フォーマル (Formal) な表現にして欲しい」というご要望をいただいたんですが、もうひとつ、英語のフォーマル、インフォーマルの表現の違いがわかりません。一体どこをどうすれば、インフォーマルがフォーマルになるのでしょうか?その違いはどこにあるんですか?

以上、よろしくお願いいたします。

なるほど…。「インフォーマル」と「フォーマル」の違い、つまり、「くだけた」表現と「形式を重んじた」言い方の違いということですな。う~ん… これは個人の感じ方もありますからねえ。一概にどこからどこまでがインフォーマルで、どこからどこまでがフォーマルかと言われてもねえ。

たとえば、結婚式におよばれする場合なんかですね、男性なら黒のフォーマル・スーツしか選択肢がないですから簡単でいいんですが、女性の方は大変ですねえ。「何を着て行こうかしらん?」とね、うちの家内もそうですが、いつも悩んでいたりしますよ。でね、たとえばね、 のようなお洋服ではねえ、ちょっと出席しないと思うんですよ~。これは見るからにハイキングとかですからねえ。インフォーマルなお服ですので、もっとフォーマルにしなさいということになりますね。というわけで、 とかならね、まま、いいでしょうかねえ。ところが、 はどうですかね?まま、フォーマルと言えばフォーマルですけどねえ。このドレスで出席したりすると… う~ん、あまり考えたくないですね。エリザベス女王さんじゃないですからね、明らかに主役へのチャレンジになりますし、第一、椅子に座るにも場所を取りそうですよねえ。

というわけでね、まずね、「フォーマルとインフォーマルの心は?」ということについて考えてみましたよ。え?何のことかわからないですか?つまり、そもそも、なんで「フォーマル」だの「インフォーマル」だの、うるさく言うのかということですよ。面倒くさいですからね。一つの言い方しかなければ非常に簡単なんですけどね。日本語の敬語もそうですね。それはそうと、最近のお若い方々は、自分の両親のことを「父」とか「母」とかいう呼び方で呼ぶ人も少なくなってきましたねえ。テレビのインタビューなんか見ていましてもね、「お父さんが」とか「お母さんが」とか言っていますねよ。もう私の感覚も古いんですかね、「あれ?」と思ってしまうこともしばしばですな。いや、これは「敬語」というより「謙譲語」というんですけどね。

おっと、いけませんなあ。本題に戻しましょう。なぜ、「フォーマル」と「インフォーマル」とか、敬語とか言うかというとですね、それは、ズバリ「相応しさ」というだと私は考えるんですね。つまり、場合に応じて使い分けができるということは、それだけで「豊かさ」や「厚み」を感じるというもんですね。お洋服にしてもそうですね。一張羅(いっちょうら)しかないよりも、何枚も持っていたほうが豊かですからねえ。言語や文化としての「厚み」も大事ですよ~。なぜ「厚いほうがいいのか?」なんて屁理屈こねちゃいけませんな。そりゃ、なんでも厚いほうがいいに決まってますからねえ。お財布も厚いほうがいいですし、ピザの一切れとかね、ステーキなんかも厚いほうが好きですな、私は。しかし、悲しいかな、成人病予防とかでね、なかなか、こってり厚いものとかが食べられなくなってきていますよ~。ですからね、みなさん、食べられるうちに食べておいたほうがいいですよお。

ということで、また話が逸れないうちに、「インフォーマル」なスタイルと「フォーマル」なスタイルについて、まず、その対象と用途について考えてみましょう。

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