Last update March 22, 2022

発音の地域差について

ところ変われば発音変わる

まずジョークをひとつご紹介しましょう。

三人の異なる英語圏の女性(別に男性でもいいのですが)が話をしていた。

A:「今日はウィンディー(風が強い)だわね」
B:「いいえ、サースディ(木曜日)よ」
C:「そうね、わたしもサースティ(喉が渇いた)よ。何か飲み物でもどう?」

なんだか英語のダジャレみたいですが、英語のネイティブ同士でも、地域や国によってこんな誤解が起きるというおもしろい例だと思います。ということで、このステップでは、いろんな国や地域の英語の発音について簡単にまとめています。




日本語にもいろんな方言があるように、一言で英語と言っても国や地域が変われば、そのイントネーションや発音が違ってきます。学校でもアメリカ英語を基準として教えている日本人にとって、それ以外の国の英語はなかなか聞き取りにくいものです。ある国の人には通じた単語が別の人にはなかなか通じないといったこともあります。そこで、つい、「ああ、自分の英語はまだまだだ…」と自信をなくし、さらに猛勉強に励むというのも結構ですが、ある程度の地域や国の差を押さえておくことで、より理解し合えるということもあります。

各国(あるいは地域別)の発音の特徴を考える基準として、1)母音の発音の特徴、2)音節語尾の「r」のスペルを発音するかしないか(rhotic か non-rhotic、そして3)子音の発音の特徴の3つが挙げられます。

では、以下のページで詳しく見てみましょう。