Last update January 5, 2025

ウェールズ英語

ケルトのオーラ?独特の語彙

ウェールズ英語の語彙には、ウェールズ語から借用したもの、ウェールズ語を語源として英語になり一般的に使われている単語もあります。ちなみに、南極などに住んでいる可愛い動物 penguin ですが、その語源はウェールズ語だという説があります。また、ウェールズ語源の単語については、同じくケルト語の一派であるアイルランド語やスコットランドのゲール語にも同様の単語が存在するものもあります。




以下、ウェールズ英語の語彙をいくつかご紹介しましょう。

単語 意味 備考
bach 小さい、少ない ウェールズ語からの借用
bard 吟遊詩人 もともとはケルト族の楽人の意味で、ウェールズ語の bardd、あるいはアイルランド語・スコットランドゲール語の bard が語源
cawl ウェールズのスープ ウェールズの伝統的なスープまたはシチューを指す。ウェールズ語からの借用
coracle コラクル(かご舟) アイルランドやウェールズの川・湖で用いる枝編み細工の枠に皮などを張った一人乗りの小船。ウェールズ語の cwrwgl、アイルランド語・スコットランドゲール語の currach が語源
corgi 犬の品種名 ウェルシュ・コーギー。ウェールズ語の cor 「小さい」+ gi 「犬」
nain 祖母 ウェールズ語からの借用
penguin ペンギン ウェールズ語の pen gwynpen 「頭」 + gwyn 「白い」)が語源だとする説があり、もともとは絶滅種である great auk という飛べない鳥を指した
taid 祖父 ウェールズ語からの借用