Last update March 1, 2021
古今東西共通して言えるのは、標識・掲示は目立たなければ意味がありません。当たり前のことですね。「ほらここに駐車禁止って書いてあるでしょ?」と言われて「え?どこに?」と探さなければ見つからない場所にあったり、ルーペでも使わないと読めないくらいの小さな文字で書かれてあるとか、あるいは50文字の長さの文章で書かれてあるというのでは、そもそも標識や掲示とは言えません。また、白地にベージュ色、黒字に紺色といった目立たない色あしらいなども用をなさないと言えるでしょう。とは言え、作成した当初は大きな赤い文字で「禁止」と書かれていたのに、時が経つにつれて色あせて(特に赤は黒い文字より色あせるのが早いようです)「駐車○○」になって肝心なところが消えているというケースもよく見かけます。標識や掲示の文言とは直接関係ありませんが、「駐車OK]などと勝手に解釈されてしまわないためにも注意が必要です。
ということで、ここではまず、実際に英語の標識・掲示を作成する場合に備えて、その特徴についてまとめてみたいと思います。
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ということで、ここではまず、実際に英語の標識・掲示を作成する場合に備えて、その特徴についてまとめてみたいと思います。
1. 文字より絵図
図や絵は万国共通、言葉がわからなくても内容が理解できるため、標識・掲示には欠かせません。とは言え、それだけで正確なメッセージを伝えることもまた難しいもので、誰にでもすぐにわかる視覚的表現ならいいのですが、「これ何?」というのでは用をなしません。そこでやはり言葉での押さえが必要になる場合もあります。2. 文言は短く
瞬時の判断を伴う安全性などに関わる大事な情報は、「読む」というより「目に飛び込んでくる」くらいでなければいけません。文章ではなく熟語レベルの短い表現で簡潔にまとめることがポイントです。また、一般の人向けの標識では、どんな人にも理解できなければ意味がありませんので、同じ意味であっても馴染みのある簡単な単語を使うことが大事です。同時に、コンマやピリオドなどの句読点も省略される傾向があります。3. 表現はダイレクトに
伝える情報や意図に応じて要素ごとの文字の大きさや色を変える、あるいは、背景の色とメッセージがはっきりしたコントラストをなすような工夫が大切です。とは言え、カラフルにするために10色使ってますというのでは肝腎の情報が埋もれてしまいます。2色~3色くらいでメリハリよくまとめることが大切です。4. 文字あしらいの工夫
伝える情報や意図に応じて要素ごとの文字の大きさや色を変える、あるいは、背景の色とメッセージがはっきりしたコントラストをなすような工夫が大切です。とは言え、カラフルにするために10色使ってますというのでは肝腎の情報が埋もれてしまいます。2色~3色くらいでメリハリよくまとめることが大切です。参考 URL 一覧