| 特徴 | 
例文 | 
解説 | 
| there の代わりに in it | 
Is it yourself that is in it? 
「そこにいるのは君か?」 | 
アイルランド語の影響で「そこ」にいるというときの there の代わりに in it を使う。 | 
| なんとなく now を付け加える | 
Bye now. 
 「じゃあね」 
There you go now. 
 「どうぞ(何かを渡すとき)」 
Ah now! 
 「なんたること!」 
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あえて必要のない now を追加する傾向は、他の国の英語でも用例があるが、アイルランド英語では特に顕著。その他、ウェイターが飲み物を差し出すときなどにも "Now, Sir" というなど、「はい、どうぞ」といった感じで使われる。 | 
| so を使ってしっかり強調 | 
I can speak Irish, so I can. 
 「アイルランド語は話せるよ、もちろん!」 
- You are not working hard enough. 
  「努力が足りないんだよ」 
- I am so! 
「してるさ!」 
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その他、"Bye so", "Let's go so", "That's fine so" など、他の英語圏では then を使うところを so で表現。 | 
| sure を使って強調したりののしったり… | 
I will go, to be sure. 
「当然、行くよ」 
Sure Jaysus (Jesus). 
 「こんちくしょう」 
I was only here five minutes ago, sure! 
「5分前に着いたばかりだってば!」 
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なくてもかまわない無意味な sure をつけて強調を表したり、ののしり言葉として使う。 | 
| if の代わりに once | 
I will laugh, once your joke is funny. 
 「ジョークが面白ければ笑うさ」 | 
一般的な英語用法では、once~ というと「いったん~すれば」といった意味になる。 | 
| shall の代わりに will | 
Will I make us a cup of coffee? 
 「コーヒー入れましょうか?」 | 
一般的な英語用法では区別する shall と will の区別がなく、「~しましょうか?」という表現も含めて、すべて will で代用。 | 
| to 不定詞の to はしばしば省略 | 
I'm not allowed go out tonight. 
 「今夜は外出が許されていない」 | 
一般的な英語用法では I'm not allowed to go out tonight となる。 | 
| 単純な現在形や過去形が仮定法? | 
He asked me would I buy a loaf of bread. 
「彼にパンを一斤買ってくれと頼まれた。」 | 
一般的な英語では、He asked me to buy a loaf of bread. | 
- How do you know him? 
 - We would have been in school together. 
「なぜ彼を知ってるの?」「いっしょに学校に通ったんだ。」 | 
一般的な英語では、We went to school together. となるところを仮定法過去を使って表現。 | 
| 微妙な bring と take の使い分け | 
Don't forget to bring your umbrella with you when you leave. 
「でかけるときは傘を持っていくのを忘れずに。」 | 
一般的な英語では bring でなく take。一般的な英語では、bring は「こちらに持ってくる(連れてくる)」の意味だが、アイルランド英語では「持ってくる(連れてくる)」「持っていく(連れて行く)」の両方の意味で使う。 | 
Someone took my bag when I was having lunch. 
「昼食を食べている間にバッグを取られた。」 | 
一般的な英語では、take には「持っていく(連れて行く)」の意味もあるが、アイルランド英語では、「誰かが誰かから何かを取る・受け取る」の意味でしか使わない。 | 
| does be/do be で習慣や継続を表す | 
He does be working every day. 
「彼は毎日働いている。」 | 
現在も続いている習慣などを表す表現として does (do) + be という構文がある。 |