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se の見分け方と文例集2 |
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例文 | 説明 |
与格人称代名詞としての se | |
(あなたにそれをあげます。) |
直接・間接目的語がともに3人称代名詞。 |
(マリアは彼にそれを贈った。) |
直接・間接目的語がともに3人称代名詞。 |
再帰表現の3人称代名詞 | |
(女の子は自分の髪をとかす。) |
直接再帰用法。主語=行動主=直接目的語 (se)。 |
(ホセは風呂に入る。) |
直接再帰用法。主語=行動主=直接目的語 (se)。 |
(ホセは自分の顔を洗う。) |
間接再帰用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。 |
(彼はナイフで切り傷を負った。) |
直接再帰用法。主語=行動主=直接目的語 (se)。 |
(彼はナイフで指を切った。) |
間接再帰用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。 |
(ホアンは自分のために車を買った。) |
間接再帰用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。 |
(マリアは「少し痩せないと」と独り言を言った。) |
間接再帰用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。 |
相互表現の3人称代名詞 | |
(マリアとルイサは手紙のやりとりをしている。) |
間接相互用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。主語は複数で相互関係にある。 |
(カルロスとヴィクトリアは愛し合っている。) |
直接相互用法。主語=行動主=直接目的語 (se)。主語は複数で相互関係にある。 |
(彼らは互いに優しく見つめ合った。) |
直接相互用法。主語=行動主=直接目的語 (se)。主語は複数で相互関係にある。 |
(彼らは互いの顔を優しく見つめ合った。) |
間接相互用法。主語=行動主=間接目的語 (se)。主語は複数で相互関係にある。 |
受身表現の se | |
(階が売られている―空き部屋あります。) |
主語と動詞の数が一致。主語≠行動主。行動主は言及されていない。 |
(平和協定が結ばれた。) |
主語と動詞の数が一致。主語≠行動主。行動主は言及されていない。 |
(それらの建物はまだ建設されていない。) |
主語と動詞の数が一致。主語≠行動主。行動主は言及されていない。 |
(その手紙は受け取られなかった。) |
主語と動詞の数が一致。主語≠行動主。行動主は言及されていない。 |
(H1N1インフルエンザはとても危険だと言われている。) |
主語と動詞の数が一致。主語≠行動主。行動主は言及されていない。 |
無人称の se | |
(このレストランは流行っている、美味しい。) |
主語が不在。動詞が3人称単数。「人々は」など不特定・一般的な主語を補って解釈することが可能。 |
(ここの暮らしぶりは良い。) |
主語が不在。動詞が3人称単数。「人々は」など不特定・一般的な主語を補って解釈することが可能。 |
(ここではワインを売っている。) |
主語が不在。動詞が3人称単数。「人々は」など不特定・一般的な主語を補って解釈することが可能。 |
(かなり遅くなってから上司へ連絡が行われた。) |
主語が不在。動詞が3人称単数でかつ、人間・動物を表す名詞に前置詞 a を伴った目的語を表現。 |
(高速道路はよく走る。) |
主語が不在。動詞が3人称単数。「人々は」など不特定・一般的な主語を補って解釈することが可能。 |
(よくトイレでタバコを吸っている。) |
主語が不在。動詞が3人称単数。「人々は」など不特定・一般的な主語を補って解釈することが可能。 |
(犯人はとうとう見つからなかった。) |
主語が不在。動詞が3人称単数でかつ、人間・動物を表す名詞に前置詞 a を伴った目的語を表現。 |
(地域では1000人以上の患者が手当てを受けた。) |
主語が不在。動詞が3人称単数でかつ、人間・動物を表す名詞に前置詞 a を伴った目的語を表現。 |
自動詞的用法における3人称活用形 | |
(どうかびっくりしないでください。) |
自発的動作の表現。asustar 「びっくりさせる」→ asustarse 「びっくりする」という自動詞的な意味に。 |
(彼は彼女に会えて嬉しかった。) |
自発的動作の表現。alegrar 「喜ばせる」→ alegrarse 「喜ぶ」という自動詞的な意味に。 |
(父親は息子に対してたいそう怒った。) |
自発的動作の表現。enojar 「怒らせる」→ enojarse 「怒る」という自動詞的な意味に。 |
(カルメンはベッドから起き上がった。) |
自発的動作の表現。levantar 「上げる、立てる」→ levantarse 「起き上がる、立ち上がる」という自動詞的な意味に。 |
(彼らは火のそばで暖まった。) |
自発的動作の表現。calentar 「暖める」→ calentarse 「暖まる」という自動詞的な意味に。 |
(若者が川で溺れた。) |
自発的動作の表現。ahogar 「溺死させる」→ ahogarse 「溺れる」という自動詞的な意味に。 |
(地震で地面が沈下した。) |
自発的動作の表現。hundir 「沈める」→ hundirse 「沈下する」という自動詞的な意味に。 |
(この洋服は洗剤できれいに洗える。) |
状態・性質の表現。主語である物の一般的な性質・状態を表す。「簡単に」「良く・悪く」といった副詞句を伴うことが多い。 |
(その本は読みやすい。) |
状態・性質の表現。主語である物の一般的な性質・状態を表す。「簡単に」「良く・悪く」といった副詞句を伴うことが多い。 |
(氷はすぐに溶ける。) |
状態・性質の表現。主語である物の一般的な性質・状態を表す。「簡単に」「良く・悪く」といった副詞句を伴うことが多い。 |
意味の異なる代名動詞の3人称活用形 | |
(一人の従業員が会社の金をすべて自分のものにした。) |
意味の変化。apropiar 「適合させる」→ apropiarse 「自分のものにする」という異なる意味に。 |
(ホアンは疲れていたのですぐに眠りについた。) |
意味の変化。dormir 「眠る、眠らせる」→ dormirse 「眠り込み」という異なる意味に。 |
(正座していたので足がしびれた。) |
意味の変化。dormir 「眠る、眠らせる」→ dormirse 「足などがしびれる」という異なる意味に。 |
(子供たちはとても行儀がよい。) |
意味の変化。comportar 「事柄・行為が伴う」→ comportarse 「行動する」という異なる意味に。 |
(私を見ると、彼はすぐに誰だか思い出した。) |
意味の変化。acordar 「協定を結ぶ」→ acordarse 「思い出す」という異なる意味に。 |
(泥棒たちは根こそぎ盗んでいった。) |
意味の変化。llevar 「運ぶ」→ llevarse 「持ち去る」という異なる意味に。 |
(都会では帽子を被るのはもう流行らない。) |
意味の変化。usar 「使う」→ usarse 「習慣になる、流行る」という異なる意味に。 |
(うちの家の浴槽は漏っている。) |
意味の変化。salir 「去る」→ salirse 「液体などが外に出る」という異なる意味に。 |
関心・強調用法における3人称活用形 | |
(彼は10皿も食べてしまった。) |
関心・強調の表現。comer 「食べる」→ comerse 「食べてしまった」という強調を表す意味に。 |
(カルロスは残っていたワインを全部飲んでしまった。) |
関心・強調の表現。beber 「飲む」→ beberse 「飲んでしまった」という強調を表す意味に。 |
(昨日彼は妻に死なれた。) |
関心・強調の表現。morir 「食べる」→ morirse 「死んでしまう」という強調を表す意味に。 |
(彼はすぐに行ってしまった。) |
関心・強調の表現。ir 「行く」→ irse 「行ってしまう、立ち去る」という強調を表す意味に。 |
(ホアンはメキシコに行ってしまう―もう戻ってこない。) |
関心・強調の表現。ir 「行く」→ irse 「行ってしまう、立ち去る」という強調を表す意味に。 |
強制的代名動詞の3人称活用形 | |
(彼は自分のやったことを後悔した。) |
強制的代名動詞。arrepentirse 「後悔する」という用例でしか用いられない動詞。 |
(自殺をしてはいけない。) |
強制的代名動詞。suicidarse 「自殺する」という用例でしか用いられない動詞。 |
(誰もあえてそんなに高価な車を買おうとしない。) |
強制的代名動詞。atreverse 「あえて~する」という用例でしか用いられない動詞。 |
(暗殺に加わった容疑者が逃げた。) |
強制的代名動詞。fugarse 「逃げる、逃走する」という用例でしか用いられない動詞。 |
(カルメンはいつも自分の美しさを自慢している。) |
強制的代名動詞。jactarse 「自慢する」という用例でしか用いられない動詞。 |
(子供たちは雨にもかかわらず出かけると言って聞かない。) |
強制的代名動詞。obstinarse 「意地になる」という用例でしか用いられない動詞。 |
(人々はここの食事はまずいと文句を言っている。) |
強制的代名動詞。quejarse 「愚痴・文句を言う」という用例でしか用いられない動詞。 |
(大統領の娘は母親に反抗している。) |
強制的代名動詞。rebelarse 「反逆・反抗する」という用例でしか用いられない動詞。 |