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Last update December 9, 2019

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床の間とこ ま



 「床の間とこ ま」が日本建築にほんけんちくにおいて成立せいりつしたのは、室町時代むろまちじだい(1336~1573)後期こうきのことである。「床の間とこ ま」はもともと「とこ」とばれ、ほか部分ぶぶんより一段高いちだんたかくなっている場所ばしょし、身分みぶん高い人たか ひとせきとしてもうけられたもの。

 豊臣秀吉とよとみひでよしなどは、このんで「床の間とこ ま」にすわったとわれ、武士ぶし威厳いげんしめすものだったようだ。江戸時代(1603~1867)になると、デザインてきにも派手はでなものがつくられるようになった。

 当初とうしょは、武士以外ぶしいがい一般いっぱん人々ひとびといえには関係かんけいのないものだったが、のち時代じだいになると、豪農・豪商ごうのう ごうしょういえでも、たずねてくる武士ぶしのために床の間とこ まのある部屋へやつくるようになったとわれる。



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