Last update September 27, 2025
日本の食べ物~高野豆腐~
Kōya Dōfu
こうやどうふ, 高野豆腐
豆腐を凍らせて乾燥させた食品
美味しい出汁をたっぷり吸いこんだスポンジのような食べ物―それが高野豆腐だと言えます。「スポンジ」なんて言うと、なんだか「食べ物」というイメージがわきませんね。それはさておき、高野豆腐とは、文字通り「高野の豆腐」という意味で、「高野山」と言えば、真言密教の本山「金剛峯寺」のある場所です。なぜその名前がついたかと言うと、このお寺の精進料理(僧侶の食事)のひとつとして完成されたからで、当初は「凍り豆腐」と呼ばれていたようです。しかしその起源は、ある僧侶が冬の寒い日に豆腐をうっかり戸外に出したままにしておいたのがきっかけだとか。つまり、高野豆腐は偶然の産物というわけです。東北地方にもこれに似た「染み豆腐」という伝統的な食べ物がありますが、こちらは、かの有名な武将武田信玄が兵糧として開発したものだと言われています。当時は製法も異なっていたようですが、今では、高野豆腐の製法が一般的になり、両者の味や製法にはほとんど違いがないようです。

市販の高野豆腐。
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同じくある店で購入した高野豆腐。
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市販の高野豆腐。

同じくある店で購入した高野豆腐。
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