コミュニケーションの深さが違うクリエイティブ翻訳とは?においても説明していますので、「通弁」のクリエイティブ翻訳について十分にご理解いただいている場合は、このページはスキップしていただいてもかまいません。ここでは、コミュニケーションの深さについて考えてみたいと思います。 コミュニケーションの通じ方にも深さのレベルがあります。「なんとなくわかった」という場合は浅い理解を示し、「十分理解できた」、「深く印象付けられた」といえば理解の深度が深まります。下の図は、日本語・英語間の翻訳の理解度を示したもので、もちろんクリエイティブ翻訳では、最も深いレベルまでの理解をめざしています。 まず、「不適切な翻訳」とは、自動翻訳ソフトで処理したような意味不明の翻訳や間違いだらけの翻訳ということになります。これでは、浅い理解にすら到達することができません。 「直訳」レベルになると、内容によってはかろうじて「表面」をかすめるくらいのうわべだけの理解が可能になります。テーマとする内容や業界のことを熟知している人であれば、自分の知識を駆使することで、書かれていることを理解することができるかもしれません。 次に、意味的に正しく訳された「普通の翻訳」では、理屈や意味づらの理解が可能になります。単なる事実やデータなどを説明する文書では十分と言えますが、コンセプト、思想や哲学的な内容になると言葉足らずやぎこちなさが残り、十分な理解までに至らない可能性も考えられます。決して、快適な「リーディング体験」とは言えないでしょう。 「通弁」クリエイティブ翻訳のめざすところは、概念的な内容を十分に理解させるとともに、原文のかもし出す印象や感性といったところまで再現しようとすることです。そのためには、表面的な文章の構造や字づらだけを追うのではなく、内容に深く入り込んで原作者が言いたいことは何なのかをつかみ、それを翻訳先の言語でいかに表現すべきかを模索していきます。 クリエイティブ翻訳の特長「通弁」のクリエイティブ翻訳の特長をまとめてみると以下のようになります。
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