「通弁」クリエイティブ翻訳

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クリエイティブ翻訳とは?

クリエイティブ翻訳の目的

「翻訳」に問題意識をお持ちの方へでも述べていますが、翻訳物は最終的に「書かれたもの」(読み物)として独り歩きすることがあるため、単なる文章の翻訳ではなく、原文を元にして新たに翻訳先言語での作品をつくるのが「クリエイティブ翻訳」のゴールです。

クリエイティブ翻訳の位置づけ

まず、原文を翻訳して翻訳先言語での「作品」をつくるための流れをブレークダウンすると、以下のようになります。



まず、原文の作品があり、それを「翻訳」する工程です。ここが通常の翻訳業務にあたります。次に「読み物」としてストレスなく読めるような文章に仕上げるための「ライティング」工程があります。さらに、「アダプテーション」(adaptation)とは、海外の翻訳業界でよく使われる言葉ですが、市場や作品の特性に合わせて「適応化・最適化」するといった意味になります。

つまり、原文の文章だけでなく、文字のフォントやレイアウト、デザインなども考慮しながら、それにマッチングした表現をしていくための「すり合わせ」と考えることができます。「キャッチフレーズ」などもそれらしく、インパクトや長さを考えながら表現します。

最後の「クライアント側のチューニング」というのは、同じく海外の翻訳業界でよく使われている言葉ですが、必要に応じて、具体的なニーズや市場状況に合わせてクライアントさん側で最終チェック・調整する部分であり、納品後のプロセスになります。この最終的なステップをへて、めでたく「作品」としてリリースされるわけです。

このプロセスにおいて、「通弁のクリエイティブ翻訳」がカバーする領域は、「翻訳」、「ライティング」、「アダプテーション」の3つのエリアです。この3つのエリアを同時進行で行いながら「混然一体」のハーモニーとして仕上げるのが「通弁のクリエイティブ翻訳」の大きな特長です。よって、一般的に行われているような「まず翻訳者が翻訳」してから「ライターが書き直し」、「すり合わせ」をするというトリプルの工程がシングルで完結するのがメリットです。

たとえば、クリエイティブ業界の作品の場合、会社案内や商品カタログ、マニュアルなど、翻訳作業と当時にそれぞれのメディアにふさわしい文章スタイルにおける「読み物」としてアウトプットしていきます。最初からクリエイトされたメディアとして仕上げることを意識しながら作業を進めますので、通常の翻訳にありがちな「ヘッドラインや本文が長すぎる」、「キャッチフレーズにインパクトがない」といった問題もありません。

ネーミングについて

「クリエイティブ翻訳」とは、「作品」に近いかたちで仕上げる翻訳ライティングを通常の翻訳文書と区別するために考えた呼称です。もちろんそれは、いたずらに技巧的な文章を使ったり、勝手な創作を交えた内容に書き換えてしまうということではありません。

「読みやすさ」、「作品としてのクォリティ」を追求するためには、単なる翻訳では不可能であり、そういった意味で、「翻訳ライティング」自体がクリエイティブな営みであるとも言えます。

また、筆者自身のキャリアが、クリエイティブ業界に求められる「翻訳ライティング」に携わるところからスタートしたこともあり、このような手法を「クリエイティブ翻訳」と名づけています。