Ph.No.61
I'm listening.
うん、それで?
ドラマ名:不明
「わたしは聞いている」ということで「それで?」と話し手の次の言葉を促す表現です。英語を話すときも日本人は「あいづち」がヘタだと言われますが(結局、何をしゃべってもヘタと言われる日本人?)、かといって「あーはあー、んーふー」なんて言うのもわざとらしい。それも相手が一言言うごとにあーはー、んーふー、あーはー、んーふー… では芸がないし、まじめに聞いてんの?というようなことになります。 "Really?" "Are you kidding?" "Wow, that's great!" "Then what happened?" "Of course, go ahead. I'm listening." などなど状況に応じて使ってみましょう。
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Ph.No.62
Have we met?
どっかで会いました?
ドラマ名:Imposter
全然知らない人から「いやあ、どうですか、最近、景気のほうは?」などと親しげに話しかけられると誰でも引いてしまいます。あれ?知り合いかな?などと一瞬たじろいだり。とくにそれが得意先の会社近辺の電車の中だったりすると、ヘタに無視するわけにもいきません。そんなときにやんわりと聞いてみるときの表現です。バリエーションとして、Do we know each other? とも言います。
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Ph.No.63
She's a little nuts.
ちょっとイカレている。
映画名:不明
nuts はナッツだけでなく、「ヘンなヤツ」といった意味もあります。積極的に使う必要はありませんが、よく出てくる表現です。日本語もそうですが、正式の場で、「この事実にはすごく"ムカツキ" ました」なんて言うと、その人の品位というものが問題視されます。ドラマや映画などでいろんな表現が出てきますが、使っている人の人間性や状況など、やはりTPOを踏まえて英語表現も覚えていく必要がありますね。
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Ph.No.64
Let's have it your way.
キミのやり方で行こう。
ドラマ名:不明
「じゃ、キミのやり方で行きましょうか」というときの言いまわし。どうも学校時代を思い出すと、it の後に in を入れて in your way にすべきでは?と考えたりしがちですが、不要です。your way で、副詞的な働きをしています。
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Ph.No.65
No big deal.
たいした問題じゃない。(大丈夫だよ。)
映画名:不明
「たいした問題じゃない」という、これもよく出てくる表現です。会議などで誰かが問題提議したときなどに、「いやそれは全然問題ない」とか「これくらい、簡単にできるよ」というときに使います。deal にはもともと「取引」という意味がありますから、「大きな取引ではない」=「たいしたことじゃない」という意味です。
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Ph.No.66
We've heard about your niece. Is she all right?
聞きましたよ。姪御さん大丈夫ですか?
ドラマ名:Murder, She Wrote『ジェシカおばさんの事件簿』
そのまんまです。「姪御さんのこと聞いたけど、大丈夫?」ということで、niece を入れ替えることでカンタンに使える表現です。ちょっと肩に力が入ると、I've heard your niece has fallen from the steps. などと考えてしまいますが、そこはあくまでも話言葉、あまり考えすぎないほうがいい場合もあるということで、そういう意味でピックアップしています。ちなみにこのドラマは日本語では「ジェシカおばさんの事件簿」、どこにでもいそうなおばさんが解決する殺人事件の数々です。
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Ph.No.67
Let them elope.
どこでも行かせてやれ。
映画名:不明
elope は「駆け落ちする」という意味で、Let them elope は愛する二人に駆け落ちさせてやるというのが文字どおりの意味ですが、そんなに深刻に考えなくてもよさそうです。結果的には結婚していっしょになるんでしょうが、人知れず「逃避行」といった暗さはなく、「二人きりにしておいてやる、二人で雲隠れさせてやる」程度。また、elope には単純に「逃げる」という意味もあります。
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Ph.No.68
I don't think I can give you what you want.
とても払えません。
映画名:不明
交渉などで人間強気に出なければならないときがある。そんなときにはきっぱり断ることが大切です。ギャングさんの親玉が相手のようだったので、ショバ代の催促か何かでしょう、「ご要望の額は払えません」という意味です。英語でも婉曲的な言い回しはあり、直接的に I can't pay this much. というよりは、大人の言い方というところでしょう。
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Ph.No.69
I may sound stupid, ...
バカだと思われるかもしれませんが…
ドラマ名:不明
こんなこと聞いたら「この人おバカ?」と思われそうなことを聞く場合の「前振り」です。たとえば、「しゃれこうべ」って「おしゃれな神戸」のこと?なんていう「単純な疑問」を確かめるときに使えます。(しゃれこうべの正解:頭蓋骨)
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Ph.No.70
They are missing the point.
肝心なことを見落としているな。
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
「大事なことを見落としてますな」といった miss the point がキーワードです。「改革、改革」と言いながら、肝心のことは棚上げにして、周辺のどうでもいいことを云々したり、トカゲの尻尾切りをしたり… 今日もそんなことにお忙しい人たちがいて、ツライ状況で苦しい思いをしている一般ピープルがいる、というのが世の中の縮図です。
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Ph.No.71
Why wasn't I told?
なぜ私には言ってくれなかったの?
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
「なぜ(私に)言ってくれなかったのか?」ということですが、Why didn't you told me? などと直接相手に詰めよっているのではなく、受身形になっているところがミソで、当然報告を受けるべき自分が知らされたなかったとか、蚊帳(かや)の外に置かれたといった含みがあります。
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Ph.No.72
I'm just too excited about being a part of it.
いっしょにやらせてもらえるなんて、もう、感激です。
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
just の使い方が興奮度を高めています。「こんなスゴイことに自分が参加できるなんて!」というその分野での「ひよっこさん」たちが好んで使う表現です。最後の it の代わりに具体的に the project、the plan などと置きかえることで応用がきく「カワイイやる気のある部下」を上司にアピールできる表現です。
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Ph.No.73
You've set me up.
騙(だま)したな。
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
set someone up で「人をだます、はめる」という意味になります。その他、You've framed me (up) など frame を使った表現も同じ意味でよく使われます。
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Ph.No.74
I'm not asking you.
これは命令だ。
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
上司などに呼ばれて、何かめんどうなことを頼まれたりします。こちらも難色を示したりして、「いや、でもそんなことをして大丈夫なんでしょうか?」などと意見すると、いきなり I'm not asking you. と言われたりします。つまり、「頼んでいるんじゃない。これは命令だ。」ということで、よく登場するセリフです。
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Ph.No.75
You wanted to see me, sir?
お呼びですか?
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
上司に呼ばれて「お呼びですか?」といった場合に使う決まり文句です。「呼ぶ」をそのまま訳すと call になりますが、実際は、社長室などから「おーい、○○くん」などと呼ぶのではなく、秘書か何かを通して「○○に部屋に来るように言ってくれ」などとなるわけで Did you call me? とは言いません。言うと「電話いただきました?」の意味になります。
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Ph.No.76
She is on maternity leave.
彼女は産休です。
ドラマ名:X-Files『X ファイル』
「産休を取っています」というときの表現。maternity leave は「産休」、男性が取る場合は paternity leave 。ちなみに「病欠」は sick leave。X-File のスカリー捜査官がどういうわけか(それなりのわけはありますが)「お目出た」になってしまい、「エイリアン」の子供が生まれるんじゃないかという怖い話になっていきますが、果たしてその結末は?気になる方はビデオシリーズをご覧ください。
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Ph.No.77
How can I phrase it?
どう言ったらいいのかしら…
ドラマ名:The Musketeers『マスケティアーズ/三銃士』
どう言ったらいいのか、どう表現したらいいのか、というときの表現です。ピッタリくる言葉が見つからないときなどに使えます。ストーリーはご存知『三銃士』のドラマ化です。
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Ph.No.78
Never have been better.
絶好調だよ!
ドラマ名:The Triangle『バミューダ・トライアングル』
「調子はどう?」と聞かれて「こんなに良いのははじめてだ」といった大げさに答えるときの表現です。これもよく登場する表現です。こういう答え方をする人は文字通り「調子の良い」人が多いのですが。ストーリーのほうは、世界の七不思議のひとつとされるバミューダ海域のお話で、ちょっと不気味な怖い話です。真剣に見るとかなり涼しくなります。
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Ph.No.79
He's been acting strangely.
彼は最近ヘンだ。
映画名:不明
act strangely で「様子がおかしい」という意味になり、いろんなドラマなどにもよく登場する言いまわしです。何か悩んでいるのではないかとか、何か隠し事をしているのではないかと思われるようなときに使います。
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Ph.No.80
I'm not a water person.
水は苦手なんだ。
映画名:The Shipping News『シッピング・ニュース』
小さい頃父親に水に投げこまれ、「泳げ!泳げ!」と無理やり犬かき (dog paddle) を覚えさせられようとして結局習得できなかった主人公のトラウマともなっている「水」。「水は苦手なんです」という意味で使われていました。ケルト文化のような雰囲気のする不思議な映画で、キリスト教の感覚をもった他の作品とは、また一味違うものがあります。「水」以外の単語と person を組み合わせることで応用がきく表現です。
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