映画・ドラマの英語表現 No. 9
Seems odd to be here again.ここにまた来るなんて、妙な感じだよ。亡くなった継母の兄と言われる人が家に訪ねて来たときに言うセリフで、ここにまた来るなんて… 妙な気分だとか落ち着かないという意味です。ちなみにミス・マープルはかの有名なアガサ・クリスティーの作品で、「この年になると他にドキドキすることもないんでね」とか言いながら、品のいいおばあちゃんがパズルを解くように事件を解決します。この人はボケることはないでしょう。 |
You've lost her?見失ったのか?殺し屋と思われる女性を尾行していたら… 「見失ったのか?」ということで、尾行やカメラ、盗聴などをしている相手に逃げられたときなどに使います。追いかけている人を主語にして、相手を「失う」という文章構造になるわけです。もちろん、見失った人が言う場合は |
This doesn't work that way.そういうわけにはいかないわ。悪事の共同プロジェクトで相手に条件を出され、殺し屋のおねえさんが「そういうわけには行かない」ときっぱり否定、こちらの条件を飲ませるときに使ったセリフです。直訳すれば「これはそういうふうには機能しない、そういうしくみじゃない」ということで、実にシンプルな言い回しです。 |
I'm not sure if I share your optimism.まったくお気楽なヤツだな。「大丈夫、なんとかなるさ」などと楽観的な相手に対して「その楽観主義には賛成できない」、つまり「まったくお気楽なヤツだな」というわけです。バリエーションとして、 |
It's going to be a smash!これは大ウケしますよ。ここの |
They are falling into one piece.だんだんつながってきたぞ。捜査を進めていくうちに、いろんな要素がつながって1つになってきた(全体像が見えてきた)ということです。逆に、謎の部分があって全体が見えないような場合に、パズルのピースにたとえて |
Let women have the upper hands.女はおだてるに限る。 |
Someone is in great hurry.誰かさん、大忙しね。 |
I'll do my best. -- I'll expect nothing less.ベストを尽くすよ。――当然でしょ。「精一杯やります」というセリフに対して「それ以下は期待しない」、つまり「そんなのあたり前じゃないか」といった皮肉を込めた言い方。これもよく出てきます。このドラマでは、思わず「くすっ」としてしまうシニカルな言い回しが楽しめます。 |
If you can't carry out my order, I'll find someone who can.あなたにできなきゃできる人を探すだけ。文句を言ったり難色を示す部下に対して、「もしあなたができないなら、できる誰かを見つける(採用する)」という上司のセリフの定型パターン。「人材は他にもたくさんいる、イヤならいいんだよ」ということですが、こう言われるとおとなしくやるよりは他にないようですね。他のドラマでも類似パターンがよく登場します。 |
I don't need your charity.同情は無用だ。状況によっていろんな訳し方があります。文字どおり「オマエの施しは受けねえ!」といった意味から、ゲームなどでは、「手加減してくれるな」とか「わざと勝たせようなんてするな」といった意味でもよく使われます。窮地に立たされた者にもプライドがあるというわけで、日本人は外国人にはやさしいのか、つい親切にしすぎることもあるので気をつけたいものです。 |
Duty calls.仕事だ。これもよく使われる決まり文句です。仕事以外の(たいていは楽しい)ことをやっている途中に、仕事に戻らなければならないときなどや、逆に、あまり続けたくない会話などをしているときなどに、ちらっとスマホのメールなどをチェックして「お、仕事だ(戻らなきゃ)」と言う場合などに使えます。 |
Why did you keep it from me?なぜ私に言わなかったの? |
I had my reasons.私には私なりの理由があった。これもシンプルですが、シンプルすぎてかえって新鮮に感じる表現です。しかし考えてみれば、「理由」などというものは、万人に共通だとはかぎらないので、たとえそれが、すべての人に理解されなくても、その人なりの理由があるわけで、そんな理由を述べるときに使います。 |
It's an ancient story.大昔の話さ。たかだか10年か20年ほど前の話だと思いますが、「大昔」の話だというわけで、これもよく見かける表現です。持ち出されたくない過去の話などが出たときにさり気なく使うことができます。 |
More than you know.キミが思っている以上にね。 |
Is that a yes?つまり「イエス」ってことだね。相手の発言や間接的な答えを受けて、「じゃあオーケーということでいいね」と確認するときのシンプルな表現。 |
This is so low.あまりにも汚いよ。「汚い」と言っても、不潔だということではなく、やり方などが「卑劣」という意味です。 |
Why don't we take a walk?ちょっと歩こう。実際に「散歩をしよう」というお誘いよりも、いっしょに歩きながら話をするということで、それもとりとめのないおしゃべりではなく、仕事上の大事なことなどを(人に聞かれずに)一対一で話をしようというときに使います。もちろん、じっくりと話をするのではなく、手身近に報告をしたりする場合にかぎられます。 |
I wish I could say the same.こっちも同じだと言えたらいいがね。これは、嫌いな相手に |