Last update March 18, 2022
ここでは、子音
/b/、/p/ の音をマスターしましょう。
子音の音だけではわかりにくいため、発音サンプルは母音を含んだ音になっています。イラストは目安です。
(3) /p/、/b/ の発音―唇をぎゅっと結んでから「ぱっ」と離して出す音
(pea)
(bee)
(Sound source: https://www.excite.co.jp/dictionary/)
上の表を見ていただくとよくわかりますが、2つともほとんど同じですね。違うのは
有声音か無声音かということだけです。上下の唇をくっつけ合わせることで一瞬息(空気)の流れを止め、次の瞬間に放すことで発生する音です。「声」を出さない
/p/ と、その音に「声」を付け加えた
/b/ の音は同じ原理で出される音です。
使う器官:唇。
唇の形:最初はイラストのように唇をぎゅっと結んだ形になる。
声帯:/p/ の音は無声音なので声帯は振動しないが、
/b/ は振動する。また、
/p/ であっても、後に続く母音を発音するときには声帯が振動する。
Let's 発音!
①上下の唇をぎゅっとくっつけます(このとき一瞬息の流れが止まっています)。
②声を出さすに、息を吐くと同時に、そのままぱっと放します。
注:このときは一切声を出さず、息の音だけになるよう注意してください。「ぱっ」とか「ぷっ」などと聞こえる場合は知らないうちに声が出ています。
③唇同士がぶつかって小さな「プッ」といった自然な音が出ていますか(「う」の母音は含みません)?これが無声音 /p/ の音です。
④もう一度唇をぎゅっとくっつけます(このとき一瞬息の流れが止まっています)。
⑤今度は、声を出しながら、息を吐くと同時に唇をぱっと放します。
⑥「ブッ」といった自然な音が聞こえます(「う」の母音は含みません)。これが有声音 /b/ の発音です。
日本語との違い
他のページでも述べましたが、日本語には母音がもれなくついてきますが、英語の場合は、純粋に
/p/ だけの音、
/b/ だけの音になります。