東大寺 英語用語集 (2)
ふりがな |
日本語 |
英語 |
説明 |
た行
|
だいじょうぶっきょう |
大乗仏教 |
Mahayana Buddhism |
中国・日本・チベットなどに伝わった仏教の流れで、菩薩の修行、他者救済の重視、在家信仰の承認などが特徴。 |
だいぶつでん |
大仏殿 |
the Great Buddha Hall; Hall of the Great Buddha |
|
だいほうこうぶつけごんきょう |
大方広仏華厳経 |
buddha-avatamsaka-nama-mahavaipulya-sutra |
華厳経の正式名。 |
たもんてん |
多聞天 |
Vaishravana (Great Hearer) |
毘沙門天とも言い、仏法を守護する四天王の一人で北の方角を守護する。 |
ちゅうぞう |
鋳造 |
casting; cast(動詞) |
|
てんねんとう |
天然痘 |
small pox |
|
な行
|
|
なんだいもん |
南大門 |
the Great South Gate |
|
にょいほうじゅ |
如意宝珠 |
Cintamani; all-wish-fulfiling gem (jewel) |
チンターマニ。サンスクリット語でチンター (cinta) とは「思考」、マニ (mani) は「珠」をさす言葉で、「意のままに願いをかなえる宝」という意味。 |
にょいりんかんのん |
如意輪観音 |
Cintamanicakra |
「如意輪」とは「如意宝珠」と「輪(法輪)」の意味。「如意宝珠」とは「すべての願いをかなえる宝の珠(たま)」ということで、「輪(法輪)」とは「チャクラ」ともいい、古代インドの武器であった「チャクラム」に由来するもので、煩悩を破壊するという仏法の象徴。 |
は行
|
はいぶつきしゃく |
廃仏毀釈 |
the Movement to Abandon Buddhism |
仏教寺院、仏像などを破毀し、出家者や寺院が受けていた特権を廃止しようとする運動。 |
はけん |
覇権 |
supremacy; hegemony; dominance |
覇者としての権力、他に勝って得た権力。 |
びんずる |
賓頭盧 |
Pindola Bharadvaja |
釈尊の弟子の一人で「獅子吼(ししく)第一」とされる。優れた神通を持っていたが、使いすぎて釈尊の叱責を受けたというエピソードがある。日本ではなでると病気にならないとかいう言い伝えがある。 |
ぶっだばどら |
ブッダバドラ(仏駄跋陀羅) |
Buddhabhadra |
東晋の中国で活動した北インド出身の僧で、経典の翻訳を行った。 |
や行
|
よがんいん |
与願印 |
Varada Mudra |
仏像の印相の1つで、手を下げて手の平を前に向ける。坐像では手の平を上に向ける場合もあるが、その場合も指先を下げるように傾けて相手に手の平が見えるようにする。ものを与えるしぐさを意味する。 |
ら行
|
らはつ |
螺髪 |
snail-shaped hair knots; tightly-curled hair knots |
仏像に見られる丸く巻いた髪の毛のこと。 |
るしゃなだいぶつぞうけんのみことのり |
盧舎那大仏造顕の詔 |
the Imperial Edict to Construct a Great Statue of Vairochana Buddha |
743年、聖武天皇によって出された大仏と大仏殿の造営を行うことを命じた文書。 |
るしゃなぶつ |
盧舎那仏 |
Vairochana Buddha |
大乗仏教における仏の表現のひとつで、「遍(あまね)く照らす」といった意味がある。華厳経に詳しく説かれている。 |
ろくじゅうけごん |
六十華厳 |
the 60 fascicles of the Avatamsaka sutra |
仏駄跋陀羅が翻訳した六十巻からなる華厳経典。 |
ろざのだいぶつ |
露座の大仏 |
a Buddha (statue) sitting in a roofless house |
安置されていた大仏殿が破壊されたことにより、雨露にさらされるようになった大仏像の様子を表す。 |
わ行
|
わきじ |
脇侍 |
acolytes or attending Bodhisattva images |
本尊である如来仏の左右に控えている菩薩像。脇士(きょうじ)ともいう。 |
前ページ