Question Mark ? 疑問符 (2)
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3. 疑問文でない場合でも、内容が「疑問文」であれば「疑問符」をつける。
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日本語でも同じですが、「え、宿題忘れた?」「実は、ウチのイヌが食べちゃったんです。」「イヌが食べた?」と文の最初に Do や Does などが無くても、明らかに聞いたり、聞き返したりしている場合は「疑問符」をつけます。
“Forgot your homework?”
“My dog ate it!”
“The dog ate it?”
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4. 「引用符」(“”)がある場合のルール。
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「ピリオド」のページでも述べましたが、「引用符」といっしょに使用する場合は、「疑問符」は引用符の中に入れるのかどうかという問題があります。
これはピリオドのように、単純にアメリカ式、イギリス式ということで済ませてしまうこともできないようです。つまり、厳密に言うと「疑問」にしている点が引用する部分に含まれるのかということを考える必要があります。実際の例を見てみましょう。
a) He asked, “Did you see the man?”
b) Did he say, “We have found him”?
c) Did he asked, “Did you see the man?”
d) “Did you see the man?” he asked.
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a) では、「『君はその男を見たのか?』と彼は質問した」ということになり、引用符内の文章自体が疑問なので、疑問符は引用符の中に入ります。次に、b) になると、「私たちは彼を見つけた」という引用符で囲まれた部分は疑問文ではなく、全体の文章が疑問文ですから、疑問符は引用符の外に出るのが正しい表現となります。
では、c) はどうかと言うと、「彼は『君はその男を見たのか?』と質問したのか?」ということになり、二重の疑問文という構造になっています。この場合は、Did he asked, “Did you see the man?”? というふうに律儀に疑問符を重ねる必要はなく、疑問符は1つだけで、引用符の中に入れてしまうのが普通です。
また、d) に見られるように、引用符の文章が先に来た場合、通常はコンマが必要ですが、疑問符や感嘆符で引用文が終わる場合、コンマは必要ありません。
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