現在地→ | 英語雑貨屋トップ | 英語用語集 | 英語独学室 | 英語資料室/英文メール・レターの書き方 | 英語なんてタコ |

             

Last update July 3, 2019

ていねいな言い方とくだけた言い方 (Formal vs Informal) (1)

日本語のような敬語や謙譲語はありませんが、英語にも「ていねいな言い方」と「くだけた言い方」があり、相手や状況に応じて言い方を使い分けることも大切です。しかし、とかく誤解を与えない正しい英文を作るのが精一杯で、とてもスタイルの違いまで気を配っていられませんね。あるいは、気を配りたいが、ていねいとくだけた言い方の違いがわからないので知らず知らず2つの文体が混在してしまって、相手を困惑させているということもあるかもしれません。

ここでは、そんな言い方の違いについて見てみましょう。ビジネスの相手であっても、ファーストネームベースでやりとりしている相手に対しては、打ち解けてくれば「くだけた言い方」を少し取り入れると親しみを表すことができます。しかし、何かを依頼するときや苦情やお詫びをする場合などは「ていねいな言い方」をベースにしたほうがよいでしょう。また、初めてメールを送る相手には「ていねいな言い方」をしたほうが無難だと思われます。

以下、日本語の場合もだいたい同じだと思いますが、フォーマルな場合、インフォーマルな場合をまとめてみました。

Formal Informal
 ビジネスで初めて連絡する場合
 仕事の取引先とやりとりする場合(相手によっては、打ち解けてくればややインフォーマルになってもかまわない)
 求人に応募する場合(履歴書を送る場合)
 行政や組織などに問い合わせをする場合
 職場の上司や同僚(ただし、少しインフォーマルになってもかまわない)
 遠い親戚や個人的な知り合い(少しインフォーマルになってもかまわない)
 会ったことのない相手やよく知らない相手に連絡する場合
 結婚式などに招待連絡する場合
 辞表を書く場合
 苦情を言う場合
 友人とやりとりする場合
 家族とやりとりする場合
 親しくしている親戚とやりとりする場合(ただし、年上の相手には少しフォーマルにする)
 仲の良い同僚





表現の違いについて

最初に、英語で言うところの FormalInformal なスタイルにはどんな違いがあるのか、その傾向を簡単にまとめてみました。

Forma Informal
 より客観的
 スラングや口語的表現は避ける
 I'm、can't、don't などの短縮形は避ける(代わりに I am、cannot、do not を使う)
 TV、photo などの省略語は避ける
 文章構造が複雑になる傾向がある
 Informal よりも受動態を使う頻度が多い
 ラテン語源の単語をよく使う (perform, attain, achieve, purchase, etc.)
 命令文は避け、Please ... で表現する
 よりパーソナル
 スラングや口語的表現が使える
 I'm、can't、don't などの短縮形が使える
 TV、photo などの省略語が使える
 文章構造がより単純
 能動態での表現が主流
 英語本来の単語をよく使う (do, get, take, buy, etc.)
 命令文が使える

次に、使用する語彙(単語)の違いの例をいくつか挙げておきます。

Formal Informal
numerous, many a lot of (lots of)
approximately about
carry out, perform, undertake, etc. do
sufficient enough
discover find out
difficult hard
maintain keep up

また、インフォーマルとフォーマルの違いについては、「英文ライティングのヒント」の「Informal vs Formal―その違いとは?」でも詳しく説明していますので、参考にしてください。


それでは、実際の使用例をもとに「ていねいな言い方」と「くだけた言い方」の違いを見てみましょう。

次ページへ