Last update December 27, 2020



より広くより深く
「英語雑貨屋アカデミア」ポータル

管理人 このポータルでは、英語の特定の分野を掘り下げたい、もっと深く入ってみたい、あるいは、「英語はなぜこうなんだ?」といった探求心(探究心)旺盛な人のために作られたコンテンツを主に紹介しています。

内容的にもやや専門的で深くなりますので、日常英会話ができればいいとか、なんとなく英語をかじりたい、深い話には興味はないという方には、やや退屈かもしれません。このサイトには、軽いタッチのコンテンツもたくさんありますので、トップページに戻り、自分の求めているものにより近いポータルをご覧ください。

さて、英語をはじめ「言語」とはコミュニケーションの「道具」です。しかし、その「道具」に磨きをかけ使いこなすには、「道具」を知りつくすことが必要です。「道具」についての深い知識がなければ、使いこなすどころか逆に「道具」に使われ、振り回されることになります。

たとえば、その「道具」を知りつくしていることで、それを使ってどんなことができるかという用途を広げることもできますし、これまでにはなかった新しい使い方を考案することも可能です。だから、同じことをやるにしても、「道具」についての深い知識があるかないかの違いは歴然と出てくると思うのです。

このポータルでは、そういった「英語を知りつくす」ためのコンテンツを取り上げて紹介しています。






 
 
英語の歴史 英語はどこから来たのか?どのようにして発展してきたのか?そこにはどんな社会背景があったのか?「英語の歴史」を知ることで、なぜ英語の語順は決まっているのか、スペルと発音が一致しないのかといった疑問への答えが見つかります。なぜこうなったのかを理解すれば、ただ単に英語の構文や単語のスペルを丸ごと覚えるという退屈な単純作業が、わくわくする発見の楽しさへと変わるのです。


 
 
世界の英語 英語を使ってのコミュニケーションに不自由しなくなれば、次の段階として、「世界の英語」という広い視野を持ってみましょう。というのも、日本における英語教育はアメリカ英語ですが、これからつき合っていく英語圏の人はアメリカ人とは限らないからです。同じ北米にあるカナダの英語もアメリカ英語よりもイギリス英語に近いのです。また、ヨーロッパ人はアメリカ英語に対して良いイメージを持っていないこともありますし、オーストラリア英語などのように、独特のアクセントで聴き取れないこともあるかもしれません。私自身もそんな体験を通じて、「脱アメリカ英語」を実現し、いろんな英語を研究することで、今ではオーストラリア英語やニュージーランド英語、スコットランド英語なども聴き取りやすくなりました。それぞれの英語には、それぞれの音色があり、それがまた魅力だとも言えます。


 
 
英語の発音 「あ」の口で「え」と言うとか、「舌先」を上下の歯にはさむようにして発音するなど、体で覚える発音もいいのですが、世界の英語の発音に対応しようとすれば、音の出方を理屈で覚える必要がでてきます。たとえば、母音であれば、唇の丸まり方、口の開け方の大きさ、舌の位置で微妙に音色が変わるわけです。唇、口、舌という調音器官を使って、いろんな音を生成しているというしくみを押さえておけば、「だいたいこれくらいの口の開け方で、唇の丸まりはこうで、舌の位置はこれくらい」という「さじ加減」がつかめるようになります。世界の英語の違いもほとんどが母音の聞こえ方の差なので、「さじ加減」を働かせることで聴き取りにも慣れてくるはずです。


 
 
英語のことわざ 同じ人間として万国共通の発想もありますが、日本語と英語もしくは東洋と西洋で異なる考え方や発想があります。それがいちばんよく表れるのはイディオムやことわざです。たとえば、英語のことわざにも動物は登場しますが、日本語とくらべてどういう動物がどのような引き合いに出されているかを比較するのもおもしろいかもしれません。日本のことわざを英語でどう表現すればいいかというコーナーと、英語本来のことわざを集めたコーナーとの2本立てになっています。


 
 
英語のイディオム たとえば dress up は「服装をアップする」→「正装する」という意味が推測できます。じゃあ dress down はというともちろん「服装をダウン」→「カジュアルな恰好をする」という意味もありますが、よく使われるのが「ひどく叱られる」という意味で、これはちょっと推測できません。脈絡からも微妙な場合があり、「普段着」と訳してしまえば誤訳になります。また、elephant in the room という表現も、実際に「部屋に象がいる」わけではありません。こういった「たとえ」や「比ゆ」にも英語ならではのクセがあるわけです。


 
 
英語擬態語・擬声語辞典 日本語ほど擬態語や擬音語・擬声語(オノマトペ)が豊かな言語はありません。それに対して、英語には擬音語や擬声語もあるものの、その数は圧倒的に少ないのが特徴です。よって豊かな日本語の擬声語・擬音語 (phonomime) や擬態語 (phenomime) を英語で表すには、動詞や形容詞。副詞を使って表現することになります。このコーナーでは、そういった表現例をまとめています。


 
 
 
英語の接頭辞英語の接尾辞 アカデミックな英語の資料などを読みこなすには、英語本来(ゲルマン語源)の単語だけでなく、むしろ専門的な用語に使われることが多いラテン語(フランス語)由来の英単語の知識が必要になります。そして、そういった単語を理解し使いこなすには、その単語を構成している接頭辞や接尾辞の意味を知ることです。また、単語の正確な意味がわからなくても、ある程度推測することもできるようになります。たとえて言うなら、接頭辞や接尾辞は、漢字の偏(へん、左側)や旁(つくり、字の右側)に似ています。その意味を理解することで、全体の単語がどういう意味を持つかがわかるからです。