日本では仲の悪いのは犬とサル。英語圏では犬とネコ?ことわざや格言には文化がいっぱい。同じ人間として共通の発想や考え方もあるけれど、それぞれの文化に基づいた独特のパターンもあるかも。そんなことわざ・格言の世界をのぞいてみましょう。





Last update March 18, 2021



英語の格言・ことわざ集

ことわざ・格言には文化がある!

日本語のことわざには英語から取り入れられているものもありますが、基本的に「ことわざ・格言」というものは、個々の文化や歴史のなかで培(つちか)われてきたものであり、そこに発想と表現の独自性や面白さがあります。

つまり、日英全く同じというものは存在しないと言えるでしょう。あくまでも、文化は違えど同じ人類として、近いものがあるということです。

というわけで、英語から入ってきたものを除いて、「この日本語のことわざは英語でこうだ!」という A = B 式の言い方はないという認識をしてください。

「英語」を学校の「科目」ととらえることから、とかく「これを英語で何と言うのか?」という「確定式」の答えを求めがちですが、答えはひとつではありません。ネットで調べたりして出てくる英語訳はあくまでも誰かが訳したものなので、必ずしも、英語圏でそれが定着しているとは限りません。このコーナーでも、そういう訳例のひとつとしての英語表現をつけています。

また、英語から借入されたことわざであっても、辞書にそう記載されているからといって、一字一句そのまま使わなければ正しくないということではありません。英語のイディオムもそうですが、そのまま使うのは「芸がない」ということにもなり、多少アレンジしたり言葉を置き換えて使うほうがスマートだという考え方があります。英文ライティングなどではとくにその傾向があります。





日本のことわざ・格言を英語で表現する

文化や考え方が異なるといえども、そこは同じ人間同士。英語圏の人も日本人も似たような発想をすることも少なくありません。この日本語のことわざに近い英語のことわざは何か、あるいはどう表現できるかをまとめています。

英語本来のことわざ・格言を探す

英語にはあって日本語にないことわざもあります。英語のことわざで、こんな意味のものがないかな?というときに便利なキーワードから探せる英語の格言集です。


参考資料