言いたいことを短い「キャッチフレーズ」感覚で表現してみようという「最大5ワードで話すタコ式英会話」のコーナーです。



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Last update January 2, 2019
 Case S009   お久しぶりですね。お元気でしたか?会えてよかったです。

Long time no see.
How have you been?
Nice seeing you.
(Nice to see you.)

ング・イム・ウ・スィー。ウ・ハヴ・ユー・ン? イス・スィーイング・ユー。(イス・トゥー・スィー・ユー。)
(赤字の部分は強く読みます。矢印は語尾の上げ下げを表しています。)

 Listen!  
(発音サンプル:読み上げソフトを利用したものです。)

 Words 

赤字の部分は単語のアクセント(強勢)のある箇所です。
英単語 発音の目安 意味
long ング 長い
time イム 時間
no ~ない、いいえ。否定を表す
see スィ 会う、見る
how どのように
have been ヴ・ビン これまで~の状態だった
nice イス 良い、素敵な
seeing スィーイング 会うこと。see (会う)の進行形
to トゥー ~できて。to see 会えて
you ユー あなた、あなたたち





 解説 

上の音声を聞きながら、強弱やイントネーションをまねて発音しましょう。読み上げソフトを利用したものなので、どことなく機械的な読み方になっていますが、そこは、たっぷりと感情や臨場感を込めて発音してみてください。

久しぶりに会った相手に対して使える表現です。最初の Long time no see. は「長い時間会うことがなかった」ということで、「久しぶり」というときの決まり文句です。このまま覚えましょう。No の発音は「ノー」と伸ばすのではなく、母二人「おう」の発音になります。また、See は、スイスイS の「スィー」になります。シーシーS の「シー」にならないよう注意しましょう。

また、Case S008How are you? が「お元気ですか?」と現在の様子をたずねるのに対して、ここの How have you been? は「(最後に会ったときから今まで)ずっとお元気でしたか?」ということになります。久しぶりに会った人に対して、How are you? で済ませても全然問題はないのですが、How have you been? を使うことで「いろんなことがあったと思うが…」という気持ちが入るのは、日本語も同じですね。

イントネーションですが、How have you been? の疑問文の語尾は下げます。英語の場合、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どのように」「なぜ」といった単語で始まる疑問文の語尾は上げません。また、この have you been の3つの単語を読むタイミングは速くなりますので、「ハヴ・ユー・ビン」などと区切って発音するのではなく、「ハヴュービン」といった感じで発音できるよう練習してみてください。

「会えてよかった」の部分ですが、2つ同じような例文を挙げています。どちらかと言うと、Nice seeing you. のほうは「今日はほんとに会えてよかった」という別れ際などに使うのに対して、Nice to see you. は「会いたかったよ」のような感じで、会ってすぐに使うことができます。

言葉がわかるわからないに関わらず、ジェスチャーは言葉を助けます。ジェスチャーを活用しながら、あくまでも相手に通じることをめざしましょう。


 発音レベルアップ 

ちょっとした発音のポイントを押さえるだけで、ぐんと英語らしくなります。それぞれの発音のポイントの説明は「発音なんてタコ」のコーナーをご覧ください。

ベロタッチ 「ロング」の「ロ」がこの発音になります。
母二人「おう」 「タイム」の「タイ」、「ナイス」の「ナイ」が母二人「あい」、「ノウ」が母二人「おう」、「ハウ」が母二人「あう」の音になります(母二人「おう」のページをご覧ください)。
スイスイS 「スィー」、「スィーイング」の「スィ」、「ナイス」の「ス」がこの音の息だけパターンになります。
口噛み 「ハヴ」の「ヴ」がこの音の声出しパターンです。

 「ロング」、「スィーイング」の「グ」も、日本語の「グ」 (gu) にならないよう、[ g ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [g]、[k] の発音のしかたを参照ください。
 「タイム」の「ム」も、日本語の「ム」 (mu) にならないよう、[ m ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [m] の発音のしかたを参照ください。
 同じく、「ハヴ・ビン」の「ヴ」も日本語の「ヴ」 (vu) ではなく、「口噛み」の [ v ] の音だけを出すようにします。
 同様に、「ナイス」の「ス」も日本語の「ス」 (su) ではなく、「スイスイS」の [ s ] の音だけを出すようにしましょう。