英語から日本語になったカタカナ言葉はいろいろありますが、逆に日本語から英語になった言葉はあるの?そんな日本をルーツとする単語を集めています。



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Last update January 3, 2019
ヒジヤン:抜き足、差し足、忍び足… そろそろそろそろ…
タコ:あ?どうしたんスか、ヒジヤンさん、そんなモノ被って。え?まさか、銀行強盗なんてやるつもりじゃないっスよね。ダメですよ、早まっちゃあ。
ヒジヤン:何を申す、拙者、隠密(おんみつ)の者じゃ。
タコ:え?餡蜜(あんみつ)っスか?
ヒジヤン:むむっ!無礼者!★手裏剣(しゅりけん)シュッシュシュシュ…★
タコ:大丈夫っスか、ヒジヤンさん。危ないっスから、★なもの投げられちゃ。
ヒジヤン:伊賀流「鎌ヌンチャクの術」。
タコ:うわ、今度は鎌っスか?
ヒジヤン:おぬし、ここまで言ってわからぬか。
タコ:えーと、ということで、今日の英語になった日本語は「餡蜜」(?)です…
ヒジヤン:むむ?

 JPE007  Ninja



タコ:あー、びっくりした。そーか、今日の言葉は「忍者」ですね。ふう。
ヒジヤン:タコどの、おぬしもなかなかにぶいヤツじゃのう。
タコ:すいません、海の出身なもんで。
ヒジヤン:外国人に人気のある日本人の職業ナンバーワンらしいよ。アメリカ人の5人に1人は忍者になりたくて日本に来るとか。
タコ:ええーっ?そうなんスか?

モモコ:ウソです。そんなデータは見たことありません。
ヒジヤン:てへ、バレたか。
タコ:もう、ヒドイっスよ、ヒジヤンさん。モモコ先生、さっそく説明お願いします。

モモコ:英語の辞書によると、ninja
a person trained in ancient Japanese martial arts and employed especially for espionage and assassinations
つまり「伝統的な日本の武芸を修めた人間で、特にスパイ活動や暗殺などのために雇われる」
ということよ。語源として
日本語の nin, to endure + ja, person、「忍(耐える)」と「者(人)」が合わさってできた言葉である
と説明しています。
タコ:「忍者」って我慢する人なんスね。
ヒジヤン:やっぱり、ボクには向いていないようだな。
モモコ:ところで、アメリカに Ninja Burger (「ニンジャ・バーガー」)ってのがあるらしいわ。なんでも、カンフーチョップで肉をこねるらしいわよ。
ヒジヤン:汗まみれで旨くなさそうだな。遠慮しとくよ。
モモコ:でね、配達もしてくれて、日本のフランチャイズもあるらしいんだけど、場所を調べようとしたら、秘密だから教えられないんだって。ちなみに、キャッチフレーズが
Guaranteed delivery in 30 minutes or less, or we will commit Seppuku
つまり、「30分以内のお届け。もし遅れた場合は切腹します」
ということらしいの。
タコ:ええっ?それってスゴイ覚悟っスよね!
ヒジヤン:でもさあ、遅れて届いたハンバーガー食いながら、切腹見んの?なんか、やっぱり、おいしくないよな。
タコ:ねえ、ヒジヤンさん、モモコ先生、さっそくそこに注文してみましょうよ。
モモコ:ふふ。残念ながら、それは「バーチャル・ハンバーガー屋さん」なの。注文しても何も来ないわよ。単なる遊びなんだから。
タコ:ええ?アメリカ人ってウソつきなんっスかー。
ヒジヤン:そだそだ、食い物のことでウソつくのは許せないな。
モモコ:ふふ。

(Originally posted in 2006)