文法英語用語集

Grammar Terms

名詞や動詞なら言えるけど、仮定法や先行詞なんていう語になるとちょっと苦しいですね。日常会話で、実際、品詞の名前などを挙げて会話をすることは少ないかもしれませんが、プルーフリーディングをしてもらった内容について議論する(?)などという場合には必要です。英語から逆引きはここをクリック→ English List


Last update October 21, 2023



 か行 ―| か―き | く―こ |

日本語 英語 説明
 く   To Top
a phrase 文章中で1つの単位として扱われる2つ以上の単語を合わせたもの。
具格ぐかく an instrumental case 何かを獲得・達成するための手段を意味する。あるいは、そういった手段となる名詞の語形。たとえば、ラテン語の stylus (ペン:主格) の具格は stylo(ペンを用いて)。
具体名詞ぐたいめいし a concrete noun 抽象名詞の対として用いられる用語で、五感で感じることができるものを表す。
屈折くっせつ inflection; inflexion 時制、人称、数、による語形の変化で、動詞の変化を意味する活用と名詞の変化を表すディクレンションがある。
屈折語くっせつご an inflecting (fusional) language 屈折を特徴として持つ言語で、基本的にインド・ヨーロッパ言語がこの屈折語である。
句読点くとうてん a punctuation 説明参照
 け   To Top
繋辞動詞けいじどうし a linking verb; a copula 主語と述語をつなぐ動詞のこと。単に copula といった場合は動詞以外の品詞も含まれる。コピュラとも。
形態素けいたいそ a morpheme それ以上分解すると意味をなさなくなるという言語要素の最小の単位。
形態論けいたいろん morphology 活用、派生、複合など、語の構造についての識別、分析などの研究。
形容詞 an adjective
形容詞句 an adjectival (adjective) phrase red rose などのように、形容詞で始まる
形容詞節けいようしせつ an adjective clause I wondered why she doesn't understand.などの下線の部分のように、関係代名詞もしくは関係副詞を含む従属節
欠格けっかく an abessive case 「~無しで」という欠けている関係を表す。あるいは、欠けているものを表す名詞の格。
結合価けつごうか valence; valency 述語(メインとなる動詞)が取るの数のこと。たとえば、She is beautiful. であれば動詞 is の結合価は beautiful の1つであり、I saw him sleeping. であれば動詞 saw の結合価は himsleeping の2つである。
現在進行形げんざいしんこうけい present continuous; present progressive be 動詞と現在分詞を組み合わせて「継続する現在」、「進行中の現在」を表す。
現在分詞げんざいぶんし a present participle a running carrunning のように動詞に ing をつけて形容詞的な意味を持たせた動詞の形。
懸垂分詞けんすいぶんし dangling modifier (participle) たとえば、Raised in an island, it is natural to miss the smell of the sea. といった文章の下線の部分。コンマの前と後の部分の主語(実際には省かれることが多い)が一致していないまま、表現されているものをいう。
限定詞げんていし determiner 名詞や名詞句を修飾する語。形容詞がその様態や特徴などを表現するのに対して、名詞や名詞句の数量、指示対象、所属といった情報を持たせる役割をする。
限定詞句げんていしく determiner phrase 限定詞で始まる、
 こ   To Top
語彙素ごいそ a lexeme 動詞の go, goes, went, gone, going など、1つの語がさまざまに変化した形をすべてひっくるめて1つのセットにした単位。
語彙目録ごいもくろく lexicon 言語の語彙、つまり語彙素の目録。
語彙論ごいろん lexicology 言語の語彙(その意味、性質、語彙間の関係など)の研究。
こう argument 述語の意味を完成させるために必要な要素のことで、たとえば She is beautiful. という文章では、beautifulI saw him sleeping. であれば himsleeping がそれにあたる。
向格こうかく an allative case 場所的なのひとつで、着点をあらわす。
膠着語こうちゃくご an agglutinative language 単語に接頭辞や接尾辞のような形態素をくっ付けることで表現する特徴を持つ言語で、日本語もこれに該当する。
呼格こかく a vocative case 「~よ!」など呼びかける相手を表す。あるいは、呼びかける相手を表す名詞の語形。
語源(学)ごげん(がく) etymology 言葉の語源(由来)を調べること。
語形変化ごけいへんか inflection 屈折参照。
語幹ごかん (word) stem 単語から変化する語尾を取り除いた部分。英語で言えば、armchairs の語幹は armchair- である。さらに、armchairarm--chair という2つの語根から構成される。
語根ごこん root (word) 1つの単語からあらゆる接辞を取り除いて残った最小単位のこと。英語の conformitycon(接頭辞) + form + ity (接尾辞)という構成になるため、語根は form である。
語尾音消失ごびおんしょうしつ apocope 語の最後にくる音の脱落のこと。
コピュラ 繋辞動詞
固有名詞 a proper noun 普通名詞の反対語で、人名や地名、建物、月・曜日など、特定のものを指す名詞で、常に大文字で表記される。
語用論ごようろん pragmatics 言語学の分野の1つで、言語表現によって表される文脈、比ゆ、ニュアンスなどを研究する。
孤立語こりつご an isolating language (analytic language) 膠着屈折といった特徴を持たず、語順などによって文法的関係を表す。中国語やチベット語がこれにあたるが、英語ももともとは屈折語でありながら、現代では孤立語の特徴を多く持っている。
コロン 「:」 a colon 説明参照
コンマ 「,」 a comma 説明参照