日本語のオノマトペの型
ここでは、最初のページでみた基本要素と付加要素を組み合わせることで、さまざまに展開する日本語のオノマトペのパターンについてまとめてみました。型 | 説明 |
異なる2つの文字を繰り返したもので、最も多いパターン。 例)「ずきずき」、「カタカタ」、「じろじろ」 |
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異なる2つの文字並べた後に小さな「ッ」をつけたもの。 例)「ずきっ」、「カタッ」、「じろっ」 |
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異なる2つの文字を並べた後に「ン」の音をつけたもの。 例「ずきん」、「カタン」 |
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異なる2つの文字を並べた後を伸ばして「ン」の音をつけたもの。 例「ずきーん」、「カターン」 |
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異なる2つの文字を並べた後に「リ」の音をつけたもの。 例「ずきり」、「カタリ」、「じろり」 |
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異なる2つの文字を並べた後を伸ばして「リ」の音をつけたもの。 例「ずきーり」、「カターリ」、「じろーり」 |
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異なる2つの文字の間に小さな「ッ」を入れ、最後に「ン」の音をつけたもの。 例「ずっきん」、「カッタン」 |
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異なる2つの文字の間小さな「ッ」を入れ、最後に「リ」の音をつけたもの。 例「ずっきり」、「カッタリ」 |
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異なる2つの文字を並べた後を伸ばす型。 例)「たらー」、「しらー」 |
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異なる2つの文字を並べた後を伸ばし小さな「ッ」を入れたもの。上の型を若干強調したもの。あるいは、上の例にくらべて引き締まった感じになる。 例)「たらーっ」、「しらーっ」 |
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1つの文字の後に小さな「ッ」を入れたもの。瞬間的だが強さのある状態を表す。 例)「はっ」、「かっ」、「きっ」 |
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1つの文字の後を伸ばした型。瞬間的ではなくしばらく続く感じがある。 例)「はー」、「じー」、「すー」 |
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1つの文字の後を伸ばし小さな「ッ」を入れたもの。上の型を若干強調したもの。 例)「はーっ」、「じーっ」、「すーっ」 |
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1つの文字の後に「ン」を入れたもの。 例)「カン」、「パン」、「ボン」 |
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1つの文字の後を伸ばし「ン」を入れたもの。上の型にくらべて音などが伸びている。 例)「カーン」、「パーン」、「ボーン」 |
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1つの文字を2回重ねた型。後に小さな「ッ」を入れることが多い。 例)「よよ」、「だだっ」、「ずずっ」 |
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1つの文字を2回重ねた後を伸ばし小さな「ッ」を入れたもの。上の型にくらべて時間が長い。 例)「だだーっ」、「ずずーっ」、「どどーっ」 |
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1つの文字を2回重ねた後に「ン」の音を入れたもの。 例)「だだん」、「ずずん」、「どどん」 |
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1つの文字を2回重ねた後を伸ばし「ン」の音を入れたもの。上の例にくらべて、音などが完全に伸びきって浸透していく印象がある。 例)「だだーん」、「ずずーん」、「どどーん」 |
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「チクタク」のように1つの文字だけを重ねた4つの文字からなるパターン。ABAB型と同様に、同じ音の繰り返しによるリズムや効果がある。 例)「チクタク」、「あくせく」、「てきぱき」 |
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音の似通った4つの異なる文字を組み合わせたもの。ABAB型と同様に、同じ音の繰り返しによるリズムや効果がある。 例)「がさごそ」、「あくせく」、「てきぱき」 |
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上のどのパターンにも該当しないもの。しかし、分解することでいずれかのパターンに当てはめることができる。 例)「すってんころりん」、「のんべりだらり」 |
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