Last update October 21, 2025
日本の食べ物~ところてん~
Tokoroten
ところてん
海藻を煮て溶かしたものを冷まして固めた食品
俳句の世界では、夏の季語にもなっている「ところてん」。ガラスのような涼しげな外観とひんやりとした喉ごしが心地よい「夏の定番」とも言えます。その起源は奈良時代(710~784)にさかのぼりますが、当時は、特権階級の人々しか食することができませんでしたが、江戸時代(1603~1867)になると、一般庶民の食べ物になっていきます。「ところてん」は一言で言えば、「寒天」をめん類のようにしたものだとも言えますが、製造工程は寒天よりもシンプルです。赤い海藻を溶けるまで煮込み、それを冷まして出来上がりです(凍結乾燥させる工程はありません)。後は、出来上がったものを「ところてん突き」と呼ばれる、小さな穴がたくさん開いた道具に入れて押すことで、ところてんが穴を通ってめん状になって出てきます。ところてんは冷やして食べますが、関東では、酢醤油と辛子、関西では、茶色のシロップをかけて食べるのが一般的です。

しょうゆと酢で食べるところてん。
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ガラスのような涼しげなところてん。
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しょうゆと酢で食べるところてん。

ガラスのような涼しげなところてん。
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