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なぜ「プレゼンテーション」は「ショー」なのか?言いかえれば、「なぜプレゼンテーションは、おもしろくなければいけないのか?」、「退屈であってはいけないのか?」ということになります。当然のことながら、ここでいう「おもしろい」とは、「おもしろおかしく」ということではなく、英語の 「おもしろいプレゼンテーションを」というようなことを言うと、「とんでもない、まじめにやれ」という人もいるかもしれません。「仕事」なんだから(あるいは、まじめな活動なんだから)「おもしろい」とか「退屈だ」とかいうようなレベルではない、必要なことをあたり前に伝えるだけだ――という考え方もあるでしょう。 確かにそれについては否定しませんが、それが、「仕事のプレゼンテーションなんだから退屈でもあたり前、しかたがない」というところにつながるのであれば、ちょっともったいない気がします。せっかくプレゼンテーションをするのであれば、できるだけ「楽しく、おもしろく」すればいいのではないかと思うわけです。どんな仕事や活動も、真剣にやればそれなりにおもしろいものであるはずです。 プレゼンテーションとは、自分のためだけの「覚書き」ではなく、そこには聴いてくれる相手がいます。わざわざ時間をとってそこに聴きにきてくれているわけですね。そのオーディエンスのためにも、できるだけ楽しんでいただけるプレゼンテーションを展開することは、相手の立場に立つことであり、「参加してよかった」、「ためになった」と思ってもらえることにもつながるかもしれません。それこそが、「サービス精神」、つまり「おもてなしの心」ではないかと思うのです。だから、「プレゼンテーション」は「ショー」であるべきなのです。 そのためには、まず自分の提案する内容に自信をもち、「おもしろさ」や「わくわく感」を感じてください。そして、それをどう他の人にも伝えればいいのか?を考えてプレゼンテーションを構築し、見せ方を考えることによって、相手にもきっと、その熱意やおもしろさを感じてもらえることでしょう。そして、それが、新しいビジネス(活動)への第一歩になるわけです。 |