Last update March 6, 2020

「さっぱり上達しない」という人のために (3)



上達のための3つのポイント (3)

さて、このページでは、上達の3つのポイントのうち2.についてみてみましょう。

英語を学習するにはそれなりの手段や道具が必要ですね。誰かに教えてもらうという方法もありますが、ここでは「独学」をテーマにしているので、英語教材または学習ツールということになります。

英語学習のツールを選び活用するうえでも大事なのが、「計画にもとづいて」選び活用するということです。つまり、「目標」にあわせたツールを選び、それにあわせた活用のしかたをすることになるわけです。言いかえれば、そのツールを使うことで、必ず目標が達成できるというものでなければ意味がないということです。

これはごくごくあたり前のことなんですが、「何もやらないよりはマシ」、「なんとなく学習」といった目標を定めないやり方をすることで、ついおろそかになってしまう点だとも言えます。

たとえば、「英会話をマスターしたい」というのに「TOEIC の問題集やってます」とか、「英単語暗記法」や「シェイクスピア全集」にチャレンジ!などという場合ですね。もちろん、まったく無関係だとは言いませんが、「会話」となると「口を使って話すこと」になるわけですから、「聞いて話す」訓練や「決まり文句」などを何度も練習して覚えることが必要なのです。

さらに、自分のレベルに合っているか、ライフスタイルに合っているかということも大事なポイントです。なるほどこのツールを使いこなせば目標を達成できそうだが、内容的に高度すぎるとか、逆に簡単すぎる、あるいは、毎日3時間くらいの学習時間が必要になるという場合がそうです。毎日無理なく続けられるということも1つの条件になるわけです。

以上のことをまとめてみると、次のようになります。

1.そのツール(教材)を使えばめざす目標が達成できるか?

2.そのツール(教材)は自分のレベル(英語・年齢など)に合っているか?

3.そのツール(教材)は自分のライフスタイル(経済的・時間的)に合っているか?

なお、このサイトでは、合わせて読みたい「英語独学のためのオリジナル教材」というコーナーもありますので、それも参考にしてみてください。

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