言いたいことを短い「キャッチフレーズ」感覚で表現してみようという「最大5ワードで話すタコ式英会話」のコーナーです。



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Last update January 2, 2019
 Case M009   2ブロック歩いた角にあります。すぐわかりますよ。

Walk two blocks.
It's at the corner.
You can't miss it!

ウォーク・トゥー・ブックス。ッツ・アッザ・ーナー。ユー・キャーント・ス・イット。
(赤字の部分は強く読みます。)

 Listen!  
(発音サンプル:読み上げソフトを利用したものです。)

 Words 

赤字の部分は単語のアクセント(強勢)のある箇所です。
英単語 発音の目安 意味
walk ウォーク 歩く(こと)
two トゥ 数字の2
blocks ックス ブロック、区画。block の複数形
it's ッツ それは~である。it is の省略形
at ット ~において、~で(場所)
the その。the は一度話題に出てきた単語や聞き手にもすぐわかる名詞につける定冠詞(ていかんし)で、「あれ、それ」の意味の that が変化してできた言葉
corner ーナー
you あなた、あなたたち
can't キャーント ~できない。can not の短縮形
miss 見失う
it ット それ(は)





 解説 

上の音声を聞きながら、強弱やイントネーションをまねて発音しましょう。読み上げソフトを利用したものなので、どことなく機械的な読み方になっていますが、そこは、たっぷりと感情や臨場感を込めて発音してみてください。

「トゥー・ブロックス」の「トゥー」は日本語の「ツー」にならないようにしましょう。さらに、「ブロックス」の「ブ」も日本語の「ブ」 (bu) にならないよう、[ b ] の音だけを発音するようにしましょう。[ b ] の音だけを発音するには、唇をぎゅっと結んでから、声を出しながらパッと唇を離すと自然な「バッ」という音が出ます。

ここの It's は相手が尋ねている場所を指しています。「イッツ」の「ツ」が日本語の「ツ」 (tsu) というふうに、「u」の音が入らないよう注意しましょう。この「ツ」の音は、[ t ] の音と「スイスイS」の音がくっついた音になります。[d]、[t] の発音のしかたを参照し、[ t ] の音を出しながら、「スイスイS」の [ s ] の音をいっしょに発音します。

At the corner の部分は、「アット・ザ・コーナー」と3つの単語を区切って発音するのではなく、「アッザ・コーナー」と一気に発音できるように練習しましょう。そのほうが英語のリズムに近くなりますし、「アット」の「ト」が日本語の「ト」 (to) になるのを防ぐこともできます。

最後の You can't miss it! は「見失うことができないほど、すぐにわかる」という意味で、道案内などでよく使われる決まり文句です。また、miss it の部分も「ミス・イット」と区切って発音するのではなく、「ミッスィト」というふうに一気に発音します。こうすることで、「ミス」の「ス」が日本語の「ス」 (su) になったり、「イット」の「ト」が日本語の「ト」 (to) になるのを防ぐことができます。

言葉がわかるわからないに関わらず、ジェスチャーは言葉を助けます。ジェスチャーを活用しながら、あくまでも相手に通じることをめざしましょう。また、相手が地図などを持っていればそれをいっしょに見たりして、指差してあげるのもわかりやすいでしょう。要は、道を教えてあげるというのは、小さなボランティアですから、サービス精神を働かせて相手にわかる工夫が大切です。


 発音レベルアップ 

ちょっとした発音のポイントを押さえるだけで、ぐんと英語らしくなります。それぞれの発音のポイントの説明は「発音なんてタコ」のコーナーをご覧ください。

タコぐち 「ウォーク」の「ウォ」がこの発音になります。
ベロタッチ 「ブロックス」の「ロ」がこの発音になります。
ベロばさみ 冠詞の「ザ」がこの発音の声出しパターンになります。
スイスイS 「ミス」の「ス」がこの音の息だけパターンになります。

 その他、「ウォーク」の「ク」、「ブロックス」の「ク」も、日本語の「ク」 (ku) にならないよう、[ k ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [g]、[k] の発音のしかたを参照ください。
 その他、「アット」、「キャーント」、「イット」の「ト」は、日本語の「ト」 (to) にならないよう、[ t ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [d]、[t] の発音のしかたを参照ください。
 同様に、「ブロックス」の「ス」、「ミス」の「ス」も日本語の「ス」(su) ではなく、「スイスイS」の息だけパターンである [ s ] の音だけを出すようにしましょう。